あなたは「キャッチ!世界のトップニュース」という番組を知っていますか?
NHKで放送されている国際報道番組で、世界の放送局が伝えるニュースを、解説を加え放送している番組なんですが、その中で毎週金曜日、「@NYC」というタイトルで、日本語のダジャレが炸裂するマイケルさんが、ニューヨークの情報を届けてくれるコーナーがあります。
先日の特集は「ニューヨークで増える“独立系書店”」
店内におしゃれなバーがあったり、イベントを開いたり大手書店とは、一線を画した“独立系書店”が増加中とのお話。
読書会やら、言葉遊びを楽しむ飲み会など、楽しそうなイベントが定期的に開催されているそう。
スマホの画面等に疲れ(Screen fatigue)を感じる人が本物の本に戻っている、と。
書店で、読書と飲み食いの取り合わせって、あなたは変に思いますか。
読書中に飲み物…は、私には初めてではない光景なんです。
以前訪れたカナダは西海岸のバンクーバー郊外の書店では、どの階にもゆったりした「ドリンクコーナー」があるのに驚きました。(カナダは土地が広いからか?)と羨ましくも。
で、今回の番組について私には別の違和感がありました。
それは独立系書店が人気の理由が、
「リアルな本への回帰だけ??」と、???で頭が一杯になったんです。
それでCNNの記事を捜したら、ホラ!やっぱり!
TVで触れられていないコトが見つかったんです。
…More than 250 independent shops opened in 2022, the latest year available, according to the American Booksellers Association. Many experienced sales above pre-pandemic levels, according to the organization.
(協会の統計では、250以上の独立系書店が2022年に全米でオープン。多くはコロナ前の水準に販売が回復)
Some experts say anger about the control of Amazon over the book industry
(専門家の中には書籍最大手アマゾン支配への怒りを語る人もいる—
Amazon controls more than half of print book market
(アマゾンは半分以上をコントロール)—
is driving some people to shop at local bookstores.
(その反発から地元の書店を選ぶ人もいる)
“People are coming back to physical books in a way they didn’t
(嘗てない感じの紙の本への回帰があります),
” Coan (専門家)said. “Gen Z has been with Amazon and tries to avoid it whenever possible.
(アマゾンは今10~25歳位のZ世代には常に身近。それを極力避けようとする。
That’s what’s driving people to indie bookstores.”
(それが人を独立系書店に駆り立てる力だ)
一つの情報源だけであるが、どうやら独立系書店盛況の理由は、リアルな本への郷愁だけではなさそうです。「最大手のアマゾン疲れ」とはNHKは報道しにくかったのでしょうか。
(でも何故アマゾンに反発する?メガ企業が「読書」をコントロールって、生理的にイヤかな…確かにもし、あらゆる本が「アマゾン」スタンプ入りとかなら、気持ち悪いかも)
…そんなこと考えちゃいました。
いずれにしろ、ですが、今回も英語の読書のおかげで情報の検証ができました。
ホントに外国語は優れモノ。あなたも楽しく英語を学び続けられると良いですね。
ただ英語を学ぶにもアマゾンはやっぱり便利ですがw
追記:
Gen Z and Millennials are putting their own spin on book clubs
https://edition.cnn.com/2024/02/23/business/book-club-growth/index.html
追記:
キャッチ世界のトップニュース
バー兼本屋! 2024-05-17放送https://www.nhk.jp/p/catchsekai/ts/KQ2GPZPJWM/episode/te/JRN8K992GP/
追記:私のアマゾンの避け方は英語版に
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員