【World Life】とは?
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習うほど増える意外な間違い

World Lifeな生活
この記事は約5分で読めます。

Hi!
火曜のJiroです。

突然ですがクイズです。
次の2つはどちらが正しい英文でしょうか?

① The boy is swimming.
② The boy swimming.




「そんなの簡単、①に決まってる!」
そう思われたあなた、その通り。

でも、実はこの「簡単な問題」に、多くの日本人が引っかかる瞬間があるんです。
それも、英語の学び始めではなく、**「少し慣れてきた頃」**に。

「え、そんなところで?」と思いますよね。

中高で英語教師をしていた頃、この現象に何度も出会いました。

最初は正解できてた生徒が、ある時期を境に突然②を選ぶようになる——。
なぜでしょうか?

その2つの原因を探ると、私たちが英語を学ぶ上での「思わぬ落とし穴」が見えてきます。

【第1の理由:不思議な「逆転現象」】

最初はできたのに、後でできなくなる謎

現在進行形を習ったばかりの頃、ほとんどの生徒が①と正しく答えます。
ところが数ヶ月後、特に**「分詞の後置修飾」**を習った後②と答える生徒が急増します。

混乱のきっかけ:後置修飾との出会い

生徒たちはこんな文を習います:

・The boy swimming in the pool is John.
(プールで泳いでいる少年はジョンです)

・The boy sitting on the bench is Ken.
(ベンチに座っている少年はケンです)

これは「分詞の後置修飾」と呼ばれる形で、
現在分詞が名詞を後ろから説明しています。

ここで、生徒の頭の中ではこんな声が聞こえてきます。

「あれ? swimming だけでも『泳いでいる』って意味だよな…」
「じゃあ is って、いらないかも?」

この瞬間、
②のような英文が生まれやすくなります。

つまりこれは、理解が浅いからではなく、
むしろ“真面目に学んだ結果”起こる混乱なのです。

【第2の理由:イメージが見えていない】

現在形と進行形、説明できますか?

もう一つの原因は、文の意味を「イメージ」で捉えていないことです。

質問です。
次の2つの文、あなたは違いを説明できますか?

・He swims.
・He is swimming.

どちらも「彼は泳ぐ」と訳せそうですが、実は大きく違いますよね。

現在形 = 習慣・反復
He swims. は、
「彼は(習慣的に)泳ぐ」という意味です。

・He swims every day in summer.
(彼は夏には毎日泳ぐ)

進行形 = まさに今、この瞬間
一方、He is swimming. は、
「まさに今、泳いでいる最中」という意味です。

・He is swimming in the pool right now.
(彼は今まさにプールで泳いでいる)

図で見ると、
「いつものこと」と「今していること」の違いが、
感覚的に掴めるのではないでしょうか。

訳だけに頼る危険性
日本語訳だけで理解しようとすると:

・He swims. → 「彼は泳ぐ」
・He is swimming. → 「彼は泳いでいる」

「ている」が付くかどうか、
それくらいの違いに見えてしまいます。

すると、
動作の“時間のイメージ”が頭に残らなくなってしまうのです。

【解決策:大人の学び直しにも効く方法】

では、どうしたらよいのか、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯ステップ1:訳さず、イメージで捉える

文を見たら、
すぐに日本語に訳そうとするのではなく、
**「どんな場面か」「いつの話か」**を感じてみましょう。

例 :
Mike is swimming in the pool now.
→ マイクが今まさにプールで泳いでいる姿を想像
is swimming が「この瞬間」を表していることを感じる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯ステップ2:体で覚える(丸暗記)

少し意外かもしれませんが、
簡単な文を体で覚えることは、とても効果的です。

場面をイメージしながら、
短い文を何度も声に出して言う。

例 :
Mike is swimming in the pool now.

こうしているうちに、

be動詞+〜ing という形が、
理屈ではなく感覚として身についてきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯ステップ3:大人は「理屈 ➕ イメージ」の両輪で

大人の学習者の強みは、
「なぜそうなるのか」も理解できることです。

・文法の理由を知る
・イメージで感覚的に掴む

この両方を組み合わせると、学習効果倍増です。

The boy swimming という間違いは、決して「英語ができない」証拠ではありません。

それは、日本語と英語の構造が根本的に違うことの表れです。

・日本語 → 動詞を文末に置く
・英語 → 述語動詞をセットで組み立てる

この違いを知れば、つまずくのは自然なことだと分かります。

あなたが何歳でも、

簡単な文を何度も口にして、体で覚える。

これは最も効果的な学習方法です。
英語学習に、遅すぎることはありません。

Happy learning English!

See you again,
Jiro

 

※【補足】
◯動詞をセットで組む英語
日本語は、英語のbe動詞にあたる言葉を省略できる言語です。
特に話し言葉では、文末に短い動詞形をちょこんと付けるだけの時も。

「これはペンです」→「これ、ペン」
「彼は泳いでいます」→「彼、泳いでる」
「彼女は学生です」→「彼女、学生」

対照的に、英語は述語動詞をセットで組み立てる言語。
進行形: be動詞 + 〜ing形
完了形: have + 過去分詞

例:
They have built the new bridge.
(彼らは新しい橋を建てた)

日本語は「建てた」という3文字で済むのに、英語は have built という2語の単語セットが必要です。

日本語では動詞を「ポンと置く」感覚で済むため、英語でも無意識に:
The boy swimming.
とポンと置いてしまう。
大切なのは**「述語動詞をセットで組み立てる」**感覚です。

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