新しくオープンした【World Life】とは?
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What Would You Do?

World Lifeな生活
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いきなりですが質問です。

「間違っていると思うこと」に遭遇した時,あなたはどうしますか?

意見しますか?

それともスルーしますか?

本当にいきなりすぎる質問ですよね。

実はこれ,アメリカのテレビ番組のお話なのです。

アメリカのTVabcで放送しているドッキリ番組, “What would you do?”(あなたならどうする?)をご存知でしょうか。

ドッキリと言えば,いたずら等,笑わせるものが多いと思います。

しかし,この “What would you do?”はちょっと違うのです。

日本のテレビ番組では「まずありえない」トピックで,

一般人の反応を見て「世間に問いかける」というコンセプト。

撮影の場所はレストランや洋服店など,街中に普通にあるお店がメインです。

そのドッキリの内容とは

 

たとえば,とあるレストランでウェイターとして働く吃音の障害を持っている青年(仕掛け人)に対して,「あなたはこの仕事をするべきじゃない」「イライラする」などの暴言を吐く客(仕掛け人)。

また別の会には,婚約者を両親に紹介する娘(仕掛け人)。

婚約者が登場し,それがアジア人(仕掛け人)だとわかると急に態度を変え,人種差別の言葉を浴びせる両親(仕掛け人)。

行動の遅い年配者(仕掛け人)に,「早くしてよ!」と怒るスーパーのレジ係(仕掛け人)

などなど。

これらは全て「役者」なのですが,その演技はアカデミー賞もの。

それらの人々に対して,「これでもか」というくらいひどい言葉を投げかける仕掛け人たち。

その大きな声でのやり取りは,周りにいる一般客にどうしても聞こえてしまいます。

当然,周りにいる一般客たちは一様に怪訝な顔。

そして仕掛け人たちとは知らない一般客たちは,

直接意見し始めるのです。

「あなたの言っていることは不愉快。」

「愛に人種も性別も関係ない。」

「嫌なら黙って店から出ればいい。」などなど。

いやぁ,これは日本ではまずあり得ません。

おそらく日本では,「見て見ぬ振り」がほとんどではないでしょうか。

どんな人なのかもわからないし,きっと「関わると危険。知らん顔するのが一番」となるのが普通かもしれません。

でも,「自分の信念として意見すること」が日本よりも多いアメリカの人々は黙っていません。

それはもう,毎回涙が出てきてしまうほど。

「これ以上はヤバい!」という状況になると,

必ず司会者であるジョン・キニョネス(John Quiñones)が出て来ます。

この人はジャーナリストで,現在はこの番組の司会者。

その顔を見て皆, “Oh, My Gosh!”とびっくり。

笑顔になったり,泣き出したり。

「これが現実ではなくて良かった」と一様に安堵するのです。

司会者が,「なぜあなたは,あのような行動に出たのですか?」と聞くと,

みなさん自分の経験や考えを話しながら,

「こんなことが許されてはいけません。」など,熱く語るのです。

残念ながら,日本ではすぐに「あ,これはヤラセでしょ。」という意見が出るのですが,

番組を見る限り,ヤラセではないと思います。

仕掛け人役の演者さんたちは演技でやっているのですが。

もちろんアメリカでも,いつも意見を言う人たちばかりではありません。

番組の編集でカットされた多くの人は見てみぬフリかもしれません。

ときには,「私は関係ないから」と去っていく人たちもいます。

その場合は,顔にボカシが入っています。

でも,まっすぐに意見する人が多いのも事実です。

それが日本であれば,意見する人はかなり少数になるのかもしれません。

さあ,あなたならどうですか?

この番組に出てくる一般人の方々の正義感には,本当に頭が下がる思いです。

YouTubeでも検索すると出てきますので,ぜひ,一度見てみてください。

なぜこの番組のことを思い出したのかそれは今日の出来事にありました。

それは本当に嫌な出来事でした。

愛犬との散歩中に出会った,ワンコ連れの女性。

「吠えてしまうと申し訳ない」と思われたのでしょう,

「ダメよ。吠えたらダメ!」と大きな声。

「いえいえ,大丈夫ですよ。」と笑顔で離れて通り過ぎようとしたその時,

その方のワンコは吠えちゃったんです。

そして,思いっきりグーでワンコの頭を殴ったのです。

「キャイン!」と啼くそのワンコちゃん。

私はすかさず「やめてください!」と声を出してしまいました。

「犬なんだから吠えますし,殴ってはダメです。」と。

すると,その方は

「だって,言ったって聞かないんだから,殴って当然でしょう?」と。

「いや,殴るのはダメです。人であれ動物であれ,暴力や恐怖で押さえつけようとするのはダメです。虐待になりますよ。」

という私の言葉に,

「大げさな!」と

本当はもう少し意見したのですが,そこは割愛して

でもこれ以上関わるのはどうかと思い,その方のワンコの幸せと,その方がもう少し犬の性質を理解し,ワンコに寄り添った飼い主になりますようにと願いつつ,その場を後にしました。

もしかしたら,その方,犬を飼い始めた時,犬が吠える生き物だって知らなかったのかもしれないし(←嫌味)

最近の日本は,コロナ禍のせいか,特に「自分以外」には厳しい国となってきているように感じます。

都内の児童公園には,「サッカー禁止」「ボール遊び禁止」「音が出る遊びは禁止」「犬の連れ込み禁止」「音楽禁止」「花火禁止」「ダンス禁止」など,アメリカ人の友人が “Crazy”と驚くほど禁止事項が多く書かれています。

これは近所からのクレームでそうなっているとのこと。

その友人曰く,「児童公園って誰のためのもの?」と不思議そう。

「花見などでお酒飲んで騒いだりしているのに,なんで子どもがボールで遊んじゃいけないの?」と。

本来,子どもたちが遊ぶことを目的とした児童公園のはずなのに,

「声がうるさいから大声禁止」

「ボールの音がうるさいからボール遊びは禁止」

だけど

「春の季節は花見をしながらの宴会はOK」(今はコロナ禍なのでできませんが

大人の都合で,子どもたちの権利を制限している気がしてなりません。

なんでも「禁止」にしていくのではなく,お互いのことを考え,

「大声を出すと近所迷惑になることもある」

「ボールで遊ぶときは気をつける」という程度にして,

子どもたちにも考える機会と経験を与え,子どもも大人もお互いが他を思いやれるようにした方が「まだ」いいと思うのです。

対大人であれ子どもであれ,そして動物に対してであれ,

人間が自分たち「だけ」の目線で,自分たちのこと「しか」考えられないのでは悲しすぎます。

もちろん,自分のことも大切です。

なので,「自分以外思いやる余裕のある心」を持ちたいものです。

もともと日本人は,世界が驚くほどの社会性を持った国民性です。

しかし今,特にこのコロナ禍でだれもが何らかのストレスを抱えています。

ときには自分で処理しきれず,爆発しそうなストレスもあるでしょう。

ときにはネガティブになってしまうこともあるでしょう。

犬の散歩をされていたその方も,いろいろとストレスがあったのかもしれません。

でもどんな理由があったにせよ,動物を殴ることは許されません。

その方ももっと犬の気持ちに寄り添って考えることができたら,もっと違う結果だったかもしれませんね。

私は,この新型コロナウィルスというこの状況だからこそ,「思いやる心」が大切だと思うのです。

それはきれいごとかもしれません。

でもそんな世の中にしたいものです。

“What Would You Do?”の中で「人種差別のドッキリ」を仕掛けられた一般人の方は,

司会者の“What do you want people to learn from this?”

(この件から人々に学んで欲しいことは何ですか?)

という質問に対してこう答えていました。

“Just be better. 

(ただより良い人になることです。)

Everybody just needs to …, just be better people to each other.

(誰もがただ,お互いにより良い人になる必要があると思います。)

And just stop this stuff … I just … I just can’t take it anymore. I can’t.

(そしてこんな差別はもうやめましょう私はただこれ以上耐えられない。)

I just don’t stand for that kind of stuff. I just don’t.

(私はただ,あのようなことは我慢しません。)

さあ,あなたがもし,あの番組 “What would you do?”のような状況を目撃したらどうしますか?

あの番組の人々のように,間違っていると思う事に対して意見しますか?

それとも

What would YOU do?

※YouTubeで,What Would You Do?で検索すると,公式のページがヒットします。

また,#WWYD でも検索可能です。(日本語に訳してあるものも多くあります。)

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