Hey! Guys!
Swatchです。
Swatchが、英語を通じて成長したお話は何回かしていますが、今回は、人生の時代ごとに、影響を受けたフレーズについて、振り返ってみたいと思います。
最初に、英語って楽しいなという体験をしたのは、中学校の頃です。
ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画「メリー・ポピンズ」が公開され、魔法とファンタジーな物語に夢中になりました。
その中で、以前のお話で紹介した長大語(単語の綴りが多く発音に時間がかかる言葉)を、中学校のクラスで得意気に言おうとしたときに、クラスメートの男子に先を越されてしまったのです。
“Supercalifragilisticexpialidocious!
Swatchが、中学校の休憩時間にメリー・ポピンズのナンバーのタイトルを得意げに、話そうとしたとたんに、男子同級生が
“Supercalifragilisticexpialidocious!/ スーパーカリフラジリスティックイクスピアリドウシャス”
とすらすらと披露したのです。
それを聞いたクラスの女子が、「K君、すご~い」と歓声を上げたのです。「え?なぜ知ってるの」クラス一の映画少年を自負していたSwatchは、ショックでした。彼は得意げに、興味が合ったから覚えたと一言告げました。そのどや顔今でも覚えています。(笑)
しかも、Swatchよりしっかりと、よどみなく発音されていたのを記憶しています。先を越されたことよりも、その長大語を、すらすらと英語っぽく言われたことがショックでした。「家でレコードを聴いて覚えた」と言われ、納得しました。
1965年当時は、家庭にビデオはありませんでした。
このフレーズがSwatchにとっては、思い出とともに、英語の学習をする上での原点となりました。
“Supercalifragilisticexpialidocious!”
無理に訳せば、Super (超越した)② Cali (美しい)③ Fragilistic (繊細な)④ Expiali (償う)⑤ Docious (洗練された)5つの単語が「素晴らしい、素敵な」の意味で使われています。
小学生ならずとも、覚えたら使ってみたくなるフレーズです。
大人がこのフレーズを使うときには、いろいろとメリットがあります。
- アメリカの文化を理解していると思われる
- 情操教育が豊かな子ども時代を過ごしたと思われる(裕福な家庭)
- アメリカ人と共通認識があると思われる(アメリカ人は、仲間意識が好き)
実際に、このフレーズをアメリカ人に使ってみてください。いろいろな反応をしてくれます。
子どもの頃の話で盛り上がるかもしれませんし、ディズニー映画の話に発展するかもしれません。
Swatchにとっては、英語教官として、授業に取り上げた思い入れのあるフレーズです。
“I’m hanging in there!”
次に紹介する、胸に刺さった英語フレーズは、
“I’m hanging in there!”
(何とかやってる)
です。
陸軍大学のアカデミーに留学していた当時、授業が終わり帰宅準備をしているところに、同期生の
特殊部隊隊員から声をかけられました。
“Tak, Do you know hanging in there?”
“I have no idea. What’s that?”
というようなやり取りがあったと思います。
“hanging in there”
は、猫が壁にしがみついて、必死に頑張っている状況を言うんだそうで、爪を壁に立てて説明してくれました。
「俺たち、特殊部隊の人間は、陸軍の中で常にそういう状態で勤務(サービス)している。お前も今の調子でいけよ!」
という親身のアドバイスでした。
留学中は、睡眠時間は4時間で頑張っていたこともあり、かなり周りにはテンパっているように見えたのかもしれません。彼の言葉が、身に沁みました。
何か苦しいことがあったり、大変な状況であったりしても、必死になって取り組むことの大切さを、特殊部隊のエリートの経験から教えてくれた言葉でした。人生で何かあったときには、一人でこのフレーズをつぶやいています。特殊部隊の同期が、後ろからしっかりと支えてくれる気分になります。
“Hey, guys!”
最後に紹介するフレーズは、Swatchが通訳を始めた頃に出会ったフレーズです。
日本にある陸軍基地司令部に通訳にいったとき、米陸軍側の担当官にかけられた言葉です。
基地につき、ロビーで座って待っていると、後方から
“Hey, guys!”
と声をかけられました。
振り向くと、黒人女性の担当官が立っていました。迷彩服に身を固め、真っ赤な唇とピカピカの半長靴が印象的でした。
まだまだ米軍の口語になれていなかったSwatchは、度肝を抜かれました。「Hey ! / ヘイ!」(おい)と声をかけられたことはなかったので、何か悪いことをしたように一瞬感じました。
さらに、「guys! / ガイズ!」(お前たち)もアメリカのギャング映画やバイオレンス映画に出てくるセリフのようで、「すごみ」を感じました。
振りかえると、黒人女性で、いかにも軍人といった鍛えられた体躯。低く、良く響く声でしたので、一瞬で圧倒された感じでした。「オー、怖!」という感じ。
女性は優しく、かわいい声で対応してくれるという勝手な思い込みが全部吹き飛び、そこにはプロフェッショナルな軍人が存在していました。
後になって、“guys” の語感を確かめると、「おい、お前たち」ではなく、親近感のある「皆さん」であることが分かり、自分の無知と勝手な思い込みに赤面したことを思い出します。
このSwatchのお話のはじまりの “Hey, guys!” は、皆様への親しみを込めたご挨拶です。
アメリカ人に接するときも、このフレーズを使うことによって、相手の懐に飛び込んでいけるような気がします。
英語を使って仕事をする中で、様々な出会いがあり、新しいフレーズと出会います。その経験と英語の知識が、あなたの英語ライフの基礎となるのです。それを活用することにより、あなたの英語ライフ、さらに人生の重要な場面を支えてくれます。
あなたには、どのようなフレーズが心に残っていますか。新しいフレーズとの出会いを求め、英語ライフをさらに充実させていきましょう。
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
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