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近所に油田!私も掘りました

World Lifeな生活
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島田に油田があるとTVのローカルニュースで見て「ええっ?!」と。

少し先走りしますが、故郷に暮らして70年近く。でも「油田」があるのを、その時まで知らなかったんです。

ところが調べて段々分かっていくにつれて、驚きはますます深まるばかり。

まず精製せずに、エンジンにそのまま入れて使えること。(実際にバイクに乗る映像が!)

また茶畑で全国的に有名な牧之原台地の一角から湧いているらしいこと。

さらに石油祭りが時々行われてきたらしいこと。

今まで島田に暮らしていながら、頭の中が「?」と「!」で一杯になっちゃいましたw。

すると途端に(油ってオイルだけど、語源はどうなのかな)と気になりだし、まずは語源調べに夢中に。

<Oilは「油」の意味ではなかった?>

英語で油は oil(オイル)ですよね。このoilは元々ラテン語oleum「オレウム」です。

ややマニアックになりますが、このラテン語oleumの由来はギリシャ語のelaion(エライオン)。elaionとはolive(オリヴ)=オリーブ。つまり現在英語でも日本語でも「oil」「オイル」と言う人は語源的には「オリーブ」と言っているわけです。

繰り返しますが語源的には「オリーブ、オリーブ」なのに皆オイル」の意味になってる…これ何なのでしょう。

大昔、オリーブからできた油のことを「オリーブ、オリーブ」と呼んでいるうちに、「オリーブ」自体が広く「油」を指すようになったのかも。

油の種類は他になし。またオリーブ(植物)の使い道もこれだけ…と考えれば説明つくかもしれません。

だからolive oil「オリーブオイル」という言い方は今普通に言われますが、語源的には変ですよね。だって「オリーブオリーブ」みたいな感じかも。

ただ、今はオリーブ以外からも油を普通に作るようになり、区別上olive oilと言うしかありませんよね。

<石油はstone oilじゃない>

石油は、英語ではpetroleum(ペトロゥリウム)。
stone oilじゃないんですよね。

petroleumの成り立ち、これ多少マニアックですが、元々ギリシャ語とラテン語のミックスなんです。

petros「ペトロス」(石ーギリシャ語)+oleum「オレウム」(オイルーラテン語)

oleum「オレウム」はラテン語でオイルでしたね。

さてギリシャ語のペトロスpetros(石)についてもう一歩踏み込むと、もとは「岩や石」を表し、さらに遡れば「硬い、確固とした」などの意味があるそうです。

「石」は欧米では普通の人名です。例えばPeter(ピーター~英)(ペーター~独), Pierre(ピエール~仏), Petro(ペトロ~伊)等。日本語ならさしずめ「岩男」w。

聖書に「ペトロ」って出てくるのをあなたは知っていますか?キリストの一番弟子の名。これも「頭が固い、確か」位の意味なら、日本語の「石頭」が近いかもw。

petroleum(ペトロゥリウム)も、成り立ちの意味としては、「石」+「オイル」なので、stone oilでも良さそうですが、そうしなかったのは、謎ですね。

ただ、英単語には、9000年昔のDNAが不明な為、途中までしか遡れないのもあります。

今回のようにギリシャ語、ラテン語、あるいはフランス語まで、といった具合。こうした比較的最近の語源でも、今後もっと新しい発見があるかもしれませんね。

<語源=油田?>

さて島田の油田については最近地元ではますます熱い話題です。と言うのもNHKの次回大河ドラマ「べらぼう」で地元藩主の田沼意次が、油田を開発するらしいのです。

(油田油田….)で、ふと思いました。語源調べって油田開発とどこか似てないかって。

◯語源調べは、単語の歴史を遡り、DNA等を掘り当てる。

◯油田開発は、地面を採掘し原油を掘り当てる。

眠っていた宝物を掘り当てるようなワクワク感、これは両方共通かも。

ともかく、あなたも英語をワクワク学び続けられると良いですね。

英語版はこちらから
↓ ↓ ↓
https://worldlife.jp/archives/14897

追記:
Oil もPetrosも最後のDNAまで9000年も遡れない単語。これも石油がむか~しからあったモノではなかった、少なくとも身近にはなかったことを示しているのかも。

追記:
『静岡県に油田が?!漫画Dr.STONEで今注目!牧之原 相良油田 』
https://www.nhk.or.jp/shizuoka/lreport/article/006/89/

※ページ内の番組動画公開は7月末頃までのようです。

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