前々回のお話に続き、なんかフェスがあるのかと思うくらい、とにかく人が多い、なんだか最近盛り上がっているコリアンタウン、行ってきました。
2021年からのパンデミックで、焼肉屋さんなどは、サイドウォークに屋外仮店舗を作り、その仮店舗内で、つまり路上で焼肉。
それぞれのテーブルに携帯用ガスコンロとボンベを用意したり、冬にはヒーターを用意したり、大変そうでした。面白い経験ではありましたが(笑)
随分といろんなお店がクローズして、テナント募集の張り紙が貼られていたり、改装工事中になっていたり、ほんとに大変だったと思うのですが、やっと2024年、元に戻ってきた感じがします。若い人たちで活気に溢れているのは、いつ見ても元気が出ます。
さて、今回も、コリアンタウンにある、コリアン・フードコートの中から何軒か、ご紹介しようと思います。
ファストフードながら、なかなか食べ応えありそうな感じです。前回ちょっと申し上げましたが、ニューヨークでは現在、ランチにレストランに入って食べようと思うと、ちょっとしたヌードルでも軽く20ドル(約3000円)はします。
レストランですと、それに約10%のタックスと約20%のチップがつくので、約3割増。3000円のパスタがおおよそ3900円になります。そんな中で、このフードコートは、ほとんど20ドル以下ですから、お手軽と言うべきかな。
前回は、スクールフードのお店と称している、トッポギやキンパのお店をご紹介しましたが、さて、今週の1軒めは、バーベキューのお店。(つまり、焼肉ですね)。焼肉丼を始めとして、さすがアメリカ人にウケそうな、いろんな焼肉の形態(!)があります。
焼肉の種類は、牛肉はブルゴギ(甘辛くマリネした薄切り)とカルビ(けっこう骨付きが多い)。
チキンやエビ、そしてベジタリアンやヴィーガンのひと用に、豆腐とかカニカマなんかもあるみたいです。
焼肉丼は、バーベキュー・ライス・ボウル、焼肉と白ご飯が丼に。それはちょっと簡単に想像がつきますが、バーベキュー・ラップ、バーベキュー・ナチョス、バーベキュー・タコなんていうのも。メキシカンなどとの、面白そうなコンビネーションです。
メキシカンは値段もリーズナブルで、アメリカでもお隣の国と言うこともあり、人気ですから、アメリカ人にわかりやすそうですよね。
この辺は、だいたい16ドルから18ドル位(約2400円〜2700円)の感じ。カレーライスの焼肉乗せ、19ドル(約2850円)も、素晴らしく美味しそうです!
さて、次のお店を見てみましょうか、ランチと言えば、やっぱり麺・丼がお手頃な感じがします。わ、このお店、麺&丼メニューがたくさんあります。韓国では、うどんや春雨、インスタントラーメンも人気のようですね。夏場には、私はコリアン冷麺が好きです。
上のフォトの左上、ハートのNo.1の、ブラックビーン・ポーク・ヌードルと言うのが真っ黒で何か魅力的です。(笑) 黒豆と豚肉を煮込んだソースがヌードルにかけてあるみたいです。12.99ドル(約1950円)
No.2は、「Jjamppong」一生懸命読んでみたら、「ちゃんぽん」でした。なるほど。シーフードの、コリアン風スープ・ヌードルだそうです。15.99ドル(約2400円)
No.4は、「キムチ・トーフ・オーバーライス」キムチと豆腐の炒めかけご飯。これは間違いなく、美味しそう!12.99ドル(約1950円)
No.10「ベジタブル・チャプチェ」春雨の野菜炒めで、これにブルゴギを載せたりできるみたいです。11.99ドル。(約1800円)ブルゴキ載せは、5ドル増し。(約2550円)
No.16は、ピビム・ネンミョン。これは調べました。モランボンさん、ありがとう。汁がない麺だそうで、ピビムが混ぜると言う意味で、ネンミョンが冷麺だそうです。「まぜ麺」って感じでしょうか。13.99ドル(約2100円)。
どれも美味しそうで、迷ってしまいます。皆さん迷っておられるようでした。
では、お腹いっぱいになったところで、おまけは、スイーツです。このフードコート、入ってすぐのところにスイーツがありました。辛くてしょっぱいものを食べた後には、どうしても甘いもので締めたくなりますよね。
ここには、いろんな味のチュロスがあります。チョコレート、ストロベリー、抹茶味などいろんな種類が。スペイン風のドーナツっぽい揚げ菓子ですが、きっと、いま韓国で流行っているのかな。1つ4.5ドルから5.5ドル位でした。(約675円から825円位かな)
今日は、近くのコリアン・スーパーでキムチを買って帰ろう。キムチも値段が上がっています。パンデミック前には8ドル(約1200円)だった同じキムチが、今15.99(約2400円)になっています。でも食べたいので買って帰ります。
大事に食べます。(笑)
では皆さま、また来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。