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【Q】武道じゃないよ。ブトーってな~んだ

World Lifeな生活
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突然ですが、今日は日本語の質問です!あなたは「Butoh」「Iaido」という言葉、知っていますか?

実はこれ、私が外国の人たちから教えてもらった、日本語(日本文化)なんです。

私が、京都のゲストハウスで働いていた時の事。そのゲストハウスのお客様の9割は外国からのバックパッカーたち。そして、京都という土地柄もあって、みんな日本文化にとても興味を持っているんです。

中には、数週間、数か月も滞在して京都のお寺に通っていたり、柔道のレッスンを受けたりする人達もいました。

そんな人達ですから、日本文化にも詳しいし、もっと知りたいと思って色々と質問をしてくるわけです。

そんな中で聞かれたのが、先ほどの「Butoh」と「Iaido」

え?何で知らないの?

お客様:「Butohを見れる場所を教えてほしんだけど」

私:「ブトー?・・・? あ、武道?」

お客様:「NO, NO, No! Butoh!  Butohはダンスだよ!日本発祥のダンスでフランスではすごく人気なんだよ。それを楽しみに日本に来たんだよ。なんで知らないの?!」
と驚いた様子。

お客様に言われネットで調べてみると…ありました! 暗黒舞踏という前衛芸術の一つだそうで、海外ではButoh(ブトー)と呼ばれているらしい…。

白塗りにした人たちの踊りに、ネットで見ても全くピンと来ず。「これ、有名なんだ…。日本発祥???」他のスタッフに聞いてもダンスをしている子以外みんな???状態。

そんな私たちに、熱くButohの良さやすごさについて語るフランス人のお客様。「へ~。そうなんだ。」とフランス人から日本について学ぶ日本人の私たち。どっちが日本人なのだか…(;^ω^)


そして、「Iaido」も、「今日、Iaidoの稽古を見学してきたんだよ。」と言われ、私は「イアイドウ??…あ、合気道?」と言ってまた「NO,NO,NO!」と言われたのです。

Iaidoは居合道。刀を使った武道で、鞘から刀剣を抜き放つことを主な稽古とした古武道なんだそう。

お客様:「外国の人も何人か稽古してたよ。スイス人の女性はもう3年習ってるんだって。外国からでも習いに来るくらい有名なのに、なんで居合道知らないの?!」

私:「う~ん、合気道は知ってるけど…。」

そして、彼もまた居合道は真剣を使ってやるとか、相手と戦うためのものではないなど居合道について熱心に教えてくれたのです。

I 💛 Nippon

他にも、「Daisetsu(鈴木 大拙)」という仏教学者の名前を教えてくれたのはアメリカ人のお客様。
大拙は禅についての本を英語で出した人で、スティーブジョブズも彼の本を読んで禅を始めたと言われています。

このアメリカ人のお客様は、頭をお坊さんのように丸め、いつも作務衣を着てお寺に座禅をしに行くという、日本人よりも日本人っぽい人。京都のお寺には英語で説明をしてくれるお坊さんもいて、彼はそこで色々と話を聞くのがとても楽しい様でした。

すべての人に言える事はみんな「I Love Nippon💛」日本愛がすごい!
彼らと話していると、自分が日本人なのが申し訳ないくらいに日本について、そして日本文化についてとっても詳しいんです。

もちろん、こんな日本マニア?みたいな人ばかりではありません。でも普段当たり前で、気にもしていなかった事を素朴な疑問として聞いてこられ、「えっと~…」となる事もしばしば。

小さいブッダはなんでみんな赤いよだれかけ?

日本の古い町並みが残る京都は、外国の人達からしたら見た事のない物ばかり。色々と興味深いのでしょう。観光から帰ってくると、街で見かけた不思議な物について色々と質問をしてきます。

「道にいる小さいブッダ(お地蔵さん)は何で赤いよだれかけをしてるの?」「レストランの前に置いてある塩?砂糖?は何?」などなど。

どうですか?みなさんは理由を言えますか?

私は「えっ?お地蔵さん?子供だから?」「お店の前の盛り塩はお清めのためかな?」と思いましたが、正直、考えた事もなかった…。

それで、ネットで調べてみると…

「お地蔵さんは、子供を守る神様として信仰されていて、自分の子供が健やかに育つようにという願いを込めてよだれかけを奉納するようになった。よだれかけが赤いのは「赤」という色に「魔除け」の意味があると信じられていたから。」

「お店の前の盛り塩のルーツは中国の晋の時代。当時の皇帝にはたくさんの妾がいた。あまりに妾がたくさんいすぎていつ自分の所に来てもらえるか分からない。

そこで、皇帝に来てもらいたい賢い女性が、門前に牛が好む塩を置き、皇帝の牛車を家の前で止めようとしたそう。この故事によって、門前の塩は大切な人を招き入れるため、商売をする人にとってはお客を招き入れるおまじないになった」

どうですか? 知ってましたか?

私は、お客様に説明しながら自分でも「へ~!そうだったんだ!おもしろい!」と初めて知る事ばかり。

知らなければ話せない

日本に来る外国の人たちは、日本について詳しかったり、日本に興味がある人ばかりですが、逆に海外の田舎に行くと、「日本人、初めて見た!」という人もいます。

そういう人たちは、日本人と中国人のイメージがごっちゃになっていたり、日本の事というと「フジヤマ、スモウ、ニンテンドー」位な場合もあります。

そんな時、「それだけが日本じゃないよ~!もっといろいろあるよ~!」と思うのですが、そこでハタと気づくのです。

「私、日本について語れるほど、なにも知らないじゃん…。」

英語力うんぬんの前に、語れる知識、ようは話しのネタがなければ話したくても、話せないんです。

私がイギリスやオーストラリアにいた時に何度も痛感した事。
それは
「あ~、もっと日本の事、勉強してたら良かった…。」

オーストラリアでテレビを見ていた時の事。ニュースで、日本の捕鯨を抗議する環境保護団体の様子が。一緒に見ていた友人に「日本人はなんでクジラを捕って食べるの?」と聞かれ、捕鯨の事について知らない私はあいまいな事しか言えなかった。捕鯨に対する自分の意見も全くなかった。

それが悔しかった。せっかく日本についてちゃんと知ってもらえるチャンスだったのに、私は全然伝えられなかった。

ゲストハウスで働き始めた時、「初めて日本に来る外国のお客様にしたら、スタッフのイメージ=日本のイメージになる。だから、日本の代表のようなつもりでお客様に接して欲しい」とマネージャーに言われた事を思い出す。

日本の代表は大げさでも、国内でも、海外でも外国の人にとって、出会った日本人、それがもしあなただったら、あなたがそのまま日本や日本人のイメージになるってこと。

なにも日本を背負って話そうとか、接しようとか言う大きな事ではないけれど、できれば日本についてちゃんと知ってもらいたいし、日本についても良いイメージを持ってもらいたいと思いませんか?

海外や旅行にもなかなか行けない今。だからこそ、身近な所を訪ねてみたり、日本文化や日本について本を読んだりして、新たな発見をしてみるのはどうですか? 

私は、最近よく近くの神社巡りをしています。宮崎は神話のふるさとと言われ、日本神話にゆかりのある場所や神社が多くあります。

今までよく行っていた神社でも日本神話を知ると、「あの海幸彦ゆかりの神社だったんだ!」など新たな発見があり見方も変わります。

そして、日本神話でも、ギリシャ神話やローマ神話に出てくる人間臭い、嫉妬や怒りを露わにするような神様たちがいるんです。「国が違うのに神話は似てる!」と日本と海外の共通点を探すのも面白いです。

みなさんのまわりにも、これまで気づかなかったり、当たり前と思って見過ごしたりしていた事がきっとあるはずです。ちょっと外国人目線で「これって何でだろう?」と意識を向けて見ると新たな発見があるかもしれませんよ。

そして、コロナがあけて、また海外からたくさん観光客の人たちが来たり、私たちも海外に行けるようになった時には、日本についてたくさんおしゃべりができるといいですよね。

 

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宮崎県民なので、勝手に宣伝(^^♪

宮崎県で「国民文化祭・全国障害者芸術・文化祭」がまもなく開催!

昨年の開催がコロナのため延期された「国文祭・芸文祭みやざき2020」。今年、7月3日~10月17日までの日程で開催されます
期間中は、日本神話や民族文化、踊りなどのイベントが県内全域で開催されます。
神楽や能、狂言や、茶道・香道などの日本文化に触れるいい機会で、私も楽しみにしています♪

ご興味のあるかたはぜひ芸文祭HPをご覧ください!

「国文祭・芸文祭みやざき2020」公式HP
↓↓↓
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/miyazaki2020/index.html

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