おはようございます。
木曜日のCozyです!
あなたは
「もっと英語が話せるようになりたい!」
という気持ちはすごくあるのに,
「でも間違えるのが怖い…」
「通じなかったらどうしよう…」
そう思うこと,ありますか?
私はあります!
でもね,間違ったっていいんです。
話さないより話すことが大事だから。
でも,それ以上に気をつけたい2つのポイントがあるんです。
あなたはそれが何かわかりますか?
―教科になった?私の英語―
「なんだか英語を話せたらカッコいい!」
なんて子どもの頃は思っていたんですよね。
中学校に入っても英語は好きで、定期テストも高得点。
そう,はじめのうちは…
でも、だんだんと
文法がわからない
英作文ができない
というように
「教科としての英語」
が苦痛になっていきました。
中1の頃は100点ばかりだったテストも、中2では80点前後、
中3になるころは60点なんかも結構ありました。
でも,
「英語を話せるようになったらカッコいい」
という憧れだけは持ち続けていたんです。
だから,高校は英語の授業が多い学校を選び,アメリカ人の先生の家族とも親しくなりました。
家へ遊びに行くなどもしていましたが,
「英語を話せる」とまではいえない英語力。
言いたいことは頭の中にあるのに、口を開くまでに時間がかかる。
そんな自分に、もどかしさを感じていました。
間違えたくない。
恥をかきたくない。
そんな考えが,なかなか自分から抜けなかったんですよね。
どうして私たちはこんなにも「間違えること」に敏感なのでしょうか。
―減点される感覚―
私にはひとつのある考えがあります。
あくまでも私個人の意見ですが…。
それは学校や入試での試験やテスト。
100点満点から間違えた部分を減点する
「減点方式」
ですよね。
私たちはつい,正解できたところよりも間違えた部分に注目してしまいがち。
それが、
「間違い=ダメ」
「正しくなければいけない」
という思いにつながっているような気がするのです。
また,
「クラスの平均点よりも上か下か」
をとても意識して,
他人と比べることもつながっているのかもしれません。
だから英語でも、
「間違えたらダメ」
「間違えたら恥ずかしい」
となり,
「正確に言えないなら,黙っていた方がいい」
と、自分にブレーキをかけてしまうのではないかと思うのです。
―どうすれば意識を変えられるのか?―
① 他人と比べず、昨日の自分と比べるよう意識する
「前より伝わった」「言い直せた」と前進した自分に目を向けてみましょう。
② 「間違えても通じた!」という経験を積む
たとえ “I went to the park.”と言うべきところを, “I goed to the park.”と言ってしまったり, “likes”のように三人称単数の “ s “を付けずに や “He like pizza.”と言ってしまったとしても,
「通じた!」
という部分が大切なのです。
そんな「伝わった体験」は大きな自信になると思うのです。
③ 「伝われば合格!」と自分に思い込ませる
社会では、テストの点より「伝わったかどうか」が重要です。
間違えてもいい、伝わればいい、という意識を自ら再認識することが大切です。
④ 非英語圏の人の英語を聞いてみる
文法が不完全でも堂々と話す人たちの姿を見ると、
「完璧じゃなくても通じればいいんだ」という実感が得られます。
私も以前アメリカで、文法がぐちゃぐちゃで言葉に詰まったとき、
現地の人にこう言われました。
“I totally got what you meant.”
(言いたいこと、ちゃんと伝わったよ)
この言葉にとても救われました。
TOEICなどの資格試験はどうしても間違えたくない,という意識が働きますが,
普段,話す時は別。
「評価されるのではなく,通じればよい」
という意識を持つことが大切だと思います。
また,日本人は
「欧米人に緊張してしまいやすい傾向にある」
というのもあると思います。
それを克服するためにも,顔の近いアジア人の人たちの英語を聞いてみると,良い刺激になると思いますよ。
―2つ注意すること!―
先ほどの4つを意識しつつ,こちらも頭に入れておいて欲しいのです。
私たち日本人って、気まずかったり、失敗したときに
「照れ笑い」
でごまかしたりすること、ありますよね。
私もよくやってしまいます。
日本では“場を和ませる”効果のあるこの照れ笑い。
でも,英語圏では“意味不明”になってしまうことも多々あります。
わからない場合は,
“I’m not sure.”
(わからない)
とはっきり言いましょう。
その方が全然相手に伝わります。
そしてもう一つ。
「察して」は伝わらない,ということを知ること。
私たち日本人は、相手の気持ちを察したり、空気を読んだりすることが得意だと言われています。
だから、
「あえて言わなくても、きっとわかってくれるだろう」
と思ってしまうことがあるんですよね。
でも、英語の世界では、
“言葉にして伝える”
のが基本。
「伝えようとすること」に、価値があるんです。
たとえ完璧じゃなくても、たとえ変な言い回しでも、
それを口に出して伝えた人の方が、圧倒的に伝わるし,理解しようと相手もしてくれるんですよね。
実は,私たちが恐れている“間違い”って、
本当は“正しくないこと”じゃなくて、“恥ずかしいと思ってしまうこと”なのかもしれません。
でも、英語って「話せるようになった人が勝ち」じゃなくて、
「話した人が勝ち」
なんです。
文法が多少間違っていても、言いたいことが伝わればOK!
黙って笑ってごまかすより、一歩前に出てみた方が、ずっと伝わる。
減点するのはもうやめて,自分の話した英語に「小さな“加点”」をしてあげましょう。
その積み重ねが、きっと自信につながっていくと思いますよ。
偉そうなことを言っているそんな私も,
まだまだ道半ばなんですけどね。
それではまた来週〜♬
See you next week〜!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。