【World Life】とは?
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運の悪い人の大切な役目とは

World Lifeな生活
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これ少し風変わりな、でも私が大好きな言葉なのですが、あなたは聞いたことありますか?

You encounter a chance disaster in place of those who do not.
(偶然の被害に遭う人は、同じ被害に偶然遭わない人の為に被害に遭う

You draw a bad lot for the benefit of those who do not.
(悪いクジを引く人は他の人が引かないですむように、悪いクジを引いている)

カナダ人の宣教師だった私の勤務校の創始者の言葉です。正直超有名人ではありません。でも災害が多発する昨今、ぜひあなたに伝えたかったんです。

言葉を知ったのは退職直前、大病をした時。幸い完治しましたが、10万人に1人の病と告げられ、何でよりによって、と巡り合わせの不運を恨みました。

でもこの言葉で、自分が偶然の被害に遭えば、他の人が遭わずにすむと分かりました。
(10万人に1人の病気になった僕のお陰で、99.999人が難病にならずにすんだのだ)..そう自分に言い聞かせるうちに気持ちが随分違ってきたんです。

<コロナ感染でも>

次は逆に幸運な例。最近コロナに感染しそうになりました。でも免れたのは部屋の風向き。同じようにこの考え方をせずにはいられませんでした。

以下は風下で陽性になった友へのメール。私的な感じの部分も含む引用です。

大変そうだから返事はいらないよ。ある人の言葉に、偶然災難に遭う方は偶然災難に遭わないヒトの為に身代わりで災難に遭うって。

僕らのあの席順。違う席順もアリだったかも。すると君は僕の代わりにそこに座し、僕の身代わりに辛い目に遭っているのかもしれない。そんな思いが浮かんだ。有難う。感謝しかない…

こう伝えると、逆にお礼やそれはどこの発想?と聞かれました。運の良し悪しに関係なく、支えとなるような発想かもしれないと重ねて思ったんです。

<地元の台風被害>

最後の例です。地元静岡は最近大きな台風被害にあったばかり。

南から来る台風にとって市町村や県境など無関係。たまたま辿った軌跡が災害を呼びます。被災地は他の全ての地域に代わって被害に遭っているという見方もできそう。

台風のような自然災害なら、災難に遭う人に比べ、難を逃れる人の方が何千万とか膨大。

やっぱりここでも、少数の人達がはずれクジを引いたからこそ他の人が助かっています。

当てはまる例がもっとみつかりそうな発想ですが、ルーツはと言えばはっきりしません。勤務校の創始者はキリスト教の宣教師だったので、あるいはそこかも。日本にない見方かもしれませんね。

いずれにしろ、発想や文化が接触し、世界がより暮らしやすくなるといいですね。

See you again!
Jiro

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