あるゴスペルを歌う機会があって、その一節。
自分史上最高速度で歯が立たない。スピードすごくて歌えない。速めに音読さえ無理。
タカをくくっていたのも最初だけ、中にものすごいスピードの数行があり大慌て。
中高校生を指導してきた自信が仇になったみたい。ガツンと頭を叩かれた思いがした元教員の私。
では、英語を高速で読むにはどうしたらいいだろうか、と真面目に考えました。もちろん普通にやるのでは面白くないですよねw
思いついたのは意外な方法。
あるモノが大変なら、それよりずっと大変な別のモノに取り組めばいいのでは?と。
速い歌詞なら、もっと速い歌詞に触れたら、ゆっくり感じるのではないか?と思い、とにかく速そうな英語の歌詞を探したらうってつけのものが。
それは
Yoasobi
Yoasobiの歌詞は日本語で聞いても私の耳には速い。そのVocal, ikuraさんは英訳版も歌っていると知り検索。
興味が湧いたIdol (アイドル)とBlue(群青)の英訳を「速歌テキスト」ということにしちゃいました。
それ以来、ほぼ毎日、最低一回。耳・口を慣らし練習してますが、それにしても英語版凄まじい速さ。スピード違反かもw
リズムというより痙攣w。母音が多い日本語より、子音が多い英語等は速い歌に向いているのかもしれない…が第一印象。
その他の新発見も3つありました。Ayaseさんがスピードを稼ぐために、やってるな~と思ったことです。あくまで私の印象ですが。
第1に
2つの単語が並んでると、尻尾と頭がくっつきます。これは普通に会話でも起きていることですよね。
例えば That emotion 「ザトゥ エモウション」が「ザテモウション」に。
(例は皆Idolの実際の英語歌詞から。但しカタカナだと曖昧でちょっと不正確。仕方ないですね)
第2に
普通は長い母音を、時々短くして歌っているようです。
例えば seemを「スィーム」ではなく「スィム」、beenを「ビーン」でなく「ビン」、またto を「トゥー」でなく「トゥ」みたいに。
第3に
母音をほぼほぼ省いて、子音だけにしてる所も。
able 「エイブル」でなく「ブル」に。beenを「ビーン」や「ビン」でもなく「ブン」みたいに。
これら3つが出ている例が実際にありました。
been able to…「ビーン エイブル トゥー」でなく「ブネブル トゥ」みたいに歌っているよう。
第4に
リズム感の為か、単語の繋がりやアクセントを崩して歌っていることも。
What I’m wishing for / is to love …you を
What I’m wishing for is / to love …you.
これ日本語で表すなら「..あなたを愛する」をわざと「..あなた、を愛する」と歌うみたいなことかもw。
lightを普通に「ライト(ㇻが強い)」でなく「ライト(イが強い)」と歌う所が。
これも日本語で言うなら「来た(きた)」をわざと「北(きた)」のアクセントで歌う感じと言えるかも。
こんなコトを感じつつ、振り落とされないような高速歌唱に挑戦中です。発音だけでなく体力も増したみたいw。
冗談はさておき、繰り返しになりますが、今回の胆は、日本のポップス(の高速)英訳版に挑戦し、発音・音読力を鍛える..というもの。
あなたも、ポップスの新しい曲の英訳を音読してみませんか?カラオケ等で「アイドル」を(中高年が)歌うと若い世代に大うけ…とどこかで読みました。
それが英語版だったら、どうでしょう?座がより盛り上がるか?それとも白けるか?ぜひ私も試してみたいと思います。
いずれにしても、英語を(楽せずに)楽しみ続けていけるといいですね。
See you next time!
Jiro
P.S.
◯Idol (アイドル)English Ver.
https://youtu.be/RkjSfZ30GM4?feature=shared
◯Blue(群青)English Ver.
https://youtu.be/L8hMN2UAPxs?feature=shared
<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。
洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員