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「もったいない」って英語でどう言うの?

World Lifeな生活
この記事は約6分で読めます。

コロナ禍が始まった頃から我が家がハマっていること。

それはスーパーマーケット。

テレビの特集などで,

「あのスーパーがすごい」
「このスーパーは安い」

なんて行ったことのないスーパーの情報を見ると,
車を飛ばしてドライブを兼ねて巡るのです。

中でも最近ハマっているのが,

「賞味期限間近,もしくは切れているけど食べられるもの」

をメインに売っている店。

「まだ食べられるのにもったいない!」

なんてポップにも書いてあり,お値段も破格。

確かに「もったいない!」ですよね。

もったいない!って,アナタは英語で言えますか?

―「もったいない」は “mottainai”?―


「もったいない」とは,

「まだ食べられる」
「まだ使える」

のに使わなかったり,捨ててしまったりすることを言いますよね。

特に食品に関しては,口に入れるものなので気を遣うところ。

でも「賞味期限」と「消費期限」ってあるけど,どう違うのでしょうか?
これ,結構混同している人が多いそうなんですよ。

「消費期限」とは,「消費」なので,「この日までに使って(食べて)してくださいね」という意味。

対して,「賞味期限」は,

「この日までは確実に美味しく食べられますよ」

というメーカ―が自信を持ってオススメしてくれる期日。

なので,少し過ぎたくらいでは基本問題ありません。

でも「賞味期限」が1日でも過ぎていると捨ててしまう人も多いのだとか。
賞味期限が過ぎたからといって「食べると害」という意味ではありませんので,捨ててしまうなんてもったいない!

特に食べ物に関しては,動物や植物の「命」を頂いているので,私はできるだけ無駄にしたくない,と思ってしまうんですよね。

だから普通のスーパーで牛乳や豆腐などを買う時も,

「どうせすぐ食べるし」

と思って,なるべく手前の賞味期限の早いものから取るようにしています。(←あくまでも私の場合です)

ところで,こんな話を聞いたことはありませんか?

「[もったいない]という日本語は,英語でもそのまま “mottainai”として使われています」

というお話を。

確かに英語で「もったいない」を「一言」で表す言葉はありません。

「もったいない」という言葉の中には,

「命や物に対する尊敬の念と感謝の気持ち」があると私は思っています。

それらを感じ,「もったいない」という言葉に感銘を受けた海外の環境保護活動家の方々が,
そのまま “Mottainai”という言葉を世界共通語として広めようとキャンペーンを続けていらっしゃいます。

だから, “Mottainai”という日本語が,そのまま英語でも紹介されているという情報が見られるんですね。

今後,その活動が広まり,多くの人が “mottainai” という言葉をそのまま使う日が来るかもしれません。
しかし残念ながら今現在は,まだまだ広く世間に知れ渡り,日常の会話でも出てくるような言葉としては浸透してはいません。

では,英語では「もったいない」という表現をすることができないのでしょうか。

いえいえ,ご安心を。
英語でも,「もったいない」に似た表現はあるんです。

―英語で「もったいない」:名詞の “waste”―


“That’s (It’s) a waste.”

というよく遣われる表現があります。
“waste”には,

名詞で「無駄,浪費」,
動詞で「無駄使いをする,無駄にする,粗末にする」

という意味があるんですね。

例えば,食べ放題のお店で食べ物を必要以上にとってしまった場合。

A: “Hey, you should finish it up.”
(ねえ,全部食べなよ。)
B: “Oh, I’m full. I can’t eat anymore.
(ああ,お腹いっぱい。もう何も食べられないよ。)
A: “That’s a waste.”
(無駄になるじゃん。[もったいない])

という感じでしょうか。

“That’s a waste”のあとに, “of ~”をつけて,

「〜の無駄使い(〜がもったいない)」

と,表現を広げることもできます。

“That’s a waste of money.”
(お金の無駄遣い[お金がもったいない])
“That’s a waste of power.”
(電気の無駄使い[電気がもったいない])
“That’s a waste of time.”
(時間の無駄使い[時間がもったいない])

また,感嘆文にして,

“What a waste!”
「なんてもったいない!」

と,もう少し強めに言うこともできます。

TVやネットニュースで,季節の行事などで残った大量の食材が捨てられている,という報道を見たり読んだりしたことはありませんか?

そんな時に使えるのが,

“What a waste!”

“What a waste!”は,直訳すると,

「なんて無駄なんだろう!」

となります。

―英語で「もったいない」:動詞の “waste”―

“waste”には,名詞と動詞があるとお話しました。

まず,は名詞の “waste”の使い方を説明させていただきましたが,動詞の “waste” を使った場合はどうなるのでしょうか。

動詞 “waste”には,「無駄使いをする,無駄にする,粗末にする」という意味があります。

名詞の場合と同じ例文で見てみましょう。

A: “Hey, you should finish it up.”
(ねえ,全部食べなよ。)
B: “Oh, I’m full. I can’t eat anymore.
(ああ,お腹いっぱい。もう何も食べられないよ。)
A: “Don’t waste the food.”
(食べ物を無駄にしないで。[食べ物を無駄にするなんてもったいない])

のように,命令文で “Don’t waste ~.”としてキツめに言ったり,

お金を無駄遣いしている人に対して,

“You are wasting your money.”
(お金を無駄にしているよ。[もったいない])

のように進行形としても使ったりすることができます。

もちろん動詞ですから,

“You wasted your time.”
(君は時間を無駄にしたよ。[もったいなかった])

のように過去形で使うこともできます。

日本語の「もったいない」には,

「彼は素晴らしすぎて,私にはもったいない」

のような表現もありますが,今回は「無駄にする」という意味での「もったいない」をお届けしたいので,こちらの表現についてはまた今度にさせてくださいね。

動物や植物の命をいただいて生きている私たち人間。

それらを無駄にしない,という精神が「もったいない」だと思うのです。

「フードロス」という言葉もよく聞くようになりました。

最近,スーパーで気づいたことがあるんです。

お惣菜やお刺し身などに貼られた値引きシールに,

「フードロス削減にご協力いただき,ありがとうございます。」

と書いてあったんです。

「フードロス」を一人ひとりが意識して,社会も変わっていっているんだなぁ。」

と思うと同時に,私,こんな気持ちも同時に抱えているんです。

私が値引きシールの貼られたお惣菜や食品を買う時…

それは

「できるだけ安く買いたいから…」

だって,もったいないし,安く変えて一石二鳥ですもの。(あ,一消費者として…です。)

さて,あなたの「もったいない」ストーリーって何かありますか?

それでは,また来週〜♪

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