ここ数年気に入って、毎夏に訪れている、アメリカメリーランド州の海辺の街、オーシャンシティ(Oceancity)。今年は、コロナがまだちゃんとおさまったとは言えないので、どうしようかと迷いましたが、いつまでも引きこもっているわけにもいかない!という思いと、ニューヨークが、少しずつ元に戻っているという状況もあり、行くことにしました!
海辺のリゾートの街、オーシャンシティの様子を、訪れたバーやレストランを中心に数回にわたってお届けしています。
(前回の様子はこちらから)
今回まずは、海岸沿いでは割と珍しいビストロの、ランチからスタート。
ビストロ「リキッド・アセット」Liquid Assets
https://la94.com/
まぁおしゃれな広ーいロフト風のワイン屋さんで、スペースごとに、ソファーやテーブルがあります。ソファーでゆっくりカクテルを楽しむもよし、グループのメンバーが揃えば、ダイニングルームに移るもよし。客層も、ビーチ目当ての観光客と言うよりは、地元のビジネスピープル御用達、といった感じ。
ちょっとハイレベルな、マイアミっぽい、軽い涼しげな素材のスーツで、薄型のハンドバッグとタブレットを小脇に挟んだ、ヒールの女性がいたりします。
ここのランチは、全て日替わりで、当日の市場の様子で内容が変わるそう。スープ、サラダ、クックされた地元のベジタブル、パスタ、バーベキューの中から、好きなものを2つ選んで11ドル、と言うもの。
私は、旅行中、調理された野菜というのをすごく貴重に思っていて、まずクックド・ベジを選択。アメリカでは特に、観光地では野菜というと、サラダぐらいしか口に入らず、旅の間は野菜がとにかく不足がちになるので。
トマトって夏がシーズン、ではせっかくのシーズンのトマトのスープもいただきましょうと、まるでダイエットでもしているかのようなチョイス。後でお腹がすいたら、また何か別なもの食べればいいや、そうそう、人生は楽しむためにある!
アメリカにいながらジャマイカ気分
ここから、大好きなオーシャンビューのバーを何ヶ所か回ります。
さあて、こちらが、アメリカでも有数の大型リゾートレストラン・バー
「シークレット」Seacrets
https://seacrets.com/
広大な敷地内には、なんと17のビーチ・バーやダイニング、コンサート用ステージが3カ所、そしてホテルや、アパートメントと、リカー醸造所まであります。↑の写真のように、海中の中に設置されたテーブルと椅子に座って、水着姿でお酒を楽しむことができるエリアもあります。
ここ「シークレット」では、アメリカにいながら、ジャマイカの気分を味わえる、というのがウリ。
敷地内には、見事なヤシの木が、所狭しと青々と生い茂っている。実はこのメリーランド州は海岸沿いでもあり、冬は寒く、ヤシの木は全て枯れてしまうので、毎年初夏、このリゾートがオープンする直前に、全株を植え替えるそう。
17のビーチ・バーやダイニング、ステージ3カ所、ホテルや、アパートメント、そんな広大な敷地のヤシの木、全株植え替えるのに掛かる費用は、なんと、毎年ミリオンダラーズかかるそうな。それって日本円に直すと、数億円!
ここで味わえるトロピカル気分って、なんという贅沢!
シークレットのレストランフードでは、ジャーク・チキンがとってもオススメ。ジャークチキンは、有名なジャマイカ料理で、チリ、ペッパー、ナツメグ、クミンなどいろんなローカルのスパイスをミックスした、辛めのスパイスの中にチキンを漬け込んでから、グリルしたもの。
そんなジャーク・チキンが食べたい!という強い誘惑に負けそうになりながら・・・・・
勝った!
まだまだバーをまわりたかったから、食べるのは後の楽しみに我慢!
というわけで、何も食べずに、次のバーへ(笑)。
続きはまた次週。
オーシャンシティ第1弾はこちら
オーシャンシティ第2弾はこちら
オーシャンシティ第3弾はこちら
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平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。