2022年夏のバケーションは、Oceancity(オーシャンシティ)のハリソン・ホール・ホテルにて。夜はとても静かで、波の音だけが聞こえて、あっという間に眠りについた。そして目が覚めれば波の音も爽やかに、太陽は見事に頭上に。今年も、またこの小さな海辺の街に来ることができたことに感謝。
コロナ禍で、この街は、2020年の夏は全くリゾート地として営業できず、大打撃を受け、シーフード・バッフェのレストランなど、ここオーシャンシティの、グルメの目玉であるところのお店が数件クローズしてしまったけれど、何とか、また持ち直してほしい。
お気に入りの黒ビールが・・・
今日は、ここ2年越しに楽しみにしていた「45丁目タップハウス」へ。オーシャンシティーは、南北に細長い出島のような形で、東側にはビーチ(北大西洋)、西側には入り江が続く。この「45丁目タップハウス」は、そのインレット(入り江)側のウォーターサイドにある、気持ちいい屋外バー。
45th Street Taphouse
https://octaphouses.com/locations/45th-street
私は夏でも黒ビールが好きで、この店は手作りのほんとにおいしい黒ビールが以前味わえたので、それをもう一度、という思い。割と多くの人が、夏の季節はさっぱり系のウィート・ビア (小麦の白いビール)に移行するけれど、私は夏でも俄然黒ビール派なのです。
この写真は以前のものですが、黒ビールだけで何種類もあって、このビア・フライトのようにちょっとずつ飲み比べができたのでした☆
なぜ以前の写真なのか・・・・そう、今日は期待した黒ビールは全くなくて、フルーツ系、セルツァーなどの透明な甘い系がほとんど・・・。一杯8ドルで、甘くないのを選んでオーダーしてみたけれど、このフルーツ系ビールは酸っぱい・・・。どうやら、ビールは週替わりと言う事なのだけれども、来週はもうここにはいないので、今回は黒ビールは味わえそうにない・・・残念。屋外のカウンターバーで、ほんとお店の感じはいいんだけどなあ。
ギネスの缶発見☆
「45丁目タップハウス」で、ダークチョコレートとピーナツバターが混ざった味の黒ビールがなかったことにちょいとがっかりしながらも、ホテルに戻る前に立ち寄った近所のリカーストアで、なんとギネス黒ビールのエスプレッソコーヒー味、を発見!
新製品に違いない!なんてことだ。これは神様が、きっと私のために発売してくれたに違いないって思わせるようなタイミング。なので、すぐ買っちゃう!!シ・ア・ワ・セ〜^_^
いやー、これは感動的に美味しい。この味をいつでもおうちでも楽しめるなんて。ニューヨークに帰ったら、ボックスで買おうっと(笑)
アメリカ版缶チューハイ?
アメリカでは、缶といえばビールくらいしかほとんどなかったんだけれど、ここ最近、日本で言うところの缶チューハイみたいな飲み物が、いきなり増えてきた。まあ、飲みやすいもんね。
これはアメリカで人気の「ニュートラル」。ウォッカに炭酸水、そしてスイカのフレッシュジュース割になっていて、他にも色々なフルーツジュース割もある。100キロカロリー、砂糖無添加、グルテンフリーと書いてあります。
缶チューハイの思い出
缶チューハイでひとつ思い出した話。日本に、ジャパンツアーで行く楽しみの1つは、各地でのコンサートの後、くったくたに疲れてホテルに到着する前に、アテンドさんにいわゆる「日本のコンビニ」に寄ってもらって、おにぎりと缶チューハイを買って帰って、ホテルのお風呂に浸かりながら、おにぎりを食べカンチューハイを飲む。
まるでフランスのお姫様が、ゆったりとバスタブの中でキャンドル・ライトの中シャンパンを召し上がるのと同じような類のことだと思うんだけれど(笑)。当時の、ジャパンツアーのコンサート後の楽しみだった・・・懐かしいなぁ。
ちなみに、「日本のコンビニ」とあえて書いたのは、アメリカに長年住んでいると、日本のコンビニは遊園地のようで、宝物がいっぱい!って思えるほどアメイジングな場所なんです(笑)
ライブコンサートの後って、スタッフさん達と打ち上げとかあるんじゃないの?なんて思われるかもしれないけれど、今時は、ナイナイ。皆さん車の運転あるから飲めないし、大概コンサート終了後、撤収終わって11時ごろだから、日本は終電があるので、電車の人は速攻駅に走らないと間に合わない。
ニューヨークでは、パブリック・トランスポテーション(公共の交通)は24時間営業なので、終電を気にする必要はないんだけれど、日本に行った際は、終電は本気で気をつけなくてはいけない大事なこと。
なのでコンサート後は、下手をするとお腹空かしたまま、ホテルまで送り届けられちゃうこともある。都会なら自分で歩いてコンビニに行けるけど、地方だとそうもいかなくて、次の朝、お腹ペコペコになってる時も・・・。だから、ジャパンツアーの時は、いつも持ち物におせんべい2枚とか必ず入れておいた(笑)。
そんな昔も思い出しつつ、次回は、オーシャンシティのフードについてお伝えしますね☆
ではまた来週!
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。