【World Life】とは?
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LIFE is the GAME

World Lifeな生活
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子供のころにはまったゲームはありますか?
最近ではコンピューターゲームが主流ですが、トランプやカルタなどのカードゲーム、オセロやすごろくなどのボードゲームも楽しいですよね。

そのボードゲームの代表格といえば「人生ゲーム」。子供の頃にしたことがある人もいるのではないでしょうか?

では、英語版の人生ゲーム「the Game of LIFE」はどうでしょう?

どうせ子供のすごろくゲームでしょ?と侮るなかれ。
英語版は日本語版と違って、なかなか奥が深いのです。英語力はもちろん、海外のビジネススキルまで身につく「the Game of LIFE」とは?

<あなたならどっちを選ぶ?>

現在日本語版は色々なバージョンが出ていて、私がこの前した「令和版人生ゲーム」は、現代らしく、職業がユーチュバーやインスタグラマーなどインフルエンサー。お金ではなくて、フォロワー数を競うというものでずいぶん様変わりしていました。

私が持っている「the Game of LIFE」は、スタンダードなもの。スタートは高校を卒業してから、ゴールは退職するまでと、まさに1人の一生を疑似体験するゲーム。ただ、すごろくでも一つのルートだけではありません。アメリカらしく、色々な生き方を選択でき、アメリカの人生観が垣間見えるのが面白いです。

まず最初の選択はスタート時から。”College Path” か ”Career Path” どっちにするのかを決めるのです。

College pathを選ぶと、大学に行くのでまずスタート時に所持金の半分にあたる100Kを授業料として払わなければいけません。そして、卒業まで遠回りの道を通り、その間はもちろんお給料はもらえません。

ですが、卒業後は、医者や先生、科学者など比較的お給料のいい職業カードから、カードをひいて選ぶことができます。面白いのは、Secret Agent,秘密諜報員、つまりスパイのような仕事もCollege Careerに入っていたことです。大学で学べるのでしょうか?(笑)

一方、大学に行かずにすぐに働くCareer Pathを選んだ場合は、すぐにお給料がもらえますが、選べる職業カードは警察官や歌手、ダンサー、シェフなどで、こちらはCollege Careerに比べるとお給料が低いものが多いです。

お金を使い、遠回りの道を選んで、高いSalaryをもらうのか、それとも給料は少し安くなる可能性はあっても最短コースで先に駒を進めるのか…。あなたならどっちの道を選びますか?

もし、Career Pathを選んでもまだそこからCollege Careerに変えるチャンスもあります。途中に、しかも結婚後に、Night Schoolに入る道が用意されているのです。

Night Schoolの方を選ぶと、やはり100K払って若干遠回りになりますが、College Careerの仕事に転職することができます。日本でも大人になってから高校や大学に行く人もでてきましたが、まだまだニュースになる位珍しい事です。

アメリカを含め海外では、大人になってから大学に行ったり、学びなおす人も多いので、こんなルート設定があるんだなと思いました。

そして、結婚はみんなするのですが、子供が欲しい、または不要はプレーヤーが選べるようになっています。Family Pathを選ぶと、子供や家をゲットできる確率が高くなりますがやや遠回りになります。子供を持つ、持たないも選択の自由という事でしょう。

更に終盤には、Risky Roadがあり、ハイリスク、ハイリターンの道で一儲け、またはお金を失ってしまうというルートもあります。また、所々にあるルーレットマークでは、全員でルーレット番号をかけるというラスベガスのカジノのようなマスもあります。日本だと教育上良くないとか問題になりそうです。(笑)

<大人に役立つ!>

ルートだけでも、プレーヤーが選択でき色々あるのですが、何が起こるかも英語版は予想がつきません。

日本語版は、マス毎に指示が書いてあるので、ある程度展開が読めてしまいますが、英語版はマスのほとんどは◎記号。

これはアクションカードを取るマークで、カードによって良いもの(お金をもらえるもの)もあれば、悪いもの(お金を支払うもの)もあります。展開が読めない分ドキドキ、ワクワク度もあがります。

そして、このカードもただ「〇〇で優勝する。〇〇Kもらう」という単純な物ではありません。例えば…

“Win a “Beautiful Forehead” contest! Tell everyone why your forehead’s the prettiest. Collect 40K from Bank”
(美しいおでこコンテストで優勝!みんなになぜ自分のおでこが一番かわいいのか伝えなさい。銀行から40Kもらう)

または、

“Bonus payday! Choose another player to be your boss and tell them a joke. If they laugh, collect a bonus payday from bank”
(ボーナス支給日!他のプレーヤーをあなたの上司に選び、ジョークを言おう。もし、彼らが笑ったら銀行からボーナスをもらう)

どうですか?一筋縄ではいかないのです。理由やジョークを考えて、相手を笑わせないといけない訳です。「会社の上司にジョークを言って笑わせる」なんて設定、日本ではありえないと思いませんか?

でも、アメリカではありえる訳で、これはビジネスシーンでも役立つビジネススキルを子供の頃に身に付けているとも言えます。

そしてこの「ボーナス」も単純に「〇〇Kもらう」という物ではなく、Payday Bonusというカードをひきます。そして、それにもまた指示が書いてあるのです。

“Success! Describe how you used your career skills to break a world record! Collect 100K from the bank!”
(成功!世界記録を破るためにどうあなたの職業スキルを使うか説明しなさい。100K銀行からもらう!)

“Success! Describe how you used your career skills to make your neighborhood safer! Collet 100K from the bank!”
(成功!あなたの近所をより安全にするために、どうあなたの職業スキルを使うか説明しなさい。100K銀行からもらう!)

またまた、考えてみんなの前で発表しないとボーナスももらえません。これは大人でも、いえ、大人の方が考えるのが難しいかもしれません。

世界記録を破るカードで、職業がAthleteなら簡単ですが、TeacherやLawyerだとどうでしょう。「???」となってしまいます。

2つ目の方も、職業がPolice Officerならいいですが、Fashion DesignerとかRace Car Driverだったらどう説明しますか?

私はこのゲームをするまで、何かの目的を達成するのに、どうやったら自分の仕事上でのスキルを使えるかという発想が全くありませんでした。仕事のスキルはその仕事や関連のあるものだけに使うものと思い込んでいたのです。

私にとって新しい考え方で、この職業をどう活かしたらいいかを考える事はとても頭を使いました。大人になればなるほど、固定概念に縛られがちで奇想天外なアイデアはなかなか出てこないものです。硬くなった頭を柔軟にしてくれる。大人の人こそやるといいと思うのはこのためです。

発想力も鍛えられますが、それを英語で言うとなると、更にもう一つハードルがあがります。みんなが理解でき、納得してもらえるように分かりやすく、簡潔に説明することが必要です。これは、英語スピーチの練習にもなるといえます。

アメリカ人は小さい頃からこういうゲームで発想力を鍛え、それをみんなの前で発表するという練習をしているんだなと思いました。debate力やnegotiationが上手なのも理解できます。

子供の頃から練習をしていない私たちは、今からでもその練習が必要です。

お家時間が増え、家族で楽しめるカードゲームやボードゲームが人気になっていると聞きます。楽しみながら英語の勉強ができ、プラス海外でのビジネススキルも身につく、英語版人生ゲーム「the Game of LIFE」をしてみませんか?

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