こんにちは
NYのKayoです。
「朝食専門レストラン」こう書くと、そんなもんあるの?って思われちゃいそうですが、実はアメリカでは、たくさんあるんです!
7時か8時にオープンして、お昼の2時頃には閉店、っていうお店が結構あるんです。
なんでそんなに朝食専門のレストランなんてあるのか不思議だなぁ、朝食は普通、家でかっこんで(失礼。急いで)食べる、という日本文化の中で育ったせいかな?と思い、この朝食レストラン含め、食についてアメリカ人にいろいろ聞いてみました。
子供の朝食・お昼
まず普通のアメリカの家庭では、朝食はシリアルに冷たい牛乳をかけるだけ。それなら子供でもできるから。
そしてお昼、子供のランチと言えば、サンドイッチ用のジップロックに、パンにピーナツバターを挟むだけとか、それにジャム、って感じ。これも子供でも作れるから。
学校によっては、朝ご飯を出してくれたり、ランチも出してくれるところはあるそう。
この国では、両親は忙し過ぎてあまり子供のことを構わないのかもしれませんね。日本のように、朝食なら、卵焼きや鮭、野菜や海藻が入った味噌汁にご飯とか、お昼なら、キャラクターがお弁当の中に入っているような、そんな手の込んだランチボックスなど、遠い世界の出来事のようです。
食育がほとんどない
アメリカでは、食育ということがはほとんど行われていません。
野菜や魚や肉、それに炭水化物、のように栄養バランスのとれた食べ物を毎日摂ることが、健康にとって1番大事なこと、と知っていて実行している人は、本当に数が少ないです。
健康に良いと言われる野菜や、繊維質などをちゃんと取ろうとする日本人て、どう考えても世界的にすごいです。
アメリカ人に、体に悪いよりも良いもの食べた方が良くない?って言ったら、好きでもないものを、健康のために食べるってばかばかしいと思わない?と逆に言われてしまいました(笑)
人生は1度しかないんだから、自分の大好きなものを美味しく食べたほうが、絶対幸せだよ!って。
なるほど。ここは、そういう人たちが多い国なのかもしれません。
朝から甘いものを・・・
アメリカでは、元気が出るように、朝から甘いものを食べます。
パンケーキ、ワッフル、フレンチトースト、これに砂糖の塊のようなシロップをかけて食べるのが、アメリカ人は大好きです。
でも家で作るのは手がかかりますから、週末などは、家族で、タイトルにあるような朝食専門のレストランに行くのが、アメリカでは人気なんですね。
例えばこんなのとか↓
https://www.allrecipes.com/my-favorite-chain-restaurant-first-watch-8426896
もちろん甘いものだけではなく、ちゃんと野菜の入ったオムレツや、強力なプロテインのハンバーガーも、メニューのすみっこには書いてあります。(笑)
私には、朝食に甘いものって、血糖値爆上がる、スパイクフードに見えてしまいますが、どのテーブルも皆さんニコニコで、おいしそうに召し上がっています。
それがこの国の人々がいつもポジティブに明るくいられる、秘訣なのかも。
健康のためだからって、好きでもないものを食べるよりも、多少命が縮まってもおいしいものをニコニコ食べる。そんな人生も、ありなのかもしれませんね。
それではまた来週♫
Kayo
P.S.
朝食にサラダは?っていう質問も受けたのですが、アメリカ人は朝サラダ食べる人はいないと思います。アメリカ人の友人に聞いたら、「朝なんでサラダ食べるの??何のため??」っていう答えでした(笑)
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。