あなたは対話型AI、例えばChatGPTを使ったことはありますか?
私は少しづつですが、面白く使うようにしてます。例えば先日AIにダジャレを考えさせたら、とても興味深い結果になりました。
よしそれなら!、と今度は英語の新しい「オノマトペ」を考えさせることにしたんです。
オノマトペとは「(コンコンと)ノックする」や「(ガンガン)叩く」等、音を直接言葉として表す表現。
日本語にはこれが多いと言われます。しかも実際にない音でも、音みたいに表現する程。例えば「ぶるぶる震える」とか。これって「ぶるぶる」という音が実際に鳴るわけではないですよね。
逆に英語はオノマトペは数少なそうです。特に実際にない音の表現になると、ウンと少なそう。
(数少ない例は、tadaaa(タダ―)という幼児語。「ジャジャーン」みたいな感じ。漫画の他、大人がフザケていう場合あるようです。)
さて今回は「ぐんぐん(進歩する、捗る)」の「ぐんぐん」を英語で表現させることにしました。
プロンプト(対話型AIへのリクエストや質問文のこと)は英語で次のよう。
「速く滑らかで邪魔されない進歩や前進を表す新しい英語表現を考えて。アルファベットを組み合わせ、日本語なら「どんどん」とか「ぐんぐん」みたいなのを考えて欲しい。ただHe is making a rapid progress.(彼は急速に進歩している)とか、訳しちゃだめ」
みたいな感じ。
すると「もちろんです。そういう音をあなたがいろいろ思いつけるようにお手伝いできますよ。
例えば…とずらーっと出て来たのが、
ZZzzzzzZZZzzzzz:ドリルやチェーンソーの音。
BBBBrrrrrrrrrr:エンジン等の音。
VVVVvvvvvvvv:ハチ等が飛ぶ音。
FFFFFFfffffff:風や水の流れ。
PPPPpppppppp:ポップコーンがはじける音や、ボールが弾む音。
Sh-sh-sh-sh-sh-sh-sh:ヘビが這う音やロケットの噴射
Tsk-tsk-tsk-tsk-tsk:野菜を切ったり布を縫う音
これ、あなたは面白いと思いますか?私には、せいぜい小学校低学年位にしか…比較的、最後のがマシでしょうか。
ブツブツ有難うと言ったら「お役に立ててよかった!またいつでも!」といつも通り明るい感じ。
(AIのオノマトペって、どんなだろう!見たことも聞いたこともないものだろうか…)という期待が一気に消え失せました。それにしても凡庸過ぎる感じ。
強いて言えば、AIの回答が面白くなかったのが面白かったかもw
AIにも得意不得意があるのでしょうか?なら得意を引き出すプロンプトがやっぱり大事かも。
ともかく、あなたも色々実際にやってみるといいでしょう。回答がどうあれ、まだまだ新しさ満載
英語でやれば、英語の練習にもなりKill two birds with one stone.(一石二鳥)ですよね。
See you soon!
Jiro
<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
追記:英語の実際のpromp:
「Describe invisible (mental) states by means of English language. You might imitate patterns of expressions of Japanese language. In Japanese DONDON or GUNGUN denotes the rapid continuous unhindered progress or advance. Like 彼は英語がぐんぐんできるようになる。In English the same thing might be usually rendered as He is making a rapid progress in English.Instead, do something like DDDDDDDDD, though this is not very appropriate. In other words, describe the state of rapid continuous progress in anything, using sound symbolism. Generate sequences of sounds and express them by means of English Alphabet letters as a native English speaker WOULD.」
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員