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“must”と “have to”の違いって何?

World Lifeな生活
この記事は約6分で読めます。

おはようございます!

今日は木曜日ですね。

ところで,あなたには今日,

「しなければならない」ことはありますか。

「〜しなければならない」を英語にすると,

“must”
“have to”

の2つの単語を思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

でも,これらって本当に全く同じなのか疑問に思いませんか?

今日はその違いについて一緒に紐解いて行きましょう!

― イメージを掴もう!“must”と “have to”―


“must”“have to”って,

「中学生の頃に覚えたよ!」

という人がほとんどかもしれません。

現在の中学の英語教科書でも,

「〜しなければならない」

と全く同じ訳が掲載されています。

でも本当に全く同じ意味として使われるんでしょうか。

実は,“must”“have to”ではちょ〜っとだけ,ニュアンスが異なるんです。

でもこのニュアンスって本当は実体験で「体得」することが一番なのですが,それはちょっとむずかしいですよね。

なので,Cozyお得意の妄想タイムで体感してみたいと思います!
今回もどうぞお付き合いくださいませm(_ _)m

私,Cozyが思うに“must”“have to”の違いのニュアンスを掴むためには,

「否定文」にすることが効果的。

それでは妄想タイムスタートです!

あなたは今,アメリカでホームステイをしています。
ある日,ソファでくつろいでいると,ホストマザーであるお母さんが厳しい顔で近づいてきました。

A: “Hey, Cozy! Did you put a wet cup on the table in that room?”
(ちょっとコージー!濡れたカップをあの部屋のテーブルに置いた?)
B: “Aw…, yes. I had a cup of coffee there.”
(あ,うん。コーヒーを飲んだよ。)
A: “Look at this cup ring. It’s hard to erase. ”
(このコップの跡を見てよ。なかなか消えないのよ!)
You must not put any wet cups or glasses on this table! Got it?”
濡れたカップやグラスをこのテーブルに置いてはいけません!わかった?)
B: “Got it. Sorry…”
(わかったよ。ごめんなさい…。)

なかなか怒っていますねー。
最後のお母さんの発言に注目です!

それでは引き続き妄想です。

旅行中のホストマザーから電話がかかってきました。
なにやらお願いがあるようです。

A: “Cozy, I have a favor to ask you.”
(コージー,お願いがあるんだけど。)
B: Sure, go ahead.
(いいよ,どうぞ。)
A: You know I’m going to return from Mexico next week.
(私,来週メキシコから帰るでしょ?)
Can you come to LAX to pick me up?
(ロサンゼルス空港まで迎えに来て欲しいの。)
B: Sure, no problem.
(もちろん,大丈夫だよ。)
A: Thanks! You don’t have to use your car, you can use my car.
(ありがとう! 自分の車は使わなくてもいいよ,私の車を使って。)
B: OK, I’ll be there before you arrive.
(了解。到着する前には着くようにするよ。)

こちらも,お母さんの最後の発言に注目です。

それでは考えてみましょう。

You must not put any wet cups or glasses on this table!
(濡れたカップやグラスをこのテーブルに置いてはいけません!)

お母さん,かなり怒っております。

“must”は「〜しなければならない」ですが, “must not”になると

「〜してはいけない」

という「強い禁止」を表す表現になります。

そして2つ目の対話の,

You don’t have to use your car.
(自分の車を使わなくてもいいよ。)

こちらも, “have to”は「〜しなければならない」ですが,

“not have to”になると

「〜しなくてもよい」

という表現になります。

“must not” =「〜してはならない」
“not have to”=「〜しなくてもよい」

“must not”はとっても強い禁止で, “not have to”は,「〜する必要はないよ」と柔らかい感じ。

それを考えると,

「〜しなければならない」の “must” “have to”

これら2つの違いがわかるような気がしませんか?

― 強い “must”と柔らかめの “have to”―


前述したように, “must”って結構「強い義務」的なニュアンスが含まれているんですね。

さらに “must”には,自分の意思が関係してくるんです。

“I must finish this report by the end of this week.”
(私はこのレポートを今週末までに終わらせなければならない)

のように,「自分は」「終わらせなければならない」という主観的な意味合いが強くなります。

自分が「しなければならない」と思うから,より「義務的感覚」が強くなるのかもしれません。
人から “must”と言われた場合は,その人の主観で命令されているイメージとなり,
「あなたがどう思おうと,私はあなたに「しなければならない」と言っているのだ」

という感じで,かなり人から強制されたイメージになりますね。

反対に,“have to”は強制力は “must”ほど強くない感じです。

さらに “have to”には「〜しなければならない」の中に,

「〜せざるを得ない」というニュアンスが入っている感じなんです。

“I have to study for tomorrow’s test.”
(私は明日のテストのために勉強をしなければならない。)

は,自分の意思というよりも

『「テストがあるから」という他からの理由』

で勉強せざるを得ないという感じです。

極端に言えば,

これを “I must study for tomorrow’s test.”にすると,

「明日のテストのために,自分は絶対に勉強をしなければならないんだ!」

という強い意思を感じようなニュアンスになる,という感じです。

人から言われたら,

「つべこべ言わずに,あなたは勉強しなければならないんだ」と強制されたような印象になりますね。

このように,同じ「しなければならない」でも, “must”の方が強制力が強い感じなんですね。

さて,今回の妄想タイムでの対話文。

これ,実は2つとも私の実体験なんです。

1つ目のコップの跡問題。

これ,お母さんが厳しい表情で自分のところへ来て

人差し指を上に向け,キュイキュイと曲げながら “come here”と言うんです。

行ってみたら,あのセリフ。

冷や汗をかきました(汗)

まあ,仕方ないですよね。
今もまだ,そのテーブルにはコップの跡がついているんですもの…。

ということで,参考になりましたら幸いです。

それではまた来週〜♫

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