新しくオープンした【World Life】とは?
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サングラスとチキン&ライス

World Lifeな生活
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英語を指導していた頃、
毎年、中学生や高校生たち希望者10名くらいを連れて
「アメリカ研修ツアー」というものを行っていました。

生徒たちは、当時私の働いていた学校の姉妹校があるサンディエゴで
1週間ほどホームステイをしながら現地の語学学校へ通います。
そして、残りの1週間は私と一緒に様々な場所へ旅行する、というもの。

サンディエゴまで生徒を連れていき、ホストファミリーに無事引き渡すと、
私は1週間フリー!

いつもロサンゼルスへ戻って、私自身が留学時代に過ごしたホストファミリーの家で、
昔と変わらない生活を1週間ほどしていました。

TUTUの愛称で呼ばれていた私のホストマザー。
その意味は、ハワイ語で「おばあちゃん」だそう。

そのTUTUに、「この日にLos Angelesに帰るよ。」と伝えると、
必ずこのような会話になるのです。

“Cozy, what do you want for dinner? Same again?”(コージー、夕食は何がいい?また同じもの?)

“Of course, Chicken & Casserole!”(もちろん、チキンライスキャセロール!)

昔と変わらない電話での会話です。

チキンライスキャセロールとは、数多いTUTUの手料理の中で、私が一番好きなもの。



鶏肉、ライス、セロリ、玉ねぎ、ウォーターチェスナッツなどをチキンクリームと混ぜ、
上にバラバラに砕いたポテトチップスを乗せ、オーブンで焼いたもの。
ちょっとドリアに近い感じです。

TUTUから “Same again?”と言われるほど、
私はこれが本当に好きで、いつもお願いしていました。

私は、留学から帰った直後に母を亡くしてしまいましたので、
TUTUは本当に自分のお母さんのような感じ。
この家は、「すっかりおじさんになった自分」が
唯一「こどもに帰れる場所」なのです。

社会人になって、もうかなりの年数が経っているにも関わらず、
学生時代と同じような生活が1週間もできるなんて、
もう心はウキウキです(笑)

もちろん、生徒たちが通っている学校やホストファミリーとの連絡は毎日し、
緊急事態等はすぐに対応するのですが、特に何もなければ基本的にはフリーです。

さて、この一週間は何をしようかな?

「久しぶりにあそこに行こうかな?」「いや、ビーチかな?」
なんて思いつつ、鏡を見たらすごい日焼け。

毎年3月~4月の2週間ほどアメリカに行っていたのですが、
ロサンゼルスの日差しは日本とは比べ物にならないくらいキツイです。

そんな日差しなのですぐに日焼けするし、目にも良くない!
ということで「サングラスを買おう!」と思いたち、
うちの家の近くにある大きなショッピングモールへ行くことに。

このショッピングモールは、縦に1キロくらいはあるモール。
学生時代に友人とよく行っていた懐かしい場所なのです。

CINNABONという店から香ってくるシナモンの香りが、
「ああ、アメリカのモールにいる!」という気持ちにしてくれます。

あ、このCINNABON、現在は関東や九州を中心に11店舗ほど日本展開しています。
アメリカの味を体験できるかもしれませんよ。

と、話を戻して…

よく考えてみると(いや、考えなくてもそうなのですが)、
この時、私はアメリカには仕事で来ていたんですよね。

長年住んでいたホストファミリーの家から、
いつもよく来ていたショッピングモールへ来て、
あの頃のような生活をしている自分…

シナモンの香りが「留学生の頃の自分」にタイムスリップさせ、
ちょっと勘違いしそうになりました(笑)

さあ、目的はサングラス!と突き進んで、
全米展開しているとある眼鏡屋さんに入ります。

店員さんといろいろと話しながら
お気に入りのサングラスを選びました。

「このサングラスかっけぇな。」

と店員さんに、

“OK. I’ll take them!”(じゃあ、これにします!)
と言いかけたときに気づいてしまったのです。

昔とは違う自分のあることに!

それは、

眼鏡。

昔は、「自分が眼鏡をすることはないだろう」というくらい目が良かったのですが
日本に帰って来てからどんどん視力が落ちて、今では眼鏡かコンタクトナシの生活はできません。

「あ、昔は目が良かったんだ…。
ということは、サングラスは『度入り』が必要じゃん。」


それを店員さんに伝えると、

“Do you have your prescriptions? (処方箋はある?)”と店員さん。

日本では、眼鏡やサングラスを作る際、特に処方箋はいりませんが、
アメリカでは絶対に必要になってきます。

“No, I don’t. Do I need to go see a doctor?” (いいえ、医者に行かなくちゃだめですか?)

と聞くと、

「大丈夫。ほら!」

と店員さんが指さした店の奥には、なんと眼科があるではありませんか!

そうなんです。
アメリカの眼鏡屋さんの多くは、眼科医がいたり検眼士がいたりと、眼科のオフィスが併設してあるのです。

普段は予約が必要だそうなのですが、
今日は平日で空いていたからでしょうか。

「あそこで目の検査をして処方箋を出してもらえば、今日中に度付きのサングラスにできるよ。」と。

なるほど!そういうことね。

視力検査は英語では、”eye exam (examination)”や “eye test”といいます。
日本では、”exam”や “test”というと「試験」というイメージが強い印象ですが、
こういう「検査」としても使うんですね。

ちなみに “eye test”というと、単に視力測定のような感じ。
“eye exam”は、視力を含んだ、さまざまな検査の意味合いが強いです。

さて、眼科を促された私は、

「じゃあ、そうするか!」と、人生初のアメリカで眼科へGo!

黒人のやさしいおばさま看護師の方から問診票を渡され、記入する。

基本的には、名前・住所や、過去にした病気、服用している薬などの情報を書きます。
そして、促されるまま眼圧検査や視力検査。

出てきた男性の先生は、日本人の名前で、顔も日本人。


※1


「お!日本語でいけるかな。」と思ったのも束の間

日系4世ということで、英語のみということでした。

残念…
目に関する英語なんてわかるかな?と不安に思いましたが
わかりにくい場合は聞き返したり、「こういうことですか?」と
繰り返してたら、まあ大丈夫!

「眼底検査もしますか?」とのことで追加検査もお願いしました。

しかしこれがびっくり!

瞳孔をひらく目薬をさされ、光をあてて検査されたのですが、
まあ、眩しいのなんの!
瞳孔が開くとこんなに眩しいのね(笑)

全体で約40分くらい検査したでしょうか。

特に問題はなかったのですが、それから数時間はよく目が見えない。
歪んだすりガラスが目に入った感じ。

先生から、「目に関して何か不都合や心配は事ない?」と聞かれたのですが、

いや、ありますよ。
だってぼやけてるんですもの。

だから、「前がよく見えないのが心配。」と言ったら、

「あはは、それは今、検査のための点眼をしたからね。当然だよ。すぐによくなるよ。あはは。」

いや、あはは!じゃないよ。

まったくもう…。

そんな感じで笑われながら、「まあ、先生が大丈夫って言うならいいか!」と、
光とぼんやり見える景色だけを頼りに眼科から出ると、

「じゃあ、1~2時間でサングラスができるので、ショッピングでもして待ってて。」と店員さん。

「は~い。」と店を後にしたものの、視界はやっぱりぼんやり。

展示してある商品を手に取っても、値段がわからない。
何もかもぼんやりで、ピントが合わないのです。

日本でこの目薬を経験したことはないのですが、
日本でもこんなぼんやりの視界のまま外に出されるのでしょうか?
やっぱりこれはアメリカ式?

「あはは!当然だよ。」
で済む話?

とりあえず、あまりよく前が見えないので、
どこかに座って待機。

時間が経ち、そろそろかな?と店に向かうと、出来てました!
私の超カッコいいサングラス!

“You look great!” なんておだてられながら店を後にしたコージー。

帰宅するとすぐにTUTUに自慢したのは言うまでもありません。

TUTU曰く、
「昔はあのショッピングモールで100ドルくらいのジャケットを買うだけでも
家に電話がかかって来てたのにね。コージーも大人になったのねぇ。」

そうなんです。
アメリカでは、大きな金額のものを「未成年」と思われるような人が購入する場合、
自宅に確認の電話をかけられたりするのです。

そんな思いで話をしながら食べる、TUTUの “Chicken & Rice Casserole”は、
ちょっとだけ大人の味がしたのでした。

さて、もしもアメリカで眼科に行かれる場合、
アメリカは医療費がとーっても高いので、
ご自分の保険が「眼科適用かどうか」、確認してから行ってくださいね。
だいたい目の検査で、150ドル~200ドル程度かかります。

そういう私は…サングラスを買ったウキウキと、
初眼科で受けた衝撃的な目薬のせいで、
自分が保険適用だったのか覚えていません…。
でも、驚くほど高かった記憶はないので、
多分保険が使えたと思います(汗)
覚えてないのかよ!というツッコミは受け付けません(笑)


※1
先生はこんな感じの日系人。
実はこの写真の人物は
現在、アメリカで眼科医をしている
Dr. Victor Seino。
私の30年来の友人です。

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