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行水とパン屋の意外な関係

World Lifeな生活
この記事は約4分で読めます。

突然ですが、あなたは行水(ぎょうずい)したことありますか?実は私の夏の日課。

朝から30度超えも珍しくないこの頃。大きな桶に水を汲んでおくだけで、日向なら夕方にはぬるま湯以上に。それをじゃぶじゃぶと浴びる….

戸外で服を脱ぐのも、子供の悪さのような解放感。男性、しかも老人なら周囲の眼にも、神経質にならずにすみますw。

今日も夕方の「行水」の時(「水を浴びる」はbathe(ベイず)かな)と思った途端、例の如く語源が気になりだしちゃいました。そこでさっさと切り上げ調べたら意外なコトが…

さて私の記事では定期的に、単語DNAについてお話しています。簡単に説明しますと、(よく読んでくれるあなたには重なる部分があるかも)大多数の英単語には基本のDNA的な要素があり、語源説明に大変便利なツールなんです。

しかもですよ。このDNAは英語ばかりか、ヨーロッパ~インドに跨る地域の言語の祖先。約9000年前の姿なんだそうです。だから英語以外に例えばドイツ語やフランス語等に英語と共通DNAがよく見つかるんですね。

さて「行水」に戻ると、bathe(ベイず)「水を浴びる」の単語DNAはBETH(べす)「暖かな」です。
このBETH(べす)がこの単語の何千年も前の姿。それが徐々に綴りや発音、また意味も変わりつつ現代のbatheにたどり着いたみたい。

意味の変化だけ見ると「暖かさ」→「水浴び」の変化。これって昔も「浴びる」のは温水だったということを物語っているんでしょうか。冷えた水は普通行水する気にはなりませんねw。

BETH(暖かい)→ (温まる→)bathe 入浴する

batheの名詞形はbath(バす)このDNAも、勿論BETHです。

BETH(暖かい)→ (温まるもの→)bath 入浴、風呂

さてドイツ語を少し見てみましょう。同じDNAを持つドイツ語があります。Bad(バートゥ)です。これは英単語の…?そうですさっきのbathです。bathBad、似てますね。

またドイツには「バーデン」という地名があちこちに。バーデン地方、バーデン―バーデン市等。綴りはBaden 。「温泉町に」の意味だそうです。

話を英単語に戻すと、

bathe(ベイず)「水を浴びる」や bath(バす)「風呂」と同じDNAを持つ単語が,

bake(ベイク)「(パン等を)焼く」なんです。

最近の酷暑を思うと笑えません?言わば、焼かれるような暑さの中での行水ということでしょうかw

ただ、少しマニアックにですがBETH(暖かい)が直接bakeを生んだのではありません。BHEG(ブヘグ「窯等で焼く」)という別のDNAを経由し、bakeにたどり着いたみたい。

bake-keの「ク」がBHEGGから出てきたものだとすれば納得できますよね。

BETH(暖かい)→ BHEG(窯などで)焼く→ bake (ベイク)

またドイツ語でbakebacken(バクン)という。やはり同じ由来。-ckenの部分は、DNAの-Gの部分の変形です。

BETH(暖かい)→ BHEG(窯などで)焼く→ bake (ベイク)
BETH(暖かい)→ BHEG(窯などで)焼く→ ドイツ語 backen(バクン)

さてもう一度英単語に戻ります。bakeの関連語であるbaker(ベイカー)「パンを焼く人」、bakery(ベイカリー)「パン屋」なども勿論同じ由来です。

BETH(暖かい)→ BHEG(窯などで)焼く→ bake、baker、 bakery

<私が行水する3つの理由?>

この記事の発端に戻ると「行水」は実は非常に理にかなってるようです。3点上げます。

① 行水は太陽熱の有効利用。太陽の光は見える光より見えない光が大半。その見えない光(赤外線)の熱利用はほとんど進んでないらしいです。途方もない熱量が宇宙空間に捨てられ続けている…もったいないw。

② 行水は低コスト。費用は水道料金位。

③行水は暑さを楽しみに変える。これは私の強調したい点。「暑さ」って普通はストレス。でも行水好きになると、暑いほど(夕方には暖かい湯ができるぞ、しめしめ)と思うわけで、これって気持ちがかなり違うと思うんですよね。

ストレスが減れば英語の学習も捗る…は少しこじつけかも?w

あなたも焼けるような酷暑を行水等で乗り切り、元気に過ごせると良いですね。

See you next time,
Jiro

<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。
洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
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