ニューヨークは、未だ経済再開は、フェーズ3のレストラン、バーなどの屋内営業ができない状況のまま、5ヶ月目に入りました。
アメリカ国内、他州でのCOVID-19感染拡大に伴い、現在はフロリダ、カリフォルニア、テキサスなど22州からのニューヨーク州への来訪者は、2週間の隔離が義務付けられました。違反すれば2000ドル(21万円ちょっと)の罰金だとか。
ニューヨークのローカルニュース「NY1」は、いまだに各キャスターはそれぞれ、自宅からのブロードキャスティングです。
そんな中、この長いステイホームの間、グロッサリー・ショッピング(必要最低限の買い物)とお散歩は許されていたので、そのお散歩でよく行くセントラル・パークについて、今日はお話ししましょう。
セントラル・パークは、ニューヨーク市、マンハッタン島のちょっと北寄り、南北に4km東西に0.8km広がっている、大きな都市型公園なんです。夏のセントラルパークと言えば、無料コンサートなどが有名ですが、シープ・メドウという広大な芝生の上では、ニューヨーク・フィルハーモニー・オーケストラやメトロポリタン・オペラを始め数々のフリーコンサートが開催され、多くの人々が芝生の上でピクニックをしながら、楽しみます。
数年前には、Arturo’s でのピアノ演奏終了後、お店のおいしい炭焼きピザ、ラージサイズ(直径40cmは軽くあるかな!)をボックスで持ち込み、暗闇の中、友人たちと合流したのを思い出します。(今年は残念ながら全部中止だそうです。)
また、屋外円形劇場のデラコルテ・シアターでは、同じく毎年、無料のシェイクスピア劇が催されています。普通に見ると1万円位はしそうな大掛かりな有名なお芝居の数々が、毎年夏に行われ、街の風物詩となっています。その無料チケットは当日午後12時にこの劇場前で配布なので、それに間に合うように折りたたみチェアやサンドイッチなど持って、朝から列に並びます。1人2枚までチケットもらえるし、友人と一緒に並べば、楽しいことこの上ない。(これも今年は残念ながらキャンセル。)
ともあれ、今日はお散歩の話。
ジャクリーン・ケネディ・レザボア(貯水池)の周りにはジョギングトラックが作られており、1周約2.4kmで、映画などにもよく出てくる(SATCにも使われてました、キャリーとシャーロットがここでウォーキング前のストレッチをしてた)ように、ニューヨーカーのお勧めのウォーキングコースとなっているんです。
春には、5番街の近くの桜並木が、見事です。そして6月青々と新緑の季節となり、夏にはいろんなイベントがあって、紅葉の季節、そして枯葉を迎えます。フォトもそんな四季のセントラルパークの様子を選んでみました、楽しんでくださいね。
・晩秋、暮れなずむマンハッタン
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。