夕方近所を散歩しているうちに、藪の中に入ったら近道どころか、なかなか出られません。おまけに暗くなってきました。
何か看板とその背後に高い煙突のようなものがぼんやりと見えます。懐中電灯で照らすと
旧火葬場跡・・・
ホラー映画なら、ここで音楽がギャン~~とか流れるところ。(煙突から煙がモクモク…何百何千の人の灰がここに…)などと考えたくもないことが次々に頭に浮かんできます。
薄気味悪さを消す為に「灰」の語源を考えることにしました。
そしたら思い通り。すぐそれについての考えに集中し始め、帰宅してからは夢中にw。
今回はash「アシュ」灰のDNAはAS「アス」燃える、輝く, ardor(熱意), area(地帯), azalea(ツヅジ)などを
<灰の語源は燃え輝く>
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ ash「アシュ」灰 燃えて残るモノが灰ですね。
The house was reduced to ashes.
(家が灰になった。)
灰になる前に、燃えて輝く段階がある…は意味深?これはまた最後で触れます。
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ ash「アシュ」灰
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ area 「エァリア」地域・地帯
想像ですが、草や灌木等を焼き払った後の広い土地..ぐらいの意味の繋がりでしょうか。
そう言えば、元大リーガーのイチロー選手は外野の守備が広いことが有名で、彼の守備範囲がArea 51と名付けられていました。areaは広いという感じだったのかもしれませんね。
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ area 「エァリア」地域・地帯
話をDNAに戻すと、
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ ardor 「アーダー」熱意 英語ではardor = great enthusiasm or passion(大きな熱意や情熱)とあります。
形容詞は arduous 「アーデュアス」 骨の折れる、困難な
これは熱意を持ってやらないとできない大変な任務とか試みということですよね。
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ ardor 「アーダー」熱意
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ azalea「アゼイリア / 西洋つつじ」
燃える火の赤い色からの連想でしょう。
身近な花の名は日本語から連想が効かず覚えにくいものですが、単語DNAから考えるととても覚えやすくなりますよね。
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ azalea「アゼイリア / 西洋つつじ」
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ arson 「アーソン」放火・火つけ
He was convicted of arson.
(彼は放火で刑を受けた)
arsonって何?fireは関係ないの?とあなたは不思議に思うでしょうか。
実はfireはfireで別のDNAがあります。PAEWRパエウル(火、熱)というそうです。
fireと比べるとだいぶ音が変化したようですね。
ややマニアックになりますが、このDNA PAEWRパエウル(火、熱)からも放火に似た単語が見つかりました。
それはpyromania パイロメイニア。
maniaは(日本語の)「マニア」にあたる単語。放火癖のような意味みたい。
ちなみにarsonはラテン語系。pyromaniaはギリシャ語系だそうです。
AS 「アス」燃える、輝く ⇒ arson 「アーソン」放火・火つけ
今回ashから始まってASから意外な英単語との繋がりが分かりました。
灰になる前には、燃えて輝く段階がある…は意味深では?と最初言いましたが、
人間最後は灰になる運命だとしても、その前に燃え輝きたいものですね。
英語の学習にあなたも燃えて輝けると良いですね。
<英語版>
日本語で内容を理解した上で今度は英語で理解してみる。
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
<今週のJiro’s quiz>
以下の文面で最後に当てはまる単語はどれ?
If you set fire to a building, you commit (1.area 2.arson 3. azalea).
(建物に火をつけたらあなたは放火することになる)・
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正解 2.放火
他は1.地域 3.ツツジ
See you next time,
Jiro
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員