Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、海外に住んで分かる、日本人が凄い理由。
今回は「電車の正確さ」についてお話しします。
これはもうね、世界の人たちが絶賛しております。
まず時間に正確。
下手したら山手線なんて、来る時は1分ごとくらいに来るんですけど、開いても5分かな。
それで、何か遅れて「3分遅れました」とか言って、謝罪してたりするんですよね。
「ドア挟まりました」とか、そんなことで「申し訳ありません」って。
海外の人からすると、わけわかんないです(笑)
海外だと、電車が3分遅れるとか当たり前ですからね。
下手したら1時間、2時間遅れる、もう最悪、来ないとかありますからね。
待ってても、キャンセルとか、本当にあり得ないことが普通に起こります。
飛行機でさえいい加減ですからね、向こうは。
本当に平気でキャンセルするし、翌日まで空港で待たなきゃいけないとか。
最終便取ってたらキャンセルされて、他に振り分けられない、みたいな感じで乗れないとか。
あとは、ケニアに行ったとき、寝台列車に乗って、ナイロビて町からモンバサってとこ行ったんですけど、3時間ぐらい遅れましたね。
もう電車来ないのか?と思いました。
「電車来ないの?」って言ったら、「いや、遅れてます」みたいな。
1、2時間待っても来ないから「これキャンセルですかね?」って聞いたら、
「いや、来るよ」って。よくわからない(笑)
「来るよ」って言って、3時間遅れてきましたけどね。
「はぁ?」って言ったら、「普通だし」みたいな。
イギリスの電車も、イギリス人から聞くと、もういい加減らしいですね。
僕が行ったときはそうでもなかったんですけど、
イギリス人が言うから、長く住んでるといろいろあるんでしょうね。
あと、日本だと停車位置とかも、きっちりしてますよね。
人が並んでるのを海外の人がみて、「これ何?」って聞かれて「ここにドアが来るんだよ」って言ったら、「はぁ?どういうこと?」って。
でも本当にそこにドアが来るんで、もうびっくりたまげてました(笑)
この正確さ。
これは日本人の、やはり癖というか、時間に正確であるというのと、几帳面ですからね。
あと鉄道っていうのが、海外に比べて、まあこう言っちゃうんですけど、神格化されてるというか。
日本人って、そういう乗り物に魂を吹き込むんですよね。
だから、すごい綺麗に磨いたり、一番びっくりするのは、日本人ってエンジンの中も綺麗にしたいんですよ。だから蒸気機関とかも磨いたりして、ピカピカにしたりするので、また海外は驚くと。
で、そのピカピカにしたものを動かすわけですから、お客様を乗せて、当然ですけど、時間に正確であるとか、止める位置がどうだとか、なるべく揺れないようにしようとか。
そういう、やはり優しさ、心遣いからそうなるわけですね。
海外行くとですね、ギリシャなんか行ったとき、電車乗るんですけど、ドアが閉まる時に、日本みたいに「ビー」とか「ブー」とか鳴らずに、いきなりブン!って閉まりますからね。それもすごい勢いで閉まるんです。
例えば家族で乗ってて、何時に出るかもよくわかんなくて、一応ざっくりした時間はあるんですけど、全然守ってなくて、止まってるから乗ったら、何も鳴らずにバシャッ!って閉まって動き出すと。
あれ、子どもを先に乗せて、「お母さん早く!」なんて言ったら、バシャッ!って閉まって、そのまま行ってしまう・・・、みたいなこと、たぶん普通にあると思います。
だからギリシャの人は一緒に乗るんでしょうけど、前後して乗ったら危ないですね、あれね。
もうちょっとお客さんのことを考えてないというか、言われたままに動くだけ。
ロシアなんかでも、空港に行くためのリムジンなんですが、空港から来るときは、バス停みたいなとこで降ろされて、そこからホテルまで歩いて3〜4分かかると。
でも翌日空港に行く時に、ホテルの人が「今日はお客様多いので、リムジンバスはホテルの前に迎えに来ます」って、ホテルの前で待ってくれって言うんですけど、私はなんか嫌な予感がしてね。
なんで昨日はバス停で降ろしたのに、今日はホテルの前なの?そんな機転がきく国じゃないでしょ。絶対バス停に来るって直感で思ったんです。
どうせホテルの前を通ってバス停なんで、バス停まで歩いて、荷物ガラガラ引っ張って、バス停で待ってたんです。
そしたら、そのバス、ホテルの前を止まらずに!バス停の方にシュッと来て、私たち乗せて空港に出発したんですね。
私、運転手に言ったんですよ。
「ホテルの前で待てって言われたから、ほとんどの人、ホテルの前で待ってますよ」って。
そしたら「いや、俺は知らん」「そんなの聞いてない」って言ってました。
まあ、それはそうでしょうね。バス会社とホテル、関係ないんで。
日本みたいなところだったら、ホテルが特別に契約して、電話して、「人数が多いから寄ってくれる?」みたいなの、あると思いますけど。
ロシアみたいなところで、社会主義、当時共産主義が崩壊してすぐの時代ですから、「人のためにサービスする」みたいな発想がないんですよ。
ウェイター、ウェイトレスもものすごい不愛想でぶっきらぼうで、皿投げていきますから。
本当に、サービスっていう概念がないんですね、当時は。
今はだいぶ良くなってるみたいですけど。
そんなとこが、わざわざホテル回り込むなんて、絶対ないと思ったんで、バス停行ったら、やっぱりバス停に来て、数十人残されて・・・(笑)
飛行機乗れなかったと思いますよ。慌ててタクシーを手配しても、そんなすぐ来ない国なんでね。どうなったかわかりませんが。
まあ本当に、日本はちゃんとしてますよ。
話戻りますけど。
すべてちゃんとしてる。
これは本当に、本人の優しさ、愛から来てますね。
というわけで、日本人の素晴らしいところ。
電車がすごいということで。
電車に限らず、日本の交通機関すべてです。
そういうところで働いていらっしゃる皆さん、本当に尊敬いたします。
私の祖父も、それからおじたちも、当時国鉄(今のJR)です。
別に自分の親戚を持ち上げるわけではありませんが、本当にちゃんとしてますよね。
はい、それではまた次回。
See you next time.
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから