【World Life】とは?
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ホスピタル・ワーカーとのおしゃべり①

World Lifeな生活
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先日、ニューヨークでは大きな病院の1つと言われるマウント・サイナイ・ホスピタルに、検査で行ってきました。

このマウント・サイナイ・ホスピタルは、マンハッタン内にあるいくつものビルディングからなっています。

ロビーにグランド・ピアノがあるのを以前から知っていて、コロナの流行とともに鍵がかけられてしまっているそのピアノも、後々演奏できるようになるらしいので、ここで弾けるといいな、と心待ちにしているところです。

このマウントサイナイ病院は、優れた病院として米国内でもトップクラスに挙げられており、1852年創業。約172年の歴史を持つ、マウントサイナイ医科大学の附属病院。

病床数は1100を超える、いくつものビルディングからなるこのマウント・サイナイ病院ですが、ウィキペディアで調べているうちに、この病院でお世話になった有名人、と言うのも出てきました。

なんと女優のグウィネス・パルトローはこの病院で生まれたのだとか。3大テノール歌手のプラシド・ドミンゴは、この病院で大腸がんの手術を受けたそう。ジャズピアノのプリンス、ビル・エヴァンスもここの患者であったらしい。

当初1852年に、当時差別されていたユダヤ人のために作られた病院だったそうなのですが、現在は、あらゆる人種のニューヨーカーのために門戸が開かれています。

患者ももちろんですが、医療従事者も然り、あらゆる人種の方がいらっしゃいます。今日の検査では、3つの国の方たちと会えて、それぞれの会話が何気ないお話なんですが、興味深かったので、ちょっとご紹介してみよう思います。

お一人目はエコー検査技師さん

今日の検査は、まずエコー検査から。このエコーを診断してくれるエコー検査技師さんが、とても素敵な、亜麻色の長い髪の、白人女性でした。とにかく明るい。

よく笑うし、「I know, I know (だよね、だよね)」と言う相槌が、ちょうどいいタイミングでいつも入ってくるの。

どこに住んでるの?って言う話になったら、家が私ととても近いということがわかって、行きつけのスーパーの話とか、安いメキシカン・レストランの話とか、ご近所さんトークで盛り上がり、それはそれは楽しい30分間でした。

両親はドイツ系とイタリア系、そして彼女が生まれたのはニューヨーク。

そして私の職業を聞いた後、大概、彼女達白人ニューヨーカーの口から出るのは、

「私も小さい頃ピアノ習ってたんだ」

というセリフ。

家にはおばあちゃんのピアノがあり、お母さんは結構ピアノを弾くそうで、自分も小さい頃、ピアノを習いに行っていたんだけど、お兄ちゃんがとってもピアノを弾きたくない男の子で、家族中で、彼をピアノの先生の家に連れて行くのにすごく苦労した、って言う笑い話とか。いろいろ話してくれました。

私がアメリカに来て思った事は、ヨーロッパ系の人は、やはり昔から家にピアノがあるって言う人が多いです。家族団欒で、家族の誰かがピアノを弾いて、ファミリーみんなで歌う、って言うような、そんな文化がある人たちなんだなぁって、つくづく思います。

そして、彼女が、ニューヨークで、日本食をクックするの?って聞くので、

もちろん、だって日本食レストランはとても値段が高いから、

と答えたら、そうよね、最近のレストランは高くてなかなか行けない、と言う話に。

彼女もお料理が大好きで、いつもお友達を呼んではご馳走し、たくさんお褒めの言葉をもらうのが、大好きなのだそう。

お料理を作って知り合いを呼べば、必ず褒めてもらえるから、それがたまらないわ、と大笑いしながら言う彼女。

お一人目の方とは、そんなお話でした。

お二人目はラボ・テクニシャン(検査技師)

次は、奥の部屋へ移動して、トレッドミル(ランニングマシン)で運動負荷をかけながらのEKG (心電図)。

トレッドミルで歩行を続けることで心拍数を上げていき、心電図の上がり具合を見るテスト。これも結構時間がかかったので、このラボ・テクニシャン(検査技師)さんとも色々とお話しするチャンスがありました。

長い黒髪をきれいに編み込んでいて、目のパッチリした、ぽちゃっと可愛いアジア系、30代前半かな。優しい女性です。

私に向かって、韓国?中国?と聞くアメリカ人は多いですが、彼女は、日本人?と最初から聞いてくれました。

なぜかというと、彼女はフィリピン人で、フィリピン生まれなのですが、自分が5歳の時、お母さんがツーリスト・ビジネスを始めるので、グアム島に引っ越したのだそうです。なのでグアム島で育ったとのこと。

なんてうらやましい、って、つい言っちゃいました。そしてグアム島のツーリストと言えば、大半が日本人だそうで、日本人に好感を持ってくれていたので、とても嬉しく思いました。

彼女とのお話はまだまだ続きますが、長くなりそうなので、つづきはまた来週お伝えしますね。

それではまた来週♫
Kayo

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