生まれて初めて日本に行った!というアメリカ人の友人に、初めての日本の感想を、色々と聞いてみたシリーズ。
前回のお土産編にひき続いいてお買い物についてのお話。
日本で、とっても気に入ったもの、まずアウトフィット。とにかくデザインが素敵。凝っていてオシャレ。Tシャツを何枚も、キャップも3個購入したそう。
今回初めて日本へ旅行に行ったアメリカ人、知り合いに「日本人は体型が小柄なので、アメリカ人の大きなサイズに合う洋服は無いかもしれないから、なるべく着替えは充分持って行くほうが良い」とアドバイスされたそうです。
でも、そんなのは全然心配なかったとのこと。エクストラ・ラージ (XL) 、とアメリカでは言うのですが、そんな大きいサイズでも、結構どこにでも置いてあって。ダブル・エクストラ・ラージ (2XL) も、普通に出してくれたりしたそうです。
ちなみに、アメリカ人みたいにガタイが大きい人が洋服を探す時、アメリカでは「ビッグ&トール」と言う表記があったりします。男性用に多いですかね。レディースだと、「プラス・サイズ」と言ったりします。
女性用の洋服には、サイズが番号で付けられているものが多いので、こんな風に言うのかなと思います。え、日本人の女性は小柄なので、逆にアメリカで洋服を買うときになかなかサイズがない?、なるほど、なるほど。そういうのは、ショートとかプチって言います☆
また、友人は興味深いことに、キャップが、ぴったしだったそうです。まさか日本でそんなぴったしサイズがあるなんて思ってなくて、嬉しくなって、3つも買っちゃったとか。材質や縫製もとっても良いので、お買い得間違いなし、と思ったそうです。
あとひとつに、なんと、車用のフロント&リア(前後)ダッシュ・カム(ドライブ・レコーダー)を購入。ドライブ・レコーダーって、ニュースなどで話題にはなっていますが、まだまだアメリカでの装着率は20%余り、と低いようです。日本でもまだ約半分の車しか装着されていないそうですね。
余談ですが、自動車のフロントガラスの事を、英語ではウィンドウ・シールドと言います。後ろのガラスは、リア・ウインドウ。ボンネットは、フード。パンクしたタイヤは、フラット・タイヤ。
そうそう、大事なことですが、アクセルは、ガス・ペダルかアクセレレーター。ブレーキは、ブレイク。ハンドルはステアリング・ホイールと言います。
英語で、「ハンドル」と聞くと、取っ手を想像することが多いです。例えば、ドアの取っ手部分とか。
バックミラーはリア・ビュー・ミラー。ついつい、車の事は、日本語のカタカナ英語で通じそうな気がしますが、結構通じないものなんです。おまけに、もう一つ、助手席のダッシュボードの、蓋付きの小物入れは、グラブ(グローブ)・コンパートメントです。
ダッシュ・カム (ドライブ・レコーダー)に話を戻しますが、ビックカメラで購入したようなのですが、売り場の店員さんでドラレコに詳しい方がいなかったようです。
何故かと言うと、新車にはドラレコが標準装備、というのが最近の日本の常識になりつつあって、ビックカメラで、ドラレコの商品自体が最近急速に減ってしまい、ほぼ家電売り場では置かないのだそうです。
「ほとんど同じような感じですよ、値段で決めたら?」という、なんとも情けない、けれども、しっかり的を得ているアドバイス(笑)で、購入を決めたそうです。
ニューヨークへ戻ってから、カー・メカニック(自動車整備士)の知り合いに、ばっちり装着してもらい、快適に動いてくれてるとのこと。さすが、日本のメカです。値段も、アメリカで購入するより割安だったそうです。
さすが、日本製品ですよね。品物が良くて、値段が安い、そしてなかなか壊れない。メイド・イン・ジャパン、嬉しいなぁ!
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。