もし結婚に名前が影響すると言われたら、あなたはどう思いますか?
名前次第で結婚するかどうかが決まるなんてあるわけない…。そう思いますよね。
ですが、ある脳科学者が書いたSubliminalという本に「私の調査では同じ名の結婚が多すぎる」とあったんです。
私も最初、(名前で結婚が決まる…ってあるのか?)と思いました。
でも、あの有名な宇宙物理学者のホーキング氏とコラボするようなMlodinow(ムロディナウ)氏が著者。
読み進めるうちに、私は驚きました。
彼の言葉の裏付けに、周到な調査があるようなんです。
それは全米最多の名字(Smith, Johnson, Williams, Jones, Brown)を持つ人達の結婚相手の調査。
5(名字)×2(男女)=10グループ間の結婚の多い少ないを調べたそうです。
実際どうだったんでしょう?
この表は結果全体。
⇓Bride(花嫁) ➾Groom(花婿)
(Georgia, Tennessee, Alabamaで調査)
<ホントに同姓結婚は多いか?>
これ表の一部でBrown君だけ。
見方は、左端にSmithから↓花嫁の名字。
44から↓は、その内Brown君との結婚数。402から↓は、各姓の女性の総結婚数。
でSmith嬢の結婚総数402。うちBrown君とは僅か44組。他方Brown嬢の結婚総数219のうち、Brown君と82組も。
候補者が半分でゴールインが倍。これは同じ名字の影響としか…
次はJones君。
Smith嬢の総結婚件数は402件なのに
Jones君と結婚は62件のみ。
他方Jones嬢の総結婚件数295件。そのうち125件も同姓のJones君と。
候補者が4分の3。ゴールインは2倍。同じ名前以外、理由が益々考えにくく…
次はまとめて二人分。Williams君とJohnson君。
二人とも同姓結婚が他より大体2倍かそれ以上。同じ名前同士の結婚が多過ぎと言えそう。
最後にSmith同士の結婚は402分の198。
これって約2分の1。Smithさんは半数がSmith同士で結婚…。多いですよね。
<驚くべき結論だが>
繰り返しになりますが、彼の調査の結論
同姓同士は結婚しやすい。
実は、自分でも調べようとしたんです。でも人の奥さんの旧姓、質問しにくい…しかも大勢にw
それで調べる対象を「似た名前」に広げ、自分に身近な所から調べました。
まず自分自身。今村とイケガヤ(家内の旧姓)が結婚。(「イ」の音が共通か…)
兄弟等、親戚もできる限り。旧姓と新姓で57%が同音ありで似てる。(多くなってきた…)
親~しい人間関係ではどうかと思い、自分の名に似た友人や知人も。
結果:イマムラジロウの音っぽい友人等:89名中59人(66,3%)
(多いな。趣味とか性格より名前が似てれば、無意識で仲良くなるのか?)
キリがないので、調査はこの位に。
<自分の名が聞こえる?>
著者が正しいとして理由を考えました。
実は名前が影響する理由は別記事にも。
それは「カクテルパーティ効果」。(➾これが弁護士への近道?)
自分の名は本人の強~い興味の対象。喧噪の中でも注意がピクッと…みたい。あなたは、あり得ない状況で自分の名前が聞こえたってことありません?
似てる名前って、同時に自分の名が響く一種の呪文のようなものかも。
「この人推し~!」とか耳元で言われ続けるようなものかも。
似た名前の異性に、知らず知らず気持ちが傾き、気が付けばゴールイン…あり?
<人生の新しい羅針盤?>
これからすごく名前が気になりそう。 私は正直とても気になります…w
ここまで読んでくれたあなたも..多分?
この際身近な人辺りから、自分の名と比べてみては?音だけでなく文字でも比べれるかも。
自分の名前が羅針盤になりそう。新しい発見や出会いがあれば良いですね。
See you soon!
Jiro
追伸:
調査したGeorgia等の3州は結婚データが完備し調査に最適だったそうです。
◯Subliminal
How Your Unconscious Mind Rules Your Behavior Hardcover –
www.amazon.co.jp/dp/0307378217
◯しらずしらず―
あなたの9割を支配する「無意識」を科学する (上の邦訳)
www.amazon.co.jp/dp/4478020949
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員