【World Life】とは?
スポンサーリンク

米国留学で日本語を忘れた結果、学んだこと

World Lifeな生活
この記事は約6分で読めます。

Hey!guys.
月曜日のSwatchです。

「留学すれば、英語が話せるようになるのか?」良く聞かれる質問です。人は環境に順応する能力がありますから、英会話の面でも、日常生活でスーパーでの買い物とかは、出来るようになります。

十分に留学準備をして留学した場合は、英語力の向上は期待値を上まわります。

Swatchは、5年の準備をし、留学中、最重要課題である10分間スピーチも“Excellent”(最優秀)の評価を得ていました。

しかし、英語力が伸びる代わりに、思わぬことが起きていました。

ある時、留学報告のため、日本の防衛庁(当時)の担当者に国際電話をかけました。一通り報告終え、こちらの生活についての感想などを話しているとき、「そうなんだよ」とため口がでました。

自分でも「ん?」と感じましたが、そのまま会話を続け、電話を切りました。

<敬語を忘れた!?>

アメリカの基地の宿舎を出て、車で10分ほどのところに、アパートを借りて生活していたSwatchは、日本語とは無縁な留学生活を満喫していました。

会話も、次第に、日本語で考え英語で話すという感じから、英語で直接考えて英語を話すという感じに変わっていきました。頭の中から日本語を使う感覚が薄れていきました。

テキサスの一番南の国境に接する街で、米軍の基地にある軍のアカデミーで勉強している環境に、日本語は一切ありません。

毎日、午前1時まで米軍の教範を読み込み、次の日の授業のディスカッションに備える。そんな日々を過ごしていました。

冒頭でお伝えしたように、日本への定期報告で国際電話を掛けた時、上司に、「そうなんだよ」とため口が出ました。

これが自分の日本語の変化に気づいた最初でした。

月1回あった日本人クラブでの昼食会でも、日本語を話すと簡単な言葉が出てこなく、

“What (How) do you say that in Japanese?
(日本語でどういうんだっけ)

と聞くことが多くなりました。

日本語を忘れている感覚が出てきたのは、留学してから半年ぐらいの時でした。その時考えたのは、日本に帰国すればどうにかなるだろうというものでした。

帰国して、情報部に所属になり、外国の文献を翻訳し、英語の通訳をすることになりました。そこで、日本語を忘れていることを実感するのです。

敬語がほとんど話せなくなっていました。
自分の頭が英語脳になっていました。

英語脳というとかっこいいのですが、まず英語で考え、日本語にするという形にスイッチしていたのです。

Swatchの頭の中の動きなので、他人には分かりませんが、困ったのは、口から出る日本語です。

アメリカ人のように日本語がなまっていたのではありませんが、「え~、う~」と日本語を思い出さなければならないのです。

頭の中で英語から日本語をさがして、うまく見つからない。

「留学が長かったんで、日本語を忘れてしまいました」と冗談を言うものの、本当に日本語を忘れていました。

<英語習得の方法で日本語を勉強しなおした>

「日本語で考え、日本語で話す」という冗談のような目標を立てました。

まず、新聞の社説を「音読」することにしました。社説は、中学生でも読める日本語で書かれているので、教材としては〇。

論理的に記述され、こなれた日本語が使われています。さらに、「天声人語」をまとめた本を購入し、「書き写しながら」音読しました。これは漢字を思い出すのに役に立ちました。

出来るだけ多くの日本語と話題に触れ、日本語の感覚を感じるようにしました。テレビのトレンドドラマを録画し、何度も見て、日本語の台詞のシャドーウイングもしました。

これは、自然に会話する感覚を取り戻すのに役に立ちました。日本に帰国しても、仕事で話をする時間は限られています。

ほとんどパソコンに向かい、翻訳に取り組んでいましたので、基本的に、日本語を話す機会は限られていました。

留学前に、必死になって英語の勉強に取り組んだ方法をすれば、日本語が元通りに話せるようになるということが、直感的に分かっていました。

日本語の練習と英語通訳の機会が増えたことで、英語と日本語を切り替えて話す感覚が蘇ってきました。

頭を英語モードにすると、英語が優位となり、日本語が副音声のような感じになります。

日本語モードに切り替えると、英語の聞き取りは鈍るものの、日本的な言い回し、ことわざ、蘊蓄などが、円滑に口をついて出てくるようになりました。

通訳は、英語と日本語をどちらに優位にするかで、結果を左右します。理想的なのは、瞬時に切り替えていくことです。

この切り替えというのは、英語は左脳で、日本語は右脳で処理されているので、右脳と左脳との切り替えを瞬時にしていくということです。これがまた、疲れるのです。

ある程度、英語が流暢に話せるようになれば、英語脳(左脳)に切り替えるということが意識的にできるようになります。意識して日本語を話すことで、日本人であるアイデンティティを取り戻すようなものです。

そのような切り替えができるようになったことで、日本語能力も復活していきました。

<語学力の向上の仕方>

現在は、通訳する仕事はほとんどありませんが、博士課程で学んだアクティブラーニングやコミュニケーション論で講演をする機会が多くあります。

長いもので8時間、短くて1時間、しゃべり続けます。

何も考えずに日本語を話していた時の、自由な言語感覚は、今はありません。

Swatchは、言語障害があると感じており、年齢のせいだとは思いたくはありませんが、常に的確な表現を頭の中で探そうと意識しています。

頭に浮かんだことを、口に出すということが、それほど自然にはできず、そういう状況を、自分では言語障害があると思っています。

脳のメカニズムを考えると、頭の中にある電子情報を、言語化することが第一であること。言語化とは、英語であれ日本語であれ、脳にある知識を言葉に置き換えることができるかです。

具体的にいえば、言葉をフレーズに作ることができるかです。その情報が、頭の中にフレーズで多数おさまっていれば、言葉としてすぐにつかえる状況になります。

英語でも、日本語でも、そのフレーズが整理されていれば、言語化はしやすいのです。

次に、その言語化された情報(フレーズ)を音声化することです。

音声化とは、頭にあるフレーズを、口に出して言うことができるかということ。

英語で言えば、そのフレーズを発音できるかということで、英語で発音するには、発音の仕方を覚えていなければなりません。

口、舌の使い方、息の吐き方を理解し、それをあごの筋肉を使って声にすること。これは日本語を忘れたときに実行した音読の訓練で、気が付きました。

頭で考えても、言葉として口をついて出てこないので、声、音にする練習をしなければ、音声化は実現しません。

音声化ができれば、どのような外国語でも上達します

Swatchは、日本語を話さない環境で、母国語でも忘れてしまうという衝撃的な経験をし、留学から帰国後、英語習得法の技術を使って、日本語を思い出し、話せるようになるという経験をしました。

英語ペラペラを目指すあなたも、言語化、音声化という考えで、新たに英語に取り組んでみてはいかがでしょうか。きっと、如実に効果が表れると思います。

タイトルとURLをコピーしました