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ワールドツアー 回想録#1「ビアケス/プエルトリコ」その2

World Lifeな生活
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その1はこちらから
https://worldlife.jp/archives/1508


アメリカから4時間。荷物が出てこないおかげで、空港で数 時間待ち、少しドキドキしながらついたフェリー乗り場。そ こからさらに時間をかけて向かったビアケス。

その時乗った船は、平たい、とても大きな板のような船。人や車、食べ物などの食料 品を一緒に運ぶ船。


当時日本でもあまり船に乗ったことがない私は、全部一緒に載せてしまっても沈まないの…?なんて思いながら乗船。

船に乗っている人は各国様々だけど、アジア人はどうやら私 一人みたい。プエルトリコは、1898年にアメリカへ壌土さ れ、いろいろな内紛等ありながらも、そのままアメリカ合衆国にはいったそうで、当時はまだ観光地としても有名じゃな く、そこまで人も混んでなかったと思います。

車に荷物にお客さん、たくさんの積荷を積んだフェリーは、 見た目に反してとても早い。ズンズン海をかき分けて進むフェリーは、45分ほどでこじんまりとした落ち着いた島へ。

このお仕事の際、リゾートアイランドと聞いていたので、少し拍子抜けした私ですが、それでもこのこじんまりした島の 雰囲気はとても大好き。



普段は少し忙しないニューヨークなので、逆の環境でとてもまったり出来そう。

この演奏の仕事は、リゾートホテルの ジャズシンガーのピアニストとして行ったのですが、実は米軍の軍事基地としても有名な島だったんです。なのでアメリカ人が多くて、普通に英語が使えたんです。

ビアケスに来るまでは、英語が通じないってこともあっ て、タクシーの中でもドキドキでした。言葉が通じるって、 一つの安心に繋がるんだなと思いながら、宿泊場所へ。
最初のステイ先は島一番の山の上の豪邸。豪邸ってイメージしてもらえれば、その通りのまさに豪邸。どれくらい の敷地があるんだろう…とぼんやり思いながらの宿泊でした。

そんな豪邸、ちょっとびっくりしたことがありました。何も 遮るものがない屋上に、シャワーがあるんです。本当に何も 遮るものがない屋上なので、普通は絶対ありえないですよね。

でもこの豪邸は山の上に建ってるので、周りに何も遮るもの がなくても誰かに見られることがないんです。早朝の朝日を文字通り浴びながら、山の頂上で浴びるシャワーは本当に素 晴らしい体験でした。

真っ青な空の下、街並みの先にはキラキラ輝く蒼い海。あの風景はきっと忘れない。
そんなビアケスでは、仕事以外にも初めての体験を色々とさせて頂きました。アジア人と言うのも当時は珍しかったのかもしれません。



地元の漁師さん達に釣りに連れて行ってもらった時は、大きな見たこともない魚がどんどんかかるので、驚きました。本当に色とりどりで、日本では絶対に見ないような色の魚が、 本当に入れ食い状態でかかるんです。赤に青に虹色に光るお 魚まで。それが竿を入れた瞬間に次から次にかかるんです。



日本にいる釣りをされる方に聞くと、そんな状況は釣りをする人なら一度は憧れる体験と。さすがカリブ海。まさに海の宝庫とはこのことなんだなと、当時を振り返り思います。

フィッシングを終えた後、今度は ココナッツウォーターを飲ませて もらいました。



知ってますか?
実はココナッツって、とっても硬 いんです。それも、車のフロントガラスを割るくらい…。中にたっぷりと果汁が入ったものになると、重さは4kgくらい になるんです。

ハワイにはココナッツに注意って看板があるとか…^^;

そんなちょっと危険(?)なココナッツ、ここプエルトリコでも頂きました。採ってきたばかりのココナッツ、頭の方を削って、穴を開けてそこにストローを刺して、そのままココナッツの中の水をいただくんです。ココナッツを飲んだのは 初めてだったのですが、すごく感激。甘くて、冷たくて、フ ルーツ感もたっぷりあって…。1日の疲れが吹っ飛びます。



2軒目のステイ先は、1軒目の豪邸とは変わって小さなアパー ト。けど、すぐダウンタウンに出歩いていけるのでこれはちょっと楽しかった。

小さなアパートだったんですが、 すぐそばにオーシャンビューの屋外バー。

そこで飲んだのは絶品のピニャコラーダ。この島で初めてこのカクテルを覚えました。ラムをベースに、パイナップル ジュースとココナッツミルクを砕いた氷と一緒にシェイクするカクテルなんですが、スペイン語で「うらごししたパイ ナップル」なんて名前通り凄く美味しい!

プエルトリコなんかのカリブ海の海を背景にすると、とても絵になるんです。それにすぐ、めちゃめちゃハッピーになれる(笑)。



お食事で美味しかったのは、ライス&ビーンズ。日本のご飯よりはちょっと硬いのですが、そこに、赤いんげん豆(レッドキドニービーンズ)ふうのソースをかけて食べるのがラテンアメリカの常食だそうで、これはやみつきになりました。

何度か食べているうちに、ご飯には シーズニングがしてあったり、黒い豆 や、ちょっと白っぽい豆のもありまし た。いろいろ食べ比べてもおいしかった。

また、シーフードを楽しみに出かけたのですが、これもアウトドアの素敵なカフェやレストランが何軒もあって、私はも ともと外でピクニックするのが大好きなタチなので、十分エンジョイしました。

海外にお仕事や旅行で行くと、やっぱりその土地ならではの食べ物や飲み物が楽しみになりますよね。それも一つの海外 の醍醐味なのかしら。もちろん私もとっても楽しかった。

最後のステイ先は、海辺の見事なオーシャンフロントのホテルの部屋。ちょうど予約が入ってないから、入るまでだけ ど、と言うオーナー(アマチュアのトランペッター)さんの好意で、結局最後まで借りることができて、リゾート気分も ちょっと味わうことができました。

何といっても、この部屋って天国かも、と思った理由は実は網戸がついてるから…(笑)オーシャンフロントも、オー ナーがとっても優しいのも気に入ったのですが、何より網戸 (笑)

特に南米やカリブ海周辺に行かれたらわかってもらえると思いますが、とにかく蚊が多い。しかも蚊を媒介にしたデング 熱などの感染症もあるので、海がどれだけ綺麗で波の音を聴きたくても、窓を開けっぱなしで寝るってことが出来なかっ たんです。

行かれる際は是非、宿泊するところに網戸があるかを要チェック。

ですがその時宿泊したところは網戸があったので、寝ても覚 めても波の音がざぶんざぶんとうるさい位聞こえて、ビーチ が大好きな私にとって、至福のひととき。

フィッシングにココナッツにピニャコラーダだけではなく、 もちろんちゃんと仕事もしてました(笑)

  

滞在は1ヵ月間だったのですが、音楽を通してずいぶんいろ んな人たちと知り合いになりました。もちろん演奏中は、多くの方々にとっても喜んでもらえて、とても嬉しかった。

この島までプロのミュージシャ ンが中々来ないそうで、地元の アマチュア演奏家の方達とセッ ションをしたり、ご飯に呼んで いただいたり、島内を案内して もらったり、海のすぐ傍にある バーに連れて行ってくれたり、 とっても貴重な体験でした。



音楽を続ける中で、こうして音楽を通してたくさんの方と知 り合いになれるってのが、やっぱり一番貴重。共通の趣味を持つと友達になりやすいってのはあると思いますが、特に音楽は、言葉が分からなくても、共通言語のように楽しめる。

クラシック音楽なんかは、事前に曲が決めてあって、その曲 を練習しますが、ジャズは知らない人とも演奏することがあ ります。

それもあってジャズなんかは、本当に色んな国の人とすぐ友達になりやすい。プロだろうがアマチュアだろうが、そこにあるのは、ただひたすらに、音楽が好きと言う情熱だけ。

私がクラシックや色んな音楽をやっても、やっぱりジャズが 一番好きなのは、やっぱりこの熱が好きなのかもしれない な…と最近改めて思います。

そんなジャズを通して、たくさんの方と出会い、島を後にする時、船着き場にたくさんの人たちが見送りに出てくれました。

行くときはスーツケースが出てこなかったり、飛行機に乗り遅れたり、言葉が通じなくてドキドキしましたが、終わりよければ全てよし。

本当に素晴らしい思い出となったカリブ海プエルトリコの、 ビアケス島でのお仕事でした。改めて、音楽って素晴らしい。


実はこの話、後日談があります。数年前、ミッドタウンの ジャパニーズ居酒屋さんで飲んでいた時のことです。

隣テーブルに同い年ぐらいの女性2人連れに日本語のおつまみのことを聞かれ、そのきっかけで話し始めたのですが、、 なんとビアケス島からのアメリカ人の観光客。

すごく昔になるけど、私実は演奏で行ったことがあるって話して、私が最後に泊まっていたホテルの名前を言ったら、そこのオーナーさんのこともよく知ってて。
It’s a Small World! なんて世界は狭いんだろう!

しかも実はその方たち、私の演奏見に来ていたはずだって言うんです。20年近く前の話なのに、覚えてくださっていて。 一瞬一瞬の音楽、でもその思い出はずっと残る。

本当にびっくりです。

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