こんにちは
NYのKayoです。
長年アメリカで暮らしている私でも、気がつきませんでした・・・。
普段使っていなかったから、分かってなかった。
って、なんの話か。
先日、昨年日本のTシャツをお土産にあげた知り合いと、久しぶりに会いました。
鎌倉の大仏が描かれているTシャツを大事そうに着てくれていて・・・って、
あれれっ!
なんかちんちくりんな感じ!・・・間違えて小さいサイズをあげちゃったかな・・・
って思ったら、そうではなかったのです。
お土産にあげたTシャツは確かにラージサイズ(日本で言う、Lサイズ)。
最初はちょうど良かったんだけど、1回洗濯したらちょっと小さくなっちゃったみたい、って・・・
でも、今日私に会うから、それを着て、会いに来てくれたと。
ドライヤー(乾燥機)かけたの?って、当たり前のことを聞いてしまったら、そうだよ、との答え。
そう、私が気がついていなかった、というか忘れていたのは、普通のアメリカ人は、なんでも、かんでも、普通にガスの強力乾燥機にかけるよなぁっ、ってことでした。
私はいつも日本製の衣類は、ハンガーにかけて、自室で自然乾燥で乾かしていたので、すっかり伝え忘れていました。
ニューヨークは空気が乾燥しているので、部屋干しでも、割とすぐすっきり乾くのです。
この間ルームメイトに、
「Kayoは変わっているね、ドライヤー(ガスで高温にして乾かす乾燥機)にかけちゃえば30分で乾くのに。」
などと言われたりしながらも、自分が大事にしている衣類は、どうもガスの強力乾燥機が苦手のような気がして、いつもそうやって今まで来ました。
最近、日本のホテルに、ドライヤー付きの洗濯機がついていたところがあり、いちどそれで乾燥も込みにして洗濯してみたら・・・
やっぱり、数枚ダメにしてしまいました・・・どうも乾燥機は慣れなくて、うまく使いこなせません。
さて、乾燥機にかけてしまって、ちんちくりんになった鎌倉大仏Tシャツを大事そうに着てくれていた知り合いが話してくれたことは、とっても嬉しかったです。
「小さくはなったけど、洗濯しても、乾燥機にかけても、襟ぐりが、ずっと元のまんまだよ!日本のTシャツは、襟ぐりがダラーンとならないんだよね!」
って。
さすが日本製品!アメリカ製のTシャツは、洗濯をしているうちに、すぐに首周りがダラーンとなるのが普通なので、アメリカ人が驚くわけです。
ちなみに、なんでも乾燥機にかけてしまうアメリカ人、シャツはシワシワにならないの?という質問を受けたのですが、襟付きのシャツは、コインランドリーでは洗わず、クリーニングに出します。
そして、スニーカーも同じコインランドリーの洗濯機で洗っちゃいます。
今回はそんなコインランドリーの乾燥機のお話でした。
それではまた来週♫
Kayo
P.S.
お話の中で出てきた「ラージサイズ」
アメリカでは、日本のように、「S」「M」「L」のTシャツをくださいと言っても、通じません。「Small / スモール」、「medium / ミディアム」、そして「Large / ラージ」と言います。略して言わないのです。「XL」 の事は、「Extra large / エクストララージ」、「XXL」は、「 Double extra large / ダブルエクストララージ」です。
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。