Hello everyone.
Noriです!
テキストでお伝えしている、日本人が凄い理由。
今回は、「礼儀正しい」というところ。
日本人ほど礼儀正しい民族はいないですね。
日本人って、他人同士でも非常に礼儀正しいというか、道を譲ったり譲られたりしたら、ちゃんとお辞儀をして、声に出さずとも、目礼をしたり、って普通するじゃないですか。
あとは、ちゃんと並ぶところ並ぶし、割り込んだり、人をしのげたりしない。電車とかでもね。それが他の国、特にアジアの国とか行きますと、お隣の大国とか特にそうですけど、そういう風にはいかない。もう割り込むの当たり前、みたいな、そんなところなんですよ。
飛行機なんかに乗っても、日本人だと、エコノミークラスでも、雰囲気ビジネスクラスですね。海外のエアラインでもみんな静かにしてますし、騒ぎ回る人いないし、歩き回る人いない。なんか立って友達と喋りまくる人もいない。きちんとしてますよね、礼儀正しい。
まあ、しつけがしっかりしているというふうにも言っていいと思います。学校もね、日本の場合とても厳しいので、学校でも礼儀正しさ、挨拶、お礼を言う、そして学校で掃除をする、なんてことも教えますので、綺麗好きだし、外にゴミを投げたりする人は、ゼロとは言わないんですけども、海外に比べると非常に少ない。
特にアジア諸国と比べると、もう全然10分の1ぐらいじゃないですか。明らかに少ないですね。それも礼儀のひとつ、環境に対する礼ということなんでしょうね。
それにはやはり、日本人の宗教である神道や仏教の影響も大きいと思います。そこでも、掃除をちゃんとやるし、もちろん礼儀も教えられ、そして、作法というものが、たくさんあるんですよね。日本人の中には、そうした作法を大切にする人が多い。作法も広い意味での礼儀ですよね。
たとえば茶道。お茶を飲むのにも、ちゃんとした作法があって、そこに礼儀があるわけです。
それから、花をいける「華道」にも作法があります。いろんな所で、そうやって礼儀が自然と教えられるんですね。
ですから昔は、嫁に行くのに、華道を学ぶことが、「花嫁修業」のひとつだったり、男性の場合は、茶道をたしなむことが、武士のあいだでは「かっこいい」とされていたわけです。すべてが礼儀につながっていますね。
この礼儀を「道」として学ぼうなんて国はまず他にない。ほんとヨーロッパの貴族階級くらいのものですよ。ちゃんとマナーを守ることを、きちんと学んできたというのは。
日本では庶民まで、下手したら江戸時代には、農家の人でも茶道や華道をやっていましたからね。そして読み書きも「寺子屋」で学んでいた。こんな国、他にないですよ。
幕末、文明開化が起こって、いろんな海外の人たちが日本に来て、いろんな文献を書いているんですけど、そこで驚かれていたのが、日本には寺子屋があって、そこでみんなが読み書き、礼儀や作法を学んでいる、と。庶民がそういったことを学んでいる国なんて、ほとんどなかったので、びっくりしちゃうわけですね。
海外から見ると、日本はそんなに豊かではなんですが、自給自足で、かつかつの生活をしていた、どちらかと言うと貧しいのに、それにもかかわらず、清潔で、礼儀正しくて、ちゃんとお風呂にも入る、そんな民族は見たことがないと、みんな驚くわけです。
日本人の礼儀の素晴らしさ。
私は武道をやっていました。柔道、空手、それに剣道もちょっとやってましたが、全て「礼節」です。こんなに、礼節がこれだけ整っている国は、他にありません!
ぜひ日本にいること、日本人であることに、自信を持ってください。
それでまた次回
see you next time.
昭和37年8月5日、福岡市博多区生まれ。26歳で渡米。飛行学校に入るが英語ができないためアメリカ人の教官から「帰れ」と言われながらも、ノルウェー人の教官に救われ、3ヶ月で英語ペラペラになる。あまりに英語が話せるようになったので、1年後にはアメリカ人を教える飛行教官になる。その後、全日空の同時通訳を務め、武蔵野学院大学准教授、名古屋大学理学部外部講師や、海上自衛隊将官トップマネジメントセミナー講師等も務める。自身が主催した「本城式英会話スクール」の受講生は1万人を超える。生い立ちから、現在に至るまでの詳細、また著書、講演履歴等はこちらから