【World Life】とは?
スポンサーリンク

日本人的なお悔やみは伝わらない?

World Lifeな生活
この記事は約6分で読めます。

Hey!guys.
月曜日のSwatchです。

日本人の喜怒哀楽の表現は、小説の世界では、表現が豊かですが、日常生活ではあまり豊かではありません。特に、不幸があった場合の表現は、微妙です。友人から大切な家族の死を告げられた時に、咄嗟に言葉にならず、困った顔をしたり、悲しい顔したりをすることはあります。

また、「それは、、、、」と口ごもったり、「そうだったんですね」と反応はしても、自分の気持ちを伝えない場合が多いです。そのような日本人的な対応は、アメリカ人にとっては、少し冷たい感じがします。そのような態度は、相手を少し残念な気持ちにさせてしまうかもしれません。

Swtachが沖縄勤務を終え、東京に戻ったころ、非常に懇意にしていたアメリカ人の女性通訳が若くして亡くなりました。沖縄でお葬式が行われ、彼女のボスであった米海兵隊のトップであった元将軍も参列されていました。参列者のほとんどが日本人である中、アメリカ人の元将軍は、“Condolences!”(お悔やみ申し上げます)としきりにつぶやいていたのです。

<“My condolences!”お悔やみ申し上げます>

米海兵隊の元将軍は、日本人の参列者の中にいて、しきりに“Condolences!”とつぶやいている。Swatchは、葬儀の場で将軍の通訳も兼ねていたので、隣に位置して耳をそばだてて、聞いていた。

日本人の参列者は、喪主の前で「この度は、お悔やみ申し上げます」と低くつぶやくのだが、そのタイミングに合わせて、将軍も“Condolences!”とつぶやくのだった。

喪主への挨拶が済むと、日本人の参列者は、喪主から少し離れたところで、押し黙って式の進行を待っています。神妙な顔で、時々、参列者同士、目を合わせたりしています。言葉を交わすわけでもなく、その場で静かに待っています。

喪主のわきに控えて、日本人の参列者がお悔やみの言葉を喪主に話しかける都度、将軍は“Condolences!”を繰り返します。

当時、Swatchは、将軍が“Condolences!”を繰り返すことを不思議に思っていました。
後年、アメリカ人の友人の葬式に参加したときに、気が付いたのです。

アメリカ人の葬儀では、故人への悲しみを、如何に参列者と分かち合うか、ということが非常に大切だったのです。それがアメリカ人の慣習だと認識したのです。

日本人のように悲しい表情で、押し黙って悲しみに耐えているのではなく、故人の名前を口にし、思い出を語り、生前いかに楽しい時間を一緒に過ごしたかを話す。それがアメリカ流です。

その会話の中で、現在の自分の気持ちである“Condolences!”(友人の死を悼む気持ち)を何回もつぶやくのです。

将軍が、日本人の参列者に合わせて、“condolences”を口にしていたのは、まさしくアメリカの文化であり、風習であったのです。

アメリカ人の葬儀では、“Condolences!”をつぶやきましょう。最初にそのように挨拶にし、参列者と故人との思い出をシェアーして、故人を思い出しましょう。

<I’m sorry to hear that!(ご不幸を知り、残念思っています>

友人から、家族や愛しい人の死について告げられた時には、“I’m sorry to hear that!”で、自分の気持ちを伝えましょう。

押し黙ったり、単に残念な顔をするだけでは不十分です。あなたの気持ちは、アメリカ人は伝わりません。ストレートに自分の気持ちを表現することがアメリア流のコミュニケーションです。

積極的に個人との関係を話し、思いで話を話題にしましょう。日本人の葬儀のように、皆、おなじ言葉で「ご愁傷さまでございます」と言って、押し黙ってしまうのは場にそぐわない行為です。

“I’m sorry!”(残念です。お悔やみ申し上げます)という短いフレーズも良い表現です。あなたの悲しみの気持ちをしっかりと表現してくれます。参列者と自分の悲しみを分かち合いましょう。

喪主や家族に対しては、“I’m sorry”の後に、”mate”(友よ)や親しければ名をつけて表現すれば、相手への気遣いを表現できます。

“I’m sorry, mate”(友よ、お悔やみ申し上げます)、“I’m sorry Jack”(ジャック、お悔やみ申し上げます)といった感じで、話しかけましょう。

友人や知人を慰める表現としては、“I hope you’re doing OK”(大丈夫ですか)と気遣うのも良いでね。

<“I’m sorry for your loss!”(お悔やみ申し上げます)>

お悔やみの気持ちは、葬儀に参列したときだけでなく、友人やその家族に対して、いつでも伝えることができます。

対面して弔意を伝えたい時には、

“I’m so sorry for your loss”

が、適切な表現です。

“I’m so sorry for your loss”は、日本語の表現では、「お悔やみ申し上げます」となりますが、“for your loss”で「あなたが喪失してしまったことに対して」という故人の死を意味します。

その悲しみに対しての気持ちとして、“I’m so sorry”「非常に残念に思う」と死を悼むのです。
少しゆっくり目に、話すと気持ちが良く伝わると思います。

自分から友人の家族などの訃報に触れたい場合は、“I hear about your father”(あなたの父親のことを聞きました)と、亡くなったことを直接口にすることなく問いかけることもあります。

<自分が喪主や、身近な人が亡くなった場合の御返しの言葉>

自分が喪主になったり、身近な人が亡くなったりした場合、弔意に対してのお礼の言葉は大切です。
日本語では、なかなか思いつかないものです。

“Thank you , it means a lot”
(ありがとうございます。お心遣い痛み入ります)

は、あなたの相手に気持ちが伝わります。

少し時がたち、故人のことが話題になって、再度相手に対してお礼を述べるときには、

“Thank you for your support during the difficult time”
(その節は、大変お世話になりました)

が大変だった時に助けてもらったという気持ちが伝わります。

最近では、愛犬や愛猫などペットが亡くなった時に、葬儀をする家庭も増えています。

そんな時には、“I’m sorry, he was a good dog”と言います。愛犬のことを“He was a good dog”と表現するだけで、ペットを失った飼い主の気持ちに同情を訴えることができます。

今回は、弔意を表すフレーズを紹介しました。それらの表現を口にして、葬儀の参列者とコミュニケーションをとることがポイントです。

葬儀の場で押し黙って、時の流れに身を任せるのは日本人的な態度だと認識してください。故人を思い出すと同時に、言葉にして伝えることが大切です。

タイトルとURLをコピーしました