はじめてのニューヨーク。ジョン・F・ケネディ空港に到着したら、どうやってマンハッタンのホテルまで行こう!
この判断は、結構緊張する瞬間ですよね。
私が最初にニューヨークに来た頃は、治安も現在ほど良くはなかったので、航空券に、ホテルまでの送迎付き、と言うプランなどをよく利用していました。
添乗員さんと、マイクロバスみたいなのが迎えに来てくれているのです。でも結構割高なので、だんだん自分でいろんな方法を試すようになりました。
今日はそのおもだった3通りの方法を、お伝えしますね。
1番最初に、簡単なのは、イエロー・キャブです。贅沢な方法ではありますが、有意義に時間を過ごせるので、お金の余裕がある方には、まずお勧めです。
最近はフラット・レートと言って、一定の金額$70+ トール(高速代) $7で、$77。
これにチップ約$10として、合計$87(13,000円〜14,000円くらい)で、マンハッタンまでちゃんと行ってくれます。
タクシーとか、イエロー・キャブと書いてあるサイン・ボード(看板)に従って進んで、多少の列ができている時もありますが、割と列は早く進みます。
これと同じようなサービスで、アメリカ版のアプリを持っていれば、カー・サービスが使えます。Uber 、リフト、レヴェル、カーメルなどがあります。
大抵、数分で、EXITのすぐそばまで来てくれます。こちらも料金は、イエローキャブとほとんど同じかそれより少し高いです。
イエロー・キャブのドライバーさんは、多少当たり外れがあるかもしれませんが、カーサービスだと、ちょっとグレードアップしたような雰囲気が味わえる時があります。
所要時間は、時間帯にもよりますが、マンハッタンまでは約50分ほどで、金額も、車の車種や会社、混雑の時間帯によって、多少、違いがあるようです。
2番目におすすめは、GO Airlink NYC(ゴー・エアリンク・ニューヨーク)の「シャトル・バス」です。
これは基本的に、マンハッタンのミッドタウンにあるグランドセントラル・ステーションとJFK空港の間を往復していて、JFKからマンハッタンに向かう時は、主要ホテルなども回ってくれます。
1人$29(約4350円)です。これは直通のリムジンバスなので、主要ホテルに宿泊の方、またはそのホテルに近い方は結構助かります。最近は、チケットもネットで予約しておけるので、便利です。
逆に言えば、2人以上の旅でしたら、タクシーの方が、早くて便利かもしれませんね。
そして、3つ目は、1番リーズナブルな方法。
エアトレイン$8.5(約1300円)からサブウェイ$2.9ドル(約430円)に乗り換える方法です☆
合わせて、$11.4(約1700円)で済みます。
空港の各ターミナルからエアトレインの乗り場を目指し、そこで地下鉄のパス(メトロ・カード)を購入し、まずエアトレインに乗り、地下鉄への乗り換え口、「ハワードビーチ-JFK空港」(地下鉄Aラインの駅と連絡)まで向かいます。
これは約15分おきに出ています。そして、そこでニューヨークの地下鉄Aラインに乗り換えれば、マンハッタンの好きなところへ行くことができます。所要時間は、さすがに1時間30分位でしょうか。
エア・トレインは、周りの乗客たちが、スーツケースを持った旅行客ばかりなので、まだちょっと気が楽なのですが、地下鉄のAラインに乗り換えてからが、ローカルの人たちと一緒になるので、ニューヨークに到着して早々14時間のフライトの直後、時差で眠さもあったりすると、ちょっと緊張するかもしれません。
ジャズがお好きな方はもうお気づきかもしれませんが、“Take the A Train(A列車で行こう)“というジャズスタンダード曲で有名な、ニューヨークの地下鉄 Aトレインです。よって、この電車はハーレムまで行っています。(笑)
尚、ご存知の方も多いと思いかもしれませんが、ニューヨークの地下鉄で居眠りするのは絶対にやめたほうがいいです。ご自分の体調に合わせて、しんどいときには、いきなりニューヨークの地下鉄を使ってみる、など無理をせず、まずは安全に、荷物と一緒にホテルに到着するのが肝要かと思います。
日本では、「時は金なり」などとよく使いますが、確かに時もお金ですし、ニューヨークではそれに加えて、「安全もお金」です。自分にとっての、ときや、安全や、お金の価値をよく考えて、バランスの良い予定を組みたいものです。
ニューヨークにお越しになる際は、どうぞくれぐれもお気をつけて、後で、ああすればよかった、はとても悲しいですから、念には念を入れてプランされることを、お勧めします。楽しい旅行となられますように。お祈りしています。
それではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。