40数年前の米国留学。まだ河水も温む頃Tube乗りに誘われました。
寮主催の行事。タイヤの中身Tubeだけを膨らましドーナツ状に。大の字に寝そべり向きを体で少し変えつつ、バスの待機地点までゆらゆら。参加費は当時2,3ドルと格安。
川下りが始まったばかりですが、ここであなたにクイズ。
ひと昔前米国北中部のチューブ乗り。ここで私はある2つの意外なモノを『食いました』。私にとって意外だったモノ、さあ何と何?
(答えは最後に)
<まず一杯>
今は昔製材業隆盛時に流れていた材木よろしく、平和に呑気な旅。そろそろ終わりも間近という頃。頭上に簡単な木の橋が。見れば欄干から乗り出し私に、こっち!こっちと体中で言ってるような男子学生。
(案内人かな)位にしか思わなかった私は素直にチューブの方向を修正。それを見て、彼の連れらしい女の子が“Oh, My God!”
(オウマイガッて、もしや..)と思う間もなく、私は小急流に吸い込まれ水中一回転。ずぶ濡れのまま川岸にやっとこさチューブを引き上げました。
後から思えば不自然な身振りだったかも。爽快な程見事に一杯食いました。
勿論命に別状などないのです。明るいアメリカンな悪戯。それにしても私って騙されやすいと再認識w
帰りのバスの待機地点まで皆三々五々。
<眩しかったやせ我慢?>
ふと見ればバスの脇にスナック菓子売りのバンが2,3台。水中戦で小腹がすいた私はチョコバーを一本、何気なく購入しました。
少しモグモグやって周りに目をやり驚きました。食べているのは私だけ。私以外誰も買い食いしないのです。(腹が減らない?感じない?)私より大柄なのに皆は黙ってバスに乗り込んでいくだけ。
チョコのゴミを手早くポケットに突っ込んだ私。何だか彼らの自制心が少し眩しく見えだしていました。
実は米人学生の倹約ぶり?に驚いたのはその時が最初ではありません。
I often skip meals.
(私はよく食事を抜きます。)
とか平然と言う学生にも出会ったことがあります。
当時は円の値打が高い円高期。私は(比較的)恵まれた家庭環境。スナック代倹約は頭になかったのかも。
一方大学の学資は自分で稼ぐのが米国流らしく、どうりで財布の紐が緩まないわけです。
日米学生達のお財布事情、円安の今は様変わり、いや逆転でしょうか。現在の金銭感覚等確認できる機会が来るとよいですね。
See you later!
Jiro
①まさかの悪戯を一杯食った
②チョコバーをたった一人で喰った
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員