気づけばもう11月も半ば。
もうすぐ師走ではないですか。
そろそろ「忘年会」が始まる季節ですよね。
「忘年会」…といえばお酒,お酒と言えば飲み過ぎ,
飲み過ぎで言えば…そう,二日酔い。
あなたは英語で「二日酔い」ってどう言うのか知っていますか?
―飲んでいる時は楽しいけれど―
私,高校生の時の友人5名と作っているLINEグループがあるんですね。
今でも週に3,4日くらいはその5名で他愛もない会話で盛り上がっております。
つい先日,その中の一人が
「来週,地元に帰省するよ。部活の忘年会で。」
と言っていたんです。
(ちょ,ちょっと待って!忘年会って早すぎない?)
と思った私。
でもよく考えてみれば11月も半ば。
もうそんな時期なんですね。
きっと,今年の異常な暖かさが感覚を狂わせてしまったのかもしれません。
コロナ禍も過ぎ,今年は多くの忘年会を予定している人も多いハズ。
そうなると,「アレ」も経験するかもしれませんね。
そう,アレですよ。
飲み過ぎた次の日にやってくるやっかいなやつ,
「二日酔い」です。
飲んでいる時には楽しくて,いい気分。
でも次の日になるとキョーレツに気持ち悪くなるアレってなんでなんでしょうね。
楽しかった前日が嘘のように苦しい二日酔い…
でも「二日酔い」という英語を覚えるには,この感じをよく覚えておくことが大切かもしれません。
ということで,今日は「二日酔い」を覚えちゃいましょう!
―「二日酔い」を英語で言うと―
「二日酔い」…私たちは
「二日酔い=気持ち悪い」
というように意味がすぐに想像できますよね。
でも,その字面だけを見てみると
「二日目も酔っている」
ということしかわかりません。
日本語を学習している外国の人の気持ちになって考えてみると,
「酔っている」ということだけで,そのツラさはその「字」からはあまりわからない気がします。
では,ここで英語はどのように言うか考えてみましょう。
英語で「二日酔い」は,
“hangover”
といいます。
“drunk”という言葉もないし,字面では「二日酔い」にはあまり結びつきません。
ということで今日は,そのイメージを掴んで
「二日酔い」= “hangover”
が頭の中で直結するように覚えちゃいましょう!
早速ですが,“hang”の基本的な意味は,
「掛ける,吊るす,ぶら下げる」。
ほら,「ハンガー」ってあるじゃないですか。
掛けたり,吊るしたり,ぶら下げたりしていますよね。
そこからちょっと意味を広げて,
「しがみつく」
という意味も持っているんです。
落ちないようにしがみついている感じです。
ハンガーも,壁やフックから落ちないようにしがみついているんですね(笑)
次に,“hang”が使われている表現を見てみましょう。
“Hang in there!”
(がんばって!)
という表現がありますが,これも
「そこにしがみついて!」=頑張って。
というイメージ。
“hang around”(ぶらぶらする)も,
“Please hang around here. I’ll call you later.”
(この辺をぶらぶらしといて。あとで連絡するから。)
「この辺りから離れずに(しがみついて)待ってて。」という感じです。
そう考えると,“hangover”も
「アルコールが体にしがみついている」というイメージなんです。
次に,“over”。
“over”はたくさん意味があるのですが,その中には
「残って,余って」
という意味があります。
料理でも,残り物のことを
“leftover”
と言うのですが,ここにも “over”が使われています。
つまり,
“hangover”は,
「(前の日のお酒が)しがみついていて残っている」
ということなんですね。
“I have a hangover.”
(私は二日酔いだ)
もう10年以上前の曲ではありますが,ちょうどいい洋楽があります。
Taio Cruz(タイオ・クルーズ)feat. Flo Ridaの “Hangover”という曲。
歌詞もわかりやすいので,最後に載せておきますね。
練習して覚えるにはよいかも!
―二日酔いにならない方法!?―
いやぁ, “hangover”って嫌ですよね。
楽しく飲んでいる時は,
「まだまだ飲むぞー!」
という気持ちになってしまいがちなんですが,次の日は
「頭が痛い」
「気持ち悪い」
「もう当分お酒は要らない…」
ってなるんですよね。(でもまた飲んじゃう(笑))
そんな嫌な二日酔いを防ぐ方法。
ウコンドリンクを飲むなどいろいろあるとは思うのですが,私が試して一番良かった方法,それは
「寝る前に水を[大量]に飲む」
です。
冷たい水やお茶ではなく,常温の水です。
「飲み過ぎたなぁ」と思った日は,とにかくお水をたくさん飲んで寝る!
すると次の日はスッキリ,という日が多かったんです。
でもただの私個人の我流なので保証も何もありませんが…^^;
ただ,一番良いのは「飲みすぎないこと」。
次の日は,またシラフで頑張れるようにしておきましょう。
あ,シラフは英語で
“sober”(ソゥバァ)
といいますよ。
これから年末に向けて,仕事やお友だち,お付き合いでの忘年会も多くなると思います。
くれぐれもこのミュージック・ビデオのような“hangover”にならないよう,ご注意くださいね。
それでは,また来週〜!
P.S.
歌詞 Hangover (feat. Flo-Rida)
Taio Cruz ©️ Almo Music Corp., Sony/atv Tunes Llc.
I got a hangover, wo-oh!
I’ve been drinking too much for sure
I got a hangover, wo-oh!
I got an empty cup
Pour me some more
So, I can go until I blow up, eh
And I can drink until I throw up, eh
And I don’t ever ever want to grow up, eh
I want to keep it going, keep keep it going, going, going, going…
I got a little bit trashed last night, night
I got a little bit wasted, yeah yeah
I got a little bit mashed last night, night
I got a little shhh faced it, yeah yeah
Oh, oh oh oh oh
I’m on the roof
If you don’t know
Well now you know
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。