【World Life】とは?
スポンサーリンク

英会話力を楽しく伸ばす

World Lifeな生活
この記事は約4分で読めます。

近所の図書館に出かけた時のこと。私、急に図書館員に返事や相づちをする気が失せたんです。

なぜなら、貸出手続きをする図書館員の喋りが、あまりに一方的な、AIの音声みたいでびっくり、で何だか失望したから。

「はい、合計4点…。返却は11月10日までに…DVDはカウンターに…有難うございました。」

表情ゼロ。肌寒くなりました。たまたまだったと思いたいですが。

なぜこの話をしたかというと、その数日前に体験した、「妙なやり取りに見えて、実は心がぽかぽかするような会話」を体験して、会話やコミュニケーションで大事なことが分かったからなんです。

それは障害者の会が運営する音楽祭に、合唱隊として出演した時のこと。ゴスペルを3曲歌いました。

「妙なやり取りに見えて、実は心がぽかぽかするような会話」の相手は会場係の女性。彼女が合唱隊に2度近づいて来て、話しかけてくれました。

1回目は「頑張って!」

2回目は「私は今日が誕生日。新しいキャラの名は何でしょう?」

と2回目の言葉は、脈絡ゼロで唐突に。

誕生日は良いとしても、「キャラ」とは何かのTV、それとも漫画の事だろうか?….と事情を知らない人なら戸惑ったかもしれません。

でも私達合唱隊は予め知らされていたんです。

スタッフには、嬉しくて興奮し、意味不明なことを言う方もいるかも、と。なので、そういうセリフを聞いても慌てた者はゼロ。

皆私のように(すごく嬉しいんだろうな。出演してくれて有難う、有難う、という意味だな)と心の中で解釈していたに違いありません。

音楽祭の会場係の女性が私達に伝えたものは、あの図書館員より、遥かに多く豊かな内容だったと思いました。

これって、英語を学ぶ時にも参考になりそうです。

英語を勉強すると「英語を話せるようになりたい、ペラペラになりたい」と思うと思います。

でも「どういう気持ちを伝えたいのか」の方も、いや多分その方がもっと、重要だということです。

例えばですが、あなたが地元の通訳ボランティアをしたくて英語力を磨いているとします。

地元のデータについて詳しくなるのは大切。でも旅行者へのウェルカムの気持ちがあなたから生き生き伝わることの方がもっと重要なのでは。

図書館のシーンに戻ると、事務的な情報は、言葉の上では十分伝わったかもしれません。でも人間同士の生きた自然な感情のやりとりが欠けていて、殺伐で冷たいコミュニケーション。

それに対して、音楽祭のシーンでは、セリフは妙でも、「音楽祭に来てくれて有難う、嬉しかった」という生き生きした感情がちゃんと伝わった、心がほっこりするコミュニケーション。

英会話でも、英語の一つの言い回しを学ぶ際、どんな気持ちを込めるか…を試したり想像すると良いのでは。

一つ例として、

How far is it to the station?
(駅までどの位ですか?)

という文章。この一文だけでも、状況次第で感情とか気持ちは色々ですよね。

(まだつかないのか…)と「うんざり」
(もう近いだろう)と「ホッ」
(あの有名な駅に…)と「ワクワク」
(昔来た場所が変わり過ぎ)で驚き、郷愁や悲哀。
(素敵な未知のヒトに話しかける口実)高揚感、どきどき、後ろめたさ

こういう感情や気持ちを込める方が楽しく、早く上達する気がしませんか?

そもそも「情報」って「(感)情を報せる」と読めますよね。

日本語でも英語でも、情報は感情と一緒に伝えると良いコミュニケーションになりそうです。

<英語版>
日本語で内容を理解した上で今度は英語で理解してみる。
↓ ↓ ↓

<今週のJiro’s Quiz>
What is this?:
You give and take information or ideas. You might say, connection, contact, conversation, talk, or just telling.
(1. chorus 2. concert 3.communication)
(ヒント:質問文のyouは一般的な人のことです。「あなた」のことを言っているのではありません)





正解 3.communication

See you next time,
Jiro

タイトルとURLをコピーしました