大谷翔平選手のホームランが止まりません。ホームランを打つということだけでなく、打席に立っただけで、何が起こるか、どんなショーが始まるか、期待感が高まります。
英語には、スポーツマン、アスリート、マッチョといった「鍛えた身体」に関する言葉がたくさんありますが、英語を母国語としない日本人にとってはあまりなじみがないのが現実です。
ホームランランキングのトップを独走している大谷選手のカッコよさの表現を、私のボキャブラリーで考えてみると、
He is a great sportsman!
(彼は、偉大なスポーツマンだ)
He is a superhero!
(彼は、スーパーヒーローだ)
思いつくのが、こんな感じのフツ~の表現です。
最近、ドジャースのホームページで実況放送を観ていたら、とりわけよく話すアナウンサーがいて、耳をすましてみると、、、、、
ありました。大谷選手を最大限の言葉で褒めたたえている表現が聞こえてきました。
<大谷翔平選手をカッコイイ!って英語でどう表現するの!?>
日本のプロ野球の実況放送と違って、大リーグの実況担当のアナウンサーは、個性豊かな人が多いですね。ドジャースの公式ホームページの動画を観ていて、ピッタリの表現を見つけました!
実況のアナウンサーが叫んでいました。
“He is the GOAT!”です。そうです。「彼は、ヤギだ!」といったのです。(笑)
実は、こんな意味があるのです!
G Greatest (最も偉大な)
O of (~の中では)
A All (すべての)
T Time (時代)
GOATという頭字語(acronym)です。意味は、「至上最高」という感じです。
Otani is the GOAT!
(大谷選手は、史上最高の選手です!)
になります。
スポーツ界、芸能界などレジェンドのような感じ大物感を出したいときに、GOATを使います。
大谷選手にピッタリな表現ですね。
<大谷選手のようにイケメンで、ガタイも良いスポーツマンは、Hunkyだ!>
ことわざに、「天は二物を与えず」があります。最近はあまり思い出すこともなかったのですが、
ことわざ辞典では、「天は一人の人間にいくつもの才能を与えることはない。
また、ひとつの才能に秀でている者は、往々にして他に欠点があるものだ」だそうです。
英語にも同じことわざがあります。
“God does not give with both hands to one person!”です。
大谷選手は、二刀流ということで、打者と投手ということで、違う才能を兼ね備えた存在です。
いままでの常識では考えられないことを実現させたのは努力と才能だと思います。
アメリカには、そういった才能を兼ねそろえた存在のほかに、もう一つの存在があります。
それは、才色兼備を少しひねったもの。
才色兼備は、美しさと頭の良さ(才能)を兼ねそろえてもった女性に使う言葉ですが、男性に使う言葉で、マッチョで顔が良い(イケメン)という2つがそろった男性を称える言葉があるのです。
それは“Hunk”です。ハンクと発音します。
もともとの意味は、「肉の塊」という意味ですが、肉の塊が付いた身体、つまり、しっかりと筋肉が付いたマッチョマンが第一条件です。
さらに、そこに顔の良さが加わります。つまり、チョー!イケメンであること。身体が筋肉質、あるいはマッチョで、イケメンという条件がそろった男性に対して、“Hunk”を使います。
“Otani is hunk”
(大谷選手は、素晴らしい筋肉質の体をもち、さらにイケメンだ)
世の中、マッチョの男性は山とおりますが、なかなかイケメンはおりません。(笑)
大谷選手は、投手、打者という素晴らしい技術を持ちながら、筋肉質のアスリートであり、さらにイケメンであるということ。どれだけ才能をもって生まれているのでしょうか。
Hunkもなかなか世の中には存在しませんが、今や、男性版才色兼備もありなのですね。
完璧なハンクはいないかもしれませんが、それっぽい人はたくさんいるかもしれません。
そんな御仁には、“He is a bit of hunk!”(顔もイケメンでマッチョっぽいね)と表現しますか!?
日常会話で使うなら形容詞で表現するのも、良いかもしれません。「イケメンマッチョな」は、“hunky”(ハンキ―)です。“He is hunky!”(彼は、イケメンマッチョだな!)で良いです
<英語は、時代とともに変化し、多様な世界を作り上げています>
英語の学習を継続していると、世界の動きが少しだけ早く、つかめるような気がしています。
情報は、G5、IT技術の発達で、世界中を駆け巡っています。その情報に、ちょっと触れるだけで、世の動きを実感できます。
その感覚は、いつでもワクワクするものです。そこからイマジネーションが生まれ、自分の中に新しい発見をすることもあります。
今や英語は世界言語として、2000万語以上の語彙力を誇っています。他の言語は、英語を母国語にとり入れていますので、せいぜい100万語程度です。
英語がなければ表現できないことも多くあります。それは学術論文でも如実に表れています。
そういった英語の持つダイナミックな動きを感じることも大切なことです。
GOATとHunkを語彙に入れて、多様な表現に挑戦してみましょう。男性に対してだけですが、、、、。
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
Facebook
https://www.facebook.com/takeru.suwa.7/
※友達申請いただく際「World Lifeで見ました」と一言コメント頂けますでしょうか。よろしくお願いします。