みなさん,おはようございます。
木曜日のCozyでございます。
今日は,いつもとはちょっと違って
(小声で…)トイレのお話。
なので,
「今,食事してるよ。」
という方は,あとから読んでくださいね。
それでは,
Let’s get started!♪
―トイレを表す英語ってどれ?―
日本では一般的に,「トイレ」といいますよね。
英語でも,
“toilet” という言葉はありますが,これイギリスでは日本と同じイメージで使うことができるのですが,アメリカでは,
「便器」そのものをイメージする人が多いのだそう。
だから,
“Excuse me. Where’s the toilet?”
(すみません,トイレはどこですか?)
と聞いたつもりが,
「すみません,便器はどこですか?」
と捉える人もいるのだとか。
伝わるとは思うのですが,アメリカの人たちは一瞬戸惑ってしまうかも。
私たちだって,来日している外国の人から
「スミマセン,便器ㇵドコデスカ?」
って訊かれたら,一瞬,
「え,便器ですか?」
って疑問に思って,
「あ,トイレのことかな?」
ってなりそうじゃないですか?
それと同じなんでしょうね。
アメリカでは,多く使われるのが
“bathroom”と “restroom” という言葉。
厳密に言えば,
“bathroom”=個人宅のトイレ
“restroom”=公共の場所でのトイレ
という感じですが,アメリカでは公共のトイレも
“bathroom” と言う人が多い感じです。
逆にイギリスでは, “bathroom”は「家のトイレ」のイメージが強いのだそう。
しかも, “restroom”は「休憩室」のイメージとなり「トイレ」の意味はないんですって。
イギリス英語とアメリカ英語,この使い分けも覚えておいた方がいいかもしれませんね。
―トイレを流すってどう言うの?―
「トイレ(の水)を流す」って,日常生活でも使いそうなのに,
英語でどういうのか,知らない人が多いかもしれません。
その前に,なぜ「トイレの話」を思ったのか。
実は昨年末,年に一度の職場の健康診断があったんです。
朝9時半からだったのですが,前日の夜8時くらいから
何も食べていません。
お水は飲んでも良いということだったので,空腹を紛らわすために
水,水,そして水を飲む。
健康診断の施設は,それはもう
(ホテルかっ!?)
というくらいきれいな所。
「ここに住んでもいいかも」と思うくらいきれい。(←ちょっと盛りました。)
到着早々,たくさん飲んだ水が体内を巡り,自然とトイレも近くなるわけです。
しかも体重を測るので,なるべく軽くしておきたい私は,
施設内の超キレイなトイレへと行ったのです。
男性用も個室しかないトイレ。
個室のドアを明けると,便器の蓋がautomatically(自動的に)に
〝ウィーン〟
と開くんですよね。
おお,さすが!
と思った次の瞬間,私は思わず低く小声でこう叫んだのです。
「…流せよ…ホテルみたいにキレイなのに…」
と。
「蓋は自動に開くのに,前の人のは流さんのかいっ!!」
と半おこのワタクシ。
(もう,人のを見るのって何年ぶりだよ。)
とあることを思い出すのですよ。
そう,あれはアメリカの大学時代,寮生活をしていたときのこと。
数名でルームシェアをしていたのですが,
結構な頻度で,誰かが流していなんです。
日本の汲み取り式トイレで生活していた人であれば,忘れるのも理解できるのですが
相手はアメリカ人たち。
なんで流さないのでしょうね。
ちなみに,「トイレの水を流す」を英語ではどのように言うのでしょうか。
それは,”flush”(水を流す)という単語を使って
“Flush the toilet!”
(トイレの水を流して!)
といいます。
“Hey, flush the toilet after using it!”
(おい,使ったら流せよ!)
と注意すると,
“I did. Not me.”
(流したよ,ボクじゃないよ。)
って。
「じゃあ,誰だよっ!!」
って思ったけど,もう反論する気も起こらなかったです(笑)
他の部屋の友人も,
「どうして自分が人のモノを流さなければならないのか!」
と怒ってるのを聞いたことがあります。
それくらい流さない人が多かったんですよ,あの頃。
〜終わったら
流して出よう
忘れずに〜
―いちいち言わないで―
友人や知人と食事をする機会,ありますよね。
今は新年会があったり,これからは歓送迎会だったり。
そんな時,
「あ,ちょっとトイレ。」
って言ってから,トイレに行っていませんか?
これ,アメリカなどではNGなんです。
もし,あなたが「トイレに行きたい」と思って一緒に食事をしている人に
“I have to go to the bathroom.”
“I got to go to the bathroom.”
と言ったとします。
するとその相手から,
“Oh, OK but why did you tell me?”
(あ,わかった。でもなぜ私に教えたの?)
と言われるかもしれません。
多くの人は,
“One minute. I’ll be right back.”
(ちょっとゴメン。すぐ戻る。)
のような言い方をします。
ちょっとカッコよくありませんか?
もちろん,親しい間柄だったり家族だったりの場合は言うこともありますが,
他人との外食などでは言わないというのが基本なんですね。
ですので今度から, “I’ll be right back.” って言ってみてくださいね。
いつもこのフレーズで思い出すのが,
映画「ターミネーター」。
“I’ll be back.”というセリフ…
あ, “I’ll be right back.”ではありませんでしたね(汗)
“I’ll be back.”は,「自分は戻って来る」という意味ですが,
“I’ll be right back.”とすると,
“back”(戻る)を強調して,「すぐに戻る」のように表すことができるんですね。
ということで,
See you next week!
I’ll be right back. (なんちゃって。)
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。