「あなたの名前で職業が決まる」とある本にあった。
ムロディナウと言う方の「知らず知らず」と言う本。職業を連想させる音や字を含む名前の人は、その職業につくことになることが多いと。
例えばdentist(歯医者)のden。これが入っている名前の人(Denice氏など)が歯医者には多いらしい。またlawyer(弁護士)のlaw。似た名前の人(Lawrence氏など)が弁護士に多いとも。半信半疑。確かめるしかないと思い実際に調べることに。
島田市(人口10万位)の歯医者さんで調査。「歯(ハやシ)」、「医(イ)」、「口(クチ)」の字や音、また歯科に関係する「抜く」「ズキズキ痛む」「血」「取る」などの字や音がある名前を数えた。
にしむら歯科クリニック はたの歯科医院(以下名字だけ) 桐原(きりはら)、安原(やすはら)、すずき、板倉(いたくら)服部(はっとり) ….意外に多い感じ。島田市で27人中12!
隣の藤枝市で同じように数えると、歯医者さん42人中、それっぽい名前が20!
50万都市の静岡市では歯医者さん200人中それっぽい名前57人。3市を合計で269分の89。約3割である。
<弁護士では、より強く関連?>
同様に弁護士でも調査。今度は文字に注目。法律、規範、法典、綱紀、理論、平等、正義、勝利、和解、輔佐など弁護士の職業らしい字を含む名前を数えました。(県の登録名簿から)
(下の名前) 吉則 雅則 幸典 六法 悠理 晋平 正久 正史 勝男 義弘 和之 将和 史和 美和子 和広 和彦 龍輔 悠輔 …43/200。多そうな感じですよね。
これだけでは証拠不足かも。でも歯医者でも弁護士でも、意外に多数というのが率直な印象。
<自分の名が呪文のように聞こえる?>
もし著者の言い分がホントなら、何故こんなことが起きるのかと頭をひねってみました。
【カクテルパーティ効果】…聞いたことあるでしょうか。例えば自分の名前みたいな興味の対象に、騒音の中でもピンポイントで注意が働くこと。パーティーなどザワザワした中で、「あっ誰か私の名前言った」という経験意外に多いのでは。
たまたま、ある職業と一緒に自分の名が聞こえる人達。繰り返し起きるカクテルパーティ効果、まるで呪文みたいに何度も何度も。結局その職業を選んでしまう…のでは?
私の名も読み方は「じろう」。「じ」は文「字」や「辞」書に通じる。言葉への興味は、ひょっとして名前の無意識のお導き?…今回ハッとしました。
<市長候補は名前が勝因?>
職業選択は誰にとっても大きなこと。でも名前の影響、もっと重大なことも?.
例えば、8月の横浜市長選。現役首相の推薦候補が落選。大きな話題になりました。
当選した「山中」氏のアピールはコロナ専門家であること。でもコロナなら、世界的に有名な「山中」伸弥氏もよく発言される。名前の偶然の一致が、投票行動に影響した…私この可能性が十分あると思います。繰り返しますが、偶然の一致…
名前の無意識の影響ってあるかも。私は知らないうちに流されるって不気味なので、今後できるだけ意識したいと思います。あなたも気をつけた方がいいかも。
See you later!
追伸:調査まとめ
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員