日本では、100円均一ショップ通称「100均」というお店に加えて、「300均」なるお店もある、と聞きました。日本の100均は充分可愛くて楽しめるものが多いですが、アメリカだと、$1ストア(ほぼ百均ストアのイメージ)は、大きな声では言いにくいですが、こちらでは「お買い得」というラッキー感はほぼなくて、見事に値段と品質が正比例していることが多いので、「安かろう悪かろう」のことが多いです。$1で、キュートなものなど、まず探しても無理です。(笑)
そんな中、初めて「ファイブ・ダラー・ビロウ」(なんでも5ドル以下の商品ストア)と言うのに行ってみました。出来立てのお店です。日本円に換算すると、約750円以下の商品を取り揃えたストア、といった感じでしょうか。いろいろ写真撮ってみました。
パーティー用のバルーンたちです。まず1、好きなバルーンを選んでください、2、レジでお金を払ってから、3、クルーメンバーに、4、風船をふくらましてもらってください、5、エンジョイ!と書いてあります。
ちゃんとヘリウムで膨らましてくれるみたい。値段は3ドルから5ドル。バースデー・パーティーにたくさんのバルーンって、夢のようです。子供の頃、憧れたなぁ。
多彩な色鉛筆、クレヨン、サインペン、ボールペン、色粘土等が所狭しと置かれています。48色を始めとして、60色、70色のセットのジェルペンまであります。いいなぁ。もし私が絵を描くのが好きだったら、現在でも絶対に手元に置いておきたい。子供の頃、これも色鉛筆やクレパスのセットを買ってもらったときの喜びが忘れられません。
当時はきっと、家の収入にしては、高級なものだったんだろうなぁ。そして1番右の列には、「漫画ドローイングセット」。Manga は、アメリカでもだんだん英語になりつつあります。それだけ、日本のManga は、世界中で有名になりつつあると言うこと。すごいです。
おもちゃコーナーです。結構良さそうなおもちゃも並んでいます。ネガティブな見方をすれば、外国製のものが多いので、このおもちゃに使われている塗料など、もしタドラー(幼児)が舐めたときに大丈夫かどうか、気になる方もおられるかもしれません。
でもここはアメリカ、おおらかに、外国製のものも受け入れています。クリスマスに大勢の子供たちに夢を分け与えるには、サンタさんにはこういう安価なおもちゃも、必要なのかもしれません。
こちらは、コスメ系。こちらの女の子は早くからセクシーに見せたくて、お化粧とかします。赤ちゃんの時から、大概ピアスしてますもんね。日本で言うところの、「かわいい」と言うイメージは、女性としてそれほど魅力的には見えないようで、女性は、この国では子供の頃から、セクシーになりたい、と思うようです。
この辺は、スーパーなどで、アメリカのチョコレートを代表するお菓子たちです。最近は、ちょっと甘すぎるかなと思ってあまり買うこともありませんが、アメリカに来たての頃は、美味しくてしょっちゅう買っていました。懐かしいな!
「Reese」は、チョコレートのカップに、ピーナッツバターをクランチにしたのが入っています。絶妙の味わいです。
「Twix」 は、キャラメルをチョコレートで包んだチョコバー。
「m&m」 は、日本では、とても似た感じの明治の商品で、マーブル・チョコレートというのがありました。色合いが、もうちょっとおとなしめだったような覚えがあるけれど。でもカラフルな色使いの粒チョコレートって、可愛いくって、当時、とっても魅力がありましたよね。
「ゴールデン・ベア」で有名なハリボーは、今や全世界で愛されているグミの第一人者、とも言えるお菓子かな。なんと創業は1920年、ドイツの西部ボンにて。100年以上前からあったなんて信じられないけれど、現在ではアメリカでもグミは大人気。特に若者は、日本製のグミがおいしいと言って、日本のスーパーマーケットで、よくグミを探しています。
さて、出ました。なんと日本のスナックも、アメリカのスナックの隣にしっかり並んでいます。インポーテッド(輸入品)と銘打ってあります。
まず1番上の棚から、明治の製品で、「チョコ・ルームス」。これはキノコの山なのかな。そして「ハロー・パンダ」。パンダ型のクッキーの中にチョコが入ってるみたいです。「コアラのマーチ」に似てる気もするが、さてそれはロッテ?どちらが先なのかしら。ストロベリー味、チョコ、キャラメルが売ってます。
グリコのポッキーはアメリカでも最近は定番になっていて、いろいろな種類のものが見られます。以前パリへ行った時、ポッキーに「ミカド」という名前が付いて売られていて、驚きました。現在も、ヨーロッパでは、通常この名前で売られているらしい。日本を代表するエンペラー菓子ですね。おおっ右手一番下の段には「カプリコ」もある。大好きでした❤️
買っちゃおっかなっ。
さて、最後のフォトは、日本の、「ハローキティちゃんのカップラーメン」。これは売れそうですね!「まるちゃんの焼きそば」にはチェダー・チーズ味、そしてコリアンバーベキュー味。照り焼きチキン味もあります。
下段には、スイカサイダー、マンゴサイダー(各1本450円)も見られます。
百均と違うところは、ついついいくつか購入してしまうと、ジャンクっぽいのに、あっという間に数千円になるところです(笑)
このアメリカのインフレ、本当にどうにかしてほしい…
ではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。