Hey!guys.
月曜日のSwatchです。
今回は、「勘違いする」という表現についてお話しします。
携帯で「勘違い 英語」とググると、かなり多くの英単語がでてきます。
その中の一つを適当に選んで、アメリカ人に言ってみると、微妙な伝わり方をします。そういった経験の中で、もっと楽に「勘違い」を表現できないかと考えたのが “think” を使った表現です。
当たり前の話ですけど、アメリカ人って、うまく英語を使っています(笑)
表現方法が、がストレートで気持ちがいいですね。
そんな経験を、今回はしてみてください。
<I thoughtで、勘違いは表現できるか!?>
「え!会議って4時からだったんですか」、「勘違いしていました」を咄嗟に!英語で表現しようとしたら、あなたはどう表現しますか。
Swatchは、
“Waw! Was the meeting from 4 O’clock?”、“I made a mistake!”
という感じでいってました。まあ、英語として意味は通じると思います。
“Well, Did the meeting start at 4?”
と言えば、しっかりと伝わるでしょう。日本語に含まれている時間は、始まる、終わる、長引くといった行為が含まれている場合があるので、英語にすると不完全な場合もあります。
約束や予定されたい時間を勘違いしていた場合、日本人は、つい「ミスっちゃった」とか言いますね。そのまま英語にして
“I made a mistake!”
(間違えました)
と、言いがちです。
”I made a mistake”は、自分の非を認める表現ですから、使う時には注意が必要な表現です。
”I’m sorry“
(すいません)
と同じようにあまり口にしないほうが懸命だと思います。
日本人は、先に謝ってしまえば大丈夫、という感覚がありますから、自分がミスをしたという方が、言いやすいです。それで、謝っているつもりなんですが、英文にはその意味は含まれません。
そんな時は、
“I thought”
(そう思った)
を使って、うまく表現できます。「~だと思った」という意味ですが、「勘違いしていた」という意味で良く使われます。最高に便利なフレーズです。
「会議は4時からだったんですか、勘違いしていました」は、
“I thought the meeting was at 4 PM”
というだけで、OK なのです。
アメリカ人は、「自分が思った」というだけで、周りを巻き込んで、自分のことを正当化できると思っています。自分の考えたことは事実なので、「それは悪いことではない」という論理。
なるほど、アメリカ人の考え方が分かってきます。自分で考えることがすべての基本、それが間違いかどうかは意味がなく、失敗したら、また新たに考えるというコンセプト。こだわりなし。
このアメリカ流の「自己中」コンセプトを身につけると、英語の表現法が分かってきます。
自分の考えることや行為に、常に周りとの調和を図って考える日本人流「自虐」コンセプトとは全く違う考え方です。
「すいません、5時だと勘違いしてしまって。実は、家族の調子が急に悪くなって、遅れてしまいました」などと、つじつまのつかない言い訳をしてしまう場合もあります。
自分の都合で遅れようが、何かの事故で遅れようが、そんなことは言わなくても良くて、「私がそう考えていた」と伝えれば、納得するアメリカ社会なんです。
<大切な日を忘れた場合>
時間の勘違いは、日常生活では良くあります。それに比べ、あまり頻繁には使いませんが、誕生日とか記念日など、または、約束をした日などを、勘違いすることは、ままあります。
あまりないだけに、また重要な日であるだけに、まずは、言い訳をせず、淡々と日にちを勘違いしていたという表現で、相手にあたってみるのも良いかと思います。
そんな時は、
“I thought your birthday was today!”
がおすすめです。
いろいろなバリエーションを考えておきましょう。(もしもの時のため)
(1)I though the party was tomorrow!
(パーティは、明日だと勘違いしていました)
(2)I thought the party was postponed!
(パーティは、延期されたと勘違いしていました)
(3)I though the event was canceled!
(イベントは、中止されたと勘違いしていました)
事実と違う日程を明示することで、勘違いしてイベントに参加できなかったことを、相手に伝える便利な表現です。
時の流れが表現できる英語では、忘れていたことを最後まで「しらばっくれること」も実は可能なんです。その表現は、I thought の後半部分を過去形ではなく、過去進行形にするのがテク。
“I thought we were meeting at 8 O’clock tonight!”
(今夜8時に会うものだと勘違いしていた)
今の今まで、8時に会おうと思って、行動していましたという意味です。
英語の時の流れを表現する力を借りて、少し弁解がましい表現ですが、それなりに使い方もあると思います。
<そう思っていたのだけど>
勘違いしていたという表現に、プラス自分の希望的な推測(だと思っていた)を含めることもできます。
I thought you were going to pick me up at the station!
(駅に迎えに来てくれるものだと、勘違いしていたよ!)です。
この表現は、相手の行為を過去進行形で表現して、ずっとそう思っていたということを伝えています。意訳すれば、「駅に迎えに来てくれるんじゃなかったの?」と意味になります。
駅でしばらくの間、待っていて不安な思いをしたというような感情を含めているかもしれません。
ちょっとした勘違いで相手に自分の行動が伝わっていなかった時に、少し批判的に表現できます。
あなたがそう言われたときの応答は、日本人ならば、「ごめんなさい。そうだったっけ」という感じになると思います。
英語で表現する場合は、もっとストレートです。
“I didn’t think so”
(考えていなかったよ)
で終わりです。
会話は終わりますが、日本人の場合は、関係も終わりそうですね。(笑)
<I totally screwed up! で全面的に謝罪しよう>
自分の勘違いで、自分の正当性を主張したところで、誰かに迷惑をかけていることは事実です。
かなりな自己中以外の人は、なかなかあっけらかんとしていられないですね。
また、友人や仲間に本当に迷惑をかけてしまった場合は、謝罪の言葉と自分のした行為を全面的に悪かったと認めることも、処世術です。
そんな時に使える表現を一つ紹しましょう。
それは、
I totally screwed up!
(大変なことをしてしまいました)
です。
“I’m screwed up”、screw「ねじ、ねじ止めする」を使って、「どうしようもない状態にする、計画をめちゃくちゃにしてしまう、大失敗する」といった意味があります。
何か失敗をして迷惑な状況にしてしまったときに、スラングとして日常会話使われます。
「スクルーダップ」と発音しやすいので、ポッと口から出てきます。
“I’m screwed up”日常的に、様々なことが起きる状況や環境では、本当に良く飛び交う英語表現です。若者の間では、「やばい!」という感じで使われます。
基本スラングなので、公的なところでは使いません。公的な場合は、しっかりと“I’m sorry”(申し訳ありません)と謝罪しましょう。
その場合には、“I thought”よりは、
“I misunderstood it”
(勘違いしておりました)
で表現することをお勧めします。
“I’m so sorry that I misunderstood it”
(勘違いしており、すいませんでした)
で、丸くおさめましょう。
言葉や表現は、その場の雰囲気に応じて使うと効果的です。今回は、日本人が苦手な「勘違い」をアメリカ流で表現する例を説明いたしました。
See ya!
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
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