先週は、ブライアントパークについて、書いてみました。普段立ち寄っているお気に入りの場所も、結構、調べてみると面白いものです。歴史があるんですね。
実際30年以上ニューヨークに住んでいて、既にクローズしたジャズクラブとか、演奏していたレストランとか、たくさんあります。その建物があればまだ懐かしいですが、建て替えによって、全く違う外観のモダンな高層ビルになってしまった場所も、多いです。なんだか、歴史を感じます。
この「ブライアント・パーク」のクリスマス・ギフト・ショップの数は、マンハッタンで2番目だそうで、1番大きいのは、14丁目とブロードウェイがぶつかるところ、「ユニオン・スクエア」のクリスマス・ベンダーズ。
なんと200店舗ほど出ているそうです。そして3番目が、ブロードウェイが59丁目とぶつかる、ちょうどセントラルパークの角にあたるところ、「コロンバス・サークル」のクリスマス・ベンダーズ。
こちらは140店舗だそうです。なので、ブライアントパークは、きっとその中間ぐらい、っていうことだと思います。
ここ、ブライアント・パークのホリデー・ギフト・ショップは、家族やお友達へのクリスマスのプレゼントを探すには、よりどりみどりで、とっても楽しいところなんですけれど、それとともに、フードの出店もたくさんあり、テーブルやチェアもたくさんあるので、真冬のNew Yorkですが、アイススケートリンクの周りで、このアウトドアで食べるフードも魅力です〜。
まず、この寒空で幸せを与えてくれるのは、なんといってもホット・チョコレート。
テレビのニュースでも、すごくおいしい!と紹介してたので、これはぜひ1度試してみようと思って、20人くらいの長い列に並び、購入してみました。
チュコレートの有名店「Max Brenner / マックス・ブレナー」なのですが、これが甘い・・・甘すぎる。私には残念ながら、チョコレートはおいしいのですが、お砂糖が入りすぎていて、悔しいことにフィニッシュできませんでした。
このホットチョコレートは、$8だったので、1200円ぐらい。
ここの本店がタイムズ・スクエアにあるみたいで、チョコレート・バーという名前の通り、チョコレートを基本にした、いろんなスイーツがあるみたいです。
Max Brenner
https://maxbrenner.com
お次はラクレット、これは元祖はスイス料理なのかな。ミルクから作られた、大きなラクレット・チーズをトロットロに溶かして、その溶けた部分を削ぎ落として、茹でたポテトや野菜、パンなどにかけて食べます。
これは、ずいぶん昔だけど、私が初めてこのラクレットを食べたのはフランス・パリで、4区シテ島の、ノートルダム大聖堂すぐ裏のアパルトマンを借りていた時、お隣のクラシック・ピアニストの若い女性が作ってくれたのを、思い出します。当時美味しくて、感動しました!
このお店のメニューは、ハムやサラミにそのとろとろのチーズをかけたもの、シンプルにバゲット(フランスパン)に挟んだもの、などがあるみたいです。
お値段は、一皿2500円ぐらい。寒い夜にはいいですね〜、これに赤ワインがついたら最高なんだけどね。でもこの公園のクリスマスギフトショップでは、お酒は売ってないみたいでした。
Pastel de Nata / パステル・デ・ナタは、ポルトガルのスイーツで、手のひら位の丸いパイ生地のまん中にカスタードを入れて、オーブンで焼いたもの。
チャイナ・タウンで売ってるエッグタルト、とほぼ同じ、と言えばわかりやすいかな。このフォトにある「パスティス・デ・ナタ」は複数形を表すらしい。なので、6個詰めも割安で売ってますってことみたいですね。1個4ドル(約600円) 、6個だと20ドル(約3000円)。
甘党さん用の、チョコなどが載ったお菓子風、オランダ発「バン・ウォンデレン」のカリカリのストループ・ワッフル。1番小さいので9ドルらしい。(約1350円)
◯Vanwonderen
https://www.vanwonderenstroopwafels.com
本日の最後は、南米の人気フードをご紹介。アルゼンチンの、スナックの定番「エンパナーダ」。スペイン語で、小麦粉で練ったパイ生地に、味付けたビーフ、ポーク、チキンや野菜など刻んだものを包んで揚げた、ちょっと大きめの餃子みたいなもの。
1つだと6.5ドル約1000円。2つ3つを1度に買うと、ちょっと割引になるみたいです。寒い時に、熱々のエンパナーダ、すごく美味しそうです。
それでは、またクリスマス後にお会いしましょう。ブライアントパークの大きなクリスマスツリーの下から、
ではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。