Hi!
火曜のJiroです。
ロシアのウクライナへの侵攻から、3年と9ヶ月。
ロシア国内世論に変化はないのか。独裁国家でなければ色々違うだろうに・・・という気がします。
独裁者はウラディミール=プーチンですが、私が気になったのが、その名前の語源。
「あれっ?ロシア語でしょ?」 とあなたは思われるかも。
でも私の注目する単語DNAは、西欧言語ならどれにも共通で、ロシア語は西欧言語の一つなので、DNAは普通にあるんです。
ではまず、Vladimir / ウラディミールのDNAは、VAL / ヴァル(強い力)。
DNA VAL / ヴァル(強い力)→Vladimir
数千年前からある単語DNAのVAL / ヴァルが Vladimir / ウラディミール のあたまの Vlaの部分に見られます。
少し細かいですが、Vladi- の di はロシア語で、他の単語を作る時のアダプター的なモノらしい。
例えば VLa + di.. 何とかで、名詞や動詞になるそうです。
でも、Val と Vla をよく見ると、aとlの順番が違いますよね。
al ↔ la
でもこういう語順の逆転は、割とありそうなんです。
ーーーーーーーーーーー
英語でいくと例えば、13がなぜ threeteen / スリーティーン でないの?と思いませんか?
実は昔は three-teen に近い綴りだったのですが、誰かがうっかり three- ➾ theer- とひっくり返したのが今の綴りの元らしいんです。
(three ➾) threeteen / スリーティーン ➾ theerteen ➾ thirteen / サーティーン
ValとVlaになったのも、誰かのうっかりかもしれません。
ーーーーーーーーーーーー
Vladimir / ウラディミール の最後の -mir の部分は、ロシア語では2つの意味。
一つは「世界」で、もう一つが「平和」。
だからVladimirの名前は、語源的に「平和な世界を支配する(人)」みたいな感じ。
Vladimir → (平和な)世界の支配(者)
前半はともかく、後半は当たりのような当たりであって欲しくないような。まあ語源に文句を言っても始まりませんが…
<プーチンのDNAが英語圏にも?>
VAL / ヴァル(強い力)はDNAなので、勿論英語にも見られます。例えば
DNA VAL (強い力) → value / ヴァリュー(価値)
DNAに国境は無関係とは言っても、ロシア大統領の語源が英単語にあるのは何となく不思議ですね。
お店等で「バリューストア」や「バリュープライス」等。単語を見るたびにプーチンを思い出したりするかも・・・でも一種の語学センスアップなのかもしれません。
<プーチン・トランプの意外な接点>
さて今回あなたに伝えたいこと、
それはVALを持つもう一つ別名前…
Donald Trump / ドナルド・トランプ
Donald = Don+ald
一言だと 「Don」 は「世界」で、「ald」 は元は 「VAL」 だったといいます。
従って Donald も「世界の支配(者)」の意味。
なので、プーチンとトランプの二人の名前の語源が一致します。
まさに
Birds of a feather flock together
(類は友を呼ぶ、似た者同士)。
何かと物議を醸す、Putin と Trump。
個人名の語源的意味がほぼ同じとは・・・。
Vladimir →(平和な)世界の支配(者)
Donald → 世界の支配(者)
この一致って歴史の悪戯としか言いようがありません。
でも個人的な繋がりは語源止まりであって欲しいと思います。
それにつけても、戦争終結一日も早くと祈らずにいられません。
See you soon
Jiro
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員

