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英語が上手ですね!の本当の意味

World Lifeの英語術
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Swatchが英語修行時代、ひどい英語を話していました。そんな時、アメリカ人から「英語上手ですね!」と、お世辞を言われたことがあります。

お世辞というと、思ってもいないことを言うイメージがありますが、日本とアメリカでは、お世辞の感覚が違うので少し説明します。

アメリカ人のお世辞は、良いところを見つけて、大げさに褒める。Compliment(コンプリメント)は、「お世辞」と訳されますが、アメリカ人の感覚では、事実を少しだけおおげさに言っただけのこと。

つまり、言われた方も、言った本人も、それを事実だと認識します。日本人のように、あからさまに見かけと違うことを、言いません。

お猿さんにしか見えない赤ちゃんを、「すごくかわいいですね!」とは言わないのです。笑
あなたが、アメリカ人から

「英語上手ですね~」
“Your English is very good!”

と言われた場合、本当に英語が上手だと思われているということなのですが、実は、こんな意味があるのです!

<英語がうまいですね!>

アメリカ人の「英語上手ですね!」という発言の意味を説明すると、「あなたの英語は、英語っぽく聞こえます」です。

これは、非常に大切なことが含まれた一言です。

日本人の英語は、アメリカ人には非常に聞き取りにくい。
アメリカ人の話す英語は、「非常にスピードが速く、耳に機関銃のように打ち込まれます」。

多くの情報を、瞬時に与えるのがアメリカ人の会話術です。

その中で、日本人の英語は、カタカナ英語がほとんど。
スピードも遅く、英語に聞こえない。

アメリカ人は日本人の英語に、ダブルでストレスを感じているのです。

アメリカ人が、英語の音をそれなりに発音できる日本人の英語を聞いたとき、
びっくりします。「え?!日本人でも英語の発音ができるの?」という感覚。

英語っぽく話すと、アメリカ人は、とても感動します。ストレスを感じないからです。
そして、「英語、上手ですね」とコンプリメントするのです!

<英語には日本語にない発音がある>

英語には、日本語にはない発音が非常に多くあります。
例えば、「t、d、s、l、r、th、w、y、v、f、h」 といった子音の発音は日本語にはありません。

日本語にない音は、練習しないと発音できません。
日本人は、英語の発音練習をしないので、
アメリカ人などの外国人からすると、
「日本人は英語を話せない!」となります。

日本人は英語を話せないという表現は、正しくは、
「日本人は、日本語にない英語の発音が出来ないから、英語は話せない」ということになります。

特にカタカナ英語は外国人には通じません。特に、tとかdに母音を付けて発音した場合、絶対に通じません。それは、日本語だからです。

Cat → キャッt → キャット
Dog → ドッg → ドッグ
Train → tレイン → トレイン

カタカナ英語のキャット、ドッグ、トレインは、まったく通じなくなってしまいます。

<なぜ英語の発音が身につかないか?>

Swatchは、実は外国語大学でフランス語を専攻したこともあります。私のフランス語の教授の口癖は、「フランス語は、意味が分からなくても音読することができます」でした。

英語の話なのに、フランス語の話に飛ぶ? 説明のための時間を少しください。

フランス語は、綴りによって発音が厳格に決まっています。言語学的には素晴らしい機能です。
AUとつづられていれば、英語で「エーユー」と発音しますが、フランス語では「オ」と発音します。

auとつづられていれば、いつも「オ」と発音します。初めに綴りと発音をしっかりと覚えてしまえば、意味がわからなくともフランス語の文章を正しく音読できるのです。

英語は、
School 「スクール」学校
Town 「タウン」 街
Phycology 「サイコロジー」心理学

上の英単語のように、綴りと発音が、ローマ字では読めない単語がいっぱいです。フランス語のように、発音の法則を最初に学習するのには例外が多すぎます。

ですから、英語の発音は後回し。「必要ならば自分でしてください!」というのが文部科学省の考え方でした。英語の文章の内容が理解することが、一番大切であった時代が50年以上続いています。

50年を経て、文部科学省は日本人の英語教育を考え直しました。
英語を発音できるようにしようという改革です。

小学校から英語教育を始め、当初は体験学習でネイティヴが正しい発音を教えてくれるのです。
日本人の英語は、変わっていきます。楽しみですね。日本語にない英語の発音を、小学校で習っていく。そうすれば、日本人は英語を話せるようになります。

<英語の発音ができれば英語は伝わる>

小学校をはるか昔に卒業した英語学習は、どうしたら良いかということをお話しします。
英語を話すためには、まず、日本語にない英語の音を発音する練習をすることです。

英語の発音練習、面倒くさく感じる人もいるかもしれません。次回に、練習方法を大公開いたします。今まで考えてみなかった、英語の発音について意識すれば一気に英会話力が向上します。

最初のアメリカ人のコンプリメントの意味を思い出してみてください。
「英語が上手ですね!」は、「英語っぽく聞こえます」でしたね。

完璧に英語の発音をマスターする必要はありません。
英語の発音の基礎を体(唇、舌、顎)に憶えさせれば良いのです。

時間はそんなにかかりません。コツを覚えればすぐにできるようになります。
そして、英語っぽい発音ができるようになるのです。

そうすれば、アメリカ人はあなたの英語が聞き取りやすくなるのです。
さらに、あなたの英語が伝わりやすくなります。文法が間違っていても構いません。

アメリカ人は、聞きやすいというだけで、日本人の英語を本気でほめてくれます。

アメリカ人の「英語上手ですね!」というコンプリメントを言われることも多くなります。
アメリカ人が聞き取りやすい英語を話すことで、今までの英会話が一変して天国になります。

アメリカ人の「英語上手ですね!」は、あなたに自信と英会話の楽しさを再確認させてくれると思います。

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