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How are you?って古いの?

World Lifeな生活
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お皆様! Swatchです。How are you doing? ご機嫌いかがでしょうか。
このフレーズは,私が執筆する英語会話の原稿の冒頭あいさつで30年近く使っています。

実は,このフレーズすごく便利なんです。How are you? は,おそらく日本人なら誰でも知っている英語のフレーズですが,日常的には,あまり使いません。

ーーえ! そうなんですか?

中学校の教科書に,今でも載っている最初の会話は,

How are you? I’m fine, thank you.でした。

初めての英語の授業で,生徒は懸命に暗記します。英語の授業もこの挨拶から始まります。

Good morning, Mr.Haruta 「春田先生,おはようございます」.
Good morning, everybody. How are you?「皆さん,おはようございます。お元気ですか」
I’m fine, thank you. And you?「元気です。ありがとう。あなたはどうですか」

日本語でわかるように,この表現は,相手の健康状態を聞いています。生徒と先生の関係で,個々の健康状態「元気ですか」と聞いています。これ,英語の最初の授業で刷り込まれました。

では,こんな感じの会話はどうでしょうか?
「こんにちは,山下さん,健康状態はいかがですか」
「ども。健康状態はOKです。ありがとうございます」
ぎこちないというか,二人は本当に相手の「健康状態」について知りたがっているのでしょうか。
違いますよね。ただ,あいさつ程度に言葉を交わしたいだけだと思います。

 

私の前職の防衛関係者は,朝礼のときに,「健康状態異常なし!」と報告する義務がありました。それだと納得できますが,皆さんは「健康状態異常なし!」と口にしたことはないと思います。

ですが,中学校の英語の最初の授業では,「元気であるか」,つまり健康状態を聞くという設定に限定されます。日本の英語教育の一つの「ずれ」なんです。

教室での教師と生徒との間の英語のフレーズを,大人が会話の中で使うと,少し違和感があります。それもこの一連のフレーズは,ペラペラと口をついて出てきます。練習の成果です。笑

外国人にそう話しかけても,”I’m fine, thank you!” とは,応えてくれません。相手の反応は,“Oh!”とか,貴方の顔を見つめるとかです。そういった経験はありませんか?思い出してみると面白いです。

外国人,とくにアメリカ人が〝Oh!” 「おっ!」と反応するのは,実は二つのことが想像できます。(あくまでも私の想像です)まず,「お,君は,英語はなせるのか」です。

 

考えてみてください。少なくとも3年間,”How are you! I’m fine, thank you. And you?”を,毎日のように練習しました。大人になった今,たどたどしく言えますか ?ここはペラペラですよね!

アメリカ人には,しっかりとした英語に聞こえます。どうしてこれらのフレーズは,ペラペラと話せるのでしょうか。

まず,暗記している。よどみなくフレーズが口をついて出る。英語が話せるような自信がある。笑顔で対応している。これって語学学習では,黄金法則なのです!

私たちは,中学校の最初の授業で,英語の挨拶を習います。礼儀を重んじる日本人ならではの教科書の編集です。そして,英語の教授の仕方が,いわゆるダイレクトメッソッドなのです!

 

簡単に言えば,英語を英語で教えるという方法です。とにかく,最初の英語の授業だけは,英語をそのまま覚えることを強制されます。How are you?がなぜ「元気ですか」になるのか説明しません。

意味を考えるというより,これは挨拶だから,英語を暗記しなさいと指示され,生徒は懸命に覚えます。「How are you ! = お元気ですか」と脳みそに刷り込みます。

その結果,暗記した3つのフレーズをすらすらとよどみなく,笑顔で話します。
それを聞いた外国人は,とくにアメリカ人は,「英語話せるじゃん」と思います。

でも,いきなり真面目に相手の健康状態を聞いてくる日本人って,何?と少々いぶかしくなります。そして,私たちの顔をじっと見つめるのです。そして,アメリカ人は,”OK!”とこたえます。

<I’m fine!じゃないの?>

その瞬間,日本人にとって,実は大変なことが起こるのです。アメリカ人が言った表現が,今まで習ったこと,いや聞いたことがない ”OK!” だったのです。

“OK”と挨拶がかえってきた瞬間,私は,「え!fineじゃないの?」と戸惑いました。OKってどういこと?どういう意味?と混乱します。

多くの日本人は,大人になって,初めてアメリカ人と会話をしたとき,ここでパニックになります。これがトラウマになってしまう人がすごく多いのです。

それでは,OKとはどういう意味でしょう。なんとなく「オーケー」は,同意をするときに使う言葉だとおもっていませんか。「これ明日までにやっておいてくれる」,「オーケー」(分かりました)という感じです。

ですから,アメリカ人に”OK!”と返事をされたら,何を「同意すればいいんだろう」と思ってしまいます。実際には,日常会話でのOK!は,志村ケンの「大丈夫だあ」という感じで使われています。

さあ,思い出してください。Good morning, How are you? thank you を日本語で,「良い+朝,貴方の体の状態はいかほどのものかとか,ありがとう」と日本語に直しましたか。

少年少女たちは,朝は,goood morning, お昼過ぎはgood after noonと挨拶すると説明を受けました。How are youについては,「お元気ですか」と訳だけを教えられたかもしれません。

今も,”How are you?”は,「元気ですか」と覚えているはずです。そして次にくるフレーズは,”I’m fine”でなければならない。つまり,「健康状態異常なし」でなければならない。軍隊か?!笑 

そんなことないですよね。こうやって日本語で考えていけば,不自然なことがわかります。皆さんが,日本語で「健康状態異常なし!」なんて言うわけがないですからね。

これって,外国語学習ではよくあることです。つまり錯覚。わかっていたつもり。そういう意味だと勘違いしていた。あるいは自己解釈していた結果なのです。

実は,これが外国語学習のダイレクトメソッドの落とし穴なのです! 先ほど中学校での英語教育の黄金法則(暗記,練習,使う)をお話ししましたが,この例は,落とし穴になります。

英語学習で,フレーズを暗記し,毎日口に出して練習し,それを相手に実際に使ってみるという黄金法則を実行していながら,日常では,勘違いした英語を覚えていたということになります。

それは,”How are you”の説明が難しいからです。ですから「元気ですか」というそれらしい訳をつけ,挨拶だから丸暗記しなさいと授業の最初の部分で刷り込まれた。これが悲劇でした。

換言すれば,これがつまづきになってしまったことになります。もし”How are you?”をしっかりと理解していれば,”I’m fine, thank you!”と返ってこなくとも,対応できたのではないでしょうか。

学習方法だけをポジティヴに考えると,中学の最初の英語の授業は,最高の学習法でスタートしたと言えます。How are you? I’m fine, thank you! は,完璧に話すことができるようになったのです。

素晴らしい成功体験です。英語はそのように学習すれば良いのです。皆さんは,上記の3つのフレーズは,「ペラペラ」と話せます。自信をもっていただきたい。

<How are you doing?って何?>

それでは,挨拶はどうしたら良いかについてお話ししましょう。ここで登場するのが,万能挨拶フレーズ,

”How are you doing?” です。

How are you? と How are you doing?はよく似ています。How are you?は,相手の状態(健康やら気分とか)をきいています。How are you doing?は,doingがついていますので,今していることに注目しています。「今していることは,どんな感じですか」ということです。

こなれた日本語にすれば,「調子はどうですか」という感じです。Answerは,とにかく何でもかんでも調子が良いと答えれば大丈夫です。日本でも,挨拶で調子が悪いという人はいませんよね。

I’m doing OK! 「うまくいってるよ」
I’m doing good! 「調子いいよ」
といえば,で大丈夫です。

すれ違いざまにHow are you doing?と言われることがあります。そんな時は,振り返って相手のとこまで歩み寄り,I’m doing OK! と言ってください。嘘です!!

その場合は,How are you doing? と聞いたら,そのまま How are you doing?と相手に繰り返せばOKです。これでしっかりと挨拶を交わしたことになります。

今回は,英語のフレーズを覚えることではありませんので,このぐらいにしますが,How are you doing?は非常に便利な挨拶だということです。初対面の人でも使えます。

オーストラリアでは,現在でもHow are you? とHow are you?を使って挨拶するそうです。アメリカや他の国とは少し違いますね。参考までに。

発音について少しお話ししましょうか。How are you doing? は,実際に,ハウ・アー・ユー・ドゥーイングとひとつづつ発音していくと,唇をかなり動かさなくてはなりません。

コツがあります。「ハウアーアユー」をまとめて,「ハワイ」と発音するのです。そして,doing(ドゥーイング)を続ける。ハワイdoingです。絶対に通じます!お試しください。

ちょっと難しくなりますが,こういう風に発音が変化することを「音便化」といいます。

<中学英語の勘違いが,英会話上達の足をひっぱる>

中学の最初の英語の授業で,挨拶を丸暗記することを強要された結果,How are you ?と言われたらI’m fineと答えると覚えてしまいました。大人になっても修正されず,それでパニックに。

これは一つの教訓であることをお話しました。中学の時にhow の説明がされないまま,丸暗記してしまったので,今でもhowの意味を錯覚しているかもしれません。

「あなたはどのように考えていますか?」はどちらでしょうか。

‟How do you think?”
“What do you think?”

正解は,What do you think? です。howは,方法や手段を聞きますので,笑い話ですが,脳みそで考えていますとか,これを使って考えていますとかになります。whatの場合は,「何を考えている」とダイレクトに相手が考えていることを聞いています。

ちょっとした違いで,話がややこしくなることもあります。中学英語が,挨拶の刷り込み以降,いわゆる文法中心の授業で,文献を読むための教育として教えられたことは事実です。

しかし,皆さんのhow are you?の学習体験は,確実に日本人が英語をペラペラ話すことができる成果をあげています。英語を話す学習を継続すれば,中学で英語は話せるようになります。

今,英会話の習得に取り組んでいるのは,素晴らしいことです。大人には大人の英会話の習得の技術があります。最後に要点だけ紹介しておきましょう。

<大人の英語学習のコツ>

大人の英会話学習のコツは,話す相手を想定して学習することです。
実行する3つの行動
(1)英語のフレーズの暗記
(2)そのフレーズを練習する(よどみなく口からついて出るまで何百回も声を出す)
(3)誰かに向かって話しかける(脳に使っている場面を記憶させる)
これで,英会話学習も楽しくウキウキとしてできます。

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