おはようございます。
木曜日のCozyです!
近所に、よく行く中華料理屋があります。
そこは、とっても良心的な値段で本格的な中華を提供してくれるお店。
しかも、ランチを注文するとドリンクバーがついてくるんです。
このドリンクバー、英語にすると
“drink bar”
ですよね。
両方とも英単語なのに、ネイティブにはあまり通じないって知ってましたか?
では英語でどう言えばいいか、わかりますか?
― “drink bar”って、英語なのに通じないの!?―

そこの中華料理屋さんは、中国の方しかいないような本格派のお店。
店員さんにランチを注文すると、必ず最後に
「ドリンクバーどうぞ〜」
と明るく言ってくれるのです。
1000円以内で、ランチ定食もドリンクバーもついてるなんてお得すぎる!
だから、
「ランチは外食にしようかな〜」
と思うと、このお店が候補にあがるんですよね。
さて、この “drink bar” という言葉、実は和製英語だったって知ってましたか?
「え、でも “drink” も “bar” も英語でしょ?」
そう思いますよね。
確かに、どちらも英語の単語です。
でも、この2つを組み合わせた “drink bar” という表現は、日本で作られた言葉で、
英語圏では通じにくいんです。
では、英語ではあのコーナーを何と言うのでしょう。
答えは、
“soda fountain”(ソーダファウンテン)
“fountain” は「泉」「噴水」という意味。
冷たいソーダが、まるで泉のように湧き出てくるイメージから来ているんですね。
「ドリンクバー」がそのままズバリなのに対して、
“soda fountain” はなんだか詩的な響きですよね。
― では、”salad bar” は? ―
「○○バー」と言えば、もう一つありますよね。
そう、ステーキレストランなどによくある
“salad bar”。
サラダの材料が並んでいて、自分で好きなものを取り分けるコーナーです。
私も、
「最近、野菜不足かも」
と思う時などによく利用します。
さて、その “salad bar”、“drink bar” が和製英語なので
「じゃあ “salad bar” も通じないんじゃないの?」
と思ってしまいがち。
でも、これが違うんです!
“salad bar” は、れっきとした英語で、英語圏でも使われている言葉なんです。
Merriam-Webster dictionary や Cambridge dictionary などの辞典にも、ちゃんと掲載されている正真正銘の英語表現なんです。
同じ「〇〇バー」なのに、
“drink bar” は和製英語で通じない。
“salad bar” は本物の英語で通じる。
なんだか、不思議です。
― なぜこうなったの? ―

でも、なぜ「ドリンクバー」という言葉が作られたのでしょうか。
ざっくりと言うと、こんな説があるそう。
“salad bar” はアメリカで生まれた本物の英語。
それをヒントに、ある日本人が、
「じゃあ、ドリンクのコーナーも同じように言えばいいのでは?」
と作ってしまったのが “drink bar” なんですって。
それが、一説によるとあのファミレスのガストが最初なのだとか。
もともとの英語を真似して作ったのに、英語では通じない。
なんとも皮肉な話ですよね(笑)
ちなみに “bar” という言葉のもともとの意味を知っていますか?
もともとは「カウンター」「仕切り」という意味なんです。
お酒を出す「バー」も、お客さんと店員の間にある「カウンター」のことを指していたんです。
そこから「カウンター越しに何かを提供する場所」という意味に広がって、
“salad bar”
という表現が生まれたんですね。
同じ「〇〇バー」でも、本物と和製英語がある。
言葉っておもしろいですよね。
今度、ファミレスに行ったら、
「ドリンクバー、英語では “soda fountain” なんだよな〜」
と、こっそり思い出してみてください(笑)
それでは、今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。






