【World Life】とは?
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カーナビで得るもの失うモノ

World Lifeな生活
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車で2時間程の町へ行く用事ができてしまいました。初めての場所です。

実は私の車にはカーナビがありません。今の時代、ほぼ全ての車にカーナビがあると思うので、遠出では結構迷子になるってあなたには信じられないかも。

最近も高速を降り損ね、あれよあれよと言う間に隣の県。もう一度トライしましたが結局ダメ。数時間格闘の末、くたびれ果てて家に戻りましたw。

今度は絶対失敗できない用事というか任務w。いよいよカーナビを買わなければと思いました。
でも、何をどう選ぶ、どう使いこなす???と考えてたら、それだけで気が滅入ってきちゃって…
(焦ってなければ、すぐプランB―スマホで代用―を思いついたのでしょうがw)

あなたはカーナビ等に長けた人に違いありません。得意な人には不得意な人の気持ちは分からないかも。とにかくああだこうだと理屈をつけて堂々巡り。

そんな時ふと思い出したのが、尊敬する歴史学者ハラリ氏の言葉。確か『サピエンス』内の記述。

…現代人は数百万年前の人類に比べ脳が小さくなったとする説がある。当時は数十キロから数百キロ圏内での移動生活が当たり前。狩りや採集で食べ物を確保しつつ安全に住処を移していくには、実に多種多様な知識や技能が必要とされただろう。

地勢、動物の習性、植物の植生、行動癖や毒性…今では想像できない程、膨大な地理学的生物学的知識が誰にも必要だったに違いない。そういうデータを記憶できなければ結局、死を意味した。

ところが文明の進歩で道具や機械が発明。以前の知識や技能は脳内に保持する必要はなく、どんどん外付けされていくばかり。…使わぬ脳が縮小したとしても不思議はない。「進歩」と引き換えに、実は退化が進行しているのかもしれない…
大体このような内容だったと思います。

<そう言えば…>

確かに記憶力についてみても、古代ギリシャのホメロスは長い叙事詩を全部暗唱したはず。私は語学の教員なのに暗記が苦手。記憶力の差は歴然。おこがまし過ぎる比較ですが…

最近は何かを「ひねる・捩じる」動作が苦手な子が多いと聞きます。回すダイヤルやチャンネル、ひねるドアノブに水道のコック…いつの間にか消えていく…これが原因でしょうか?

もう一つの例。腐った大木が倒れ就寝中のキャンパーが死亡という事件が数日前ありました。

『腐ってガランドウな幹は、叩けばぼわっと響くんです』

とか専門家がTVで解説。でも原始時代なら誰でもそんな知識も持ち合わせていたかも。

カーナビの話に戻ります。原始人と比べ、カーナビ頼りは結局自分では何もせず、ぼやーッと連れて行ってもらうのと同じです。その証拠に、自分でもう一度行けと言われたら行けないらしいですよね。本人の経験として蓄積されないからでしょう。

ここまで考え、自分の脳力は退化する一方だと心配になりました。とにかくカーナビを急いで買うのは取りやめw。

今回は経路検索NAVITIME(にはチャッカリお世話にw)で下調べし、原始人のように出かけてみようと思います。

<やせ我慢?>

辺りを見渡せばますます楽になる一方の生活。喜んでばかりはいられないようです。たまには文明の利器を拒否してもいいのでは?いやあなたなら、すでにそうしてるかも。

さて私は目的地に着くことはできたのか?それはまたいずれ。
See you laterJiro

<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
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追記:ナビゲーションはスマホ、という人が今急増中。大抵Google mapで十分と聞きました。進歩/退歩が加速中。まさか人類の集団自殺行為でもないのでしょうが……

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