Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、海外に住んで分かる、日本人が凄い理由。
今回は、「日本のマンガが凄い!」というお話。
今やもうご存じの方も多いと思いますが、日本のマンガ・アニメっていうのは、もう世界で認められてまして、世界の人が憧れる。
世界の人が見たり読んだり、それによって人生が変わるということも多々あるわけです。
日本では、「マンガ」というのは、その昔はバカにされたというか、「マンガを読んだらバカになる」とか、「マンガなんか読んでないで勉強しなさい!」みたいなことを言われたりもしました。私たちが若い時結構ありましたね。
でも、マンガで人生を教わったり、人生が変わったりするというのは、日本でも普通にあるわけですよ。
海外では、その国のマンガで人生が変わるとか、人生を教わる、マンガを見て職業を決める、なんてまずないですね。
日本だったら『ブラックジャック』を見て医者に憧れた人もいるし、以前「情熱大陸」に出てた外科の先生も「ブラックジャックを見て緊急救命医になろうと思った」と言ってましたね。
私だったら、空手をやったのは『空手バカ一代』というマンガを見て、強くなりたいな、と思って極真空手をやったり。
バイクも、モトクロスをちょっとやってたんですけど、それも『仮面ライダー』を見て、バイクでジャンプするのがかっこいいなと思って始めたわけです。
あとはスポーツ選手もね、『キャプテン翼』でJリーガーになった、日本代表になった人もいっぱいいますし、野球だと僕たちの頃は『巨人の星』とか、そういうので野球選手になった人もいっぱいいるでしょう。
『ドラえもん』とかも、すごい想像力をかきたてられますよね。東南アジアではみんな読んでます。
日本のアニメ文化。宮崎駿とかもすごいですよね。あれはもう芸術、アート。この域までいってるマンガってなかなかないですよね。
これほど手先が器用で、そのマンガで人生やアートや、あとは自然に対する敬愛とか、そういうところを見せられるのは、本当に日本人だけ。
日本人の繊細さ、情緒の深さ。
だいたいが、五・七・五で、俳句で、その情景とか自分の思いを一瞬で伝えることができる感性の持ち主ですから、こういうのって世界にはないんですね。
ですから、このマンガから見れる日本人の素晴らしさ。
皆さんも「最近マンガ読んでないな」と思ったら、ぜひもう一度昔感動したマンガを読んでみるとか、新しい今評判のマンガを読んでみるとか、してみたらいかがでしょうか。
マンガで読んだほうがよかったりするのもあります。
例えば『鬼滅の刃』とかね、僕はアニメよりもマンガのほうが好きですね。アニメだとカラーで、首とかポーンって切れたりしたら血が出たりして、ちょっとグロテスクすぎるというかね。
マンガだと全然白黒だし、ビチャっとならないじゃないですか。あれはマンガのほうが逆に読みやすいかなという気がしましたね。
屋久島なんかに外国人がジャンジャン来てるのは、宮崎駿の『もののけ姫』のシーンがそこで作られたっていうんで来るんですよ。もちろん世界遺産になったっていうのもあるんですけど、そのシーンの場所にみんな行きたがります。
台湾の九份とかでも、そういう場所がありますが、これもまた宮崎駿さんの力。世界中にそういうスポットを作ってしまうぐらい、すごい人ですね。
そういうわけで、「日本のマンガ文化がすごい」。人の人生を変えてるし、世界がもう頭を下げてます。
それではまた次回。
See you next time.
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから