Hi, 火曜のJiroです!
突然ですが、問題です。
カニ座って、英語で何と言うでしょう?
「蟹」だから crab ……
と思いますよね。
ところが、実はそうではありません。
英語でカニ座は Cancer / キャンサーと言います。
なぜ、カニなのに crab ではないのでしょうか?
今回あなたにお伝えしたいのはカニを巡る二つのDNAです。
🦀なぜカニがcrabなのか
まず crabの DNA は GERB/ゲルブ(引っ掻く)という意味だったようです。
つまりカニがガサガサと歩く様子が引掻く感じ。手のひらに乗せれば、ひっかかれるような感触ですよね。
その感触からクラブという名前がついた様子。
音はゲルブがクラブに変化したのですね。
○ DNA GERB(引掻く) ⇒ 引掻くように歩く ⇒ crab / クラブ(カニ)
同じDNAの英単語にcrawl / クロール (這う)もあります。
赤ちゃんのハイハイ等の動きや、水泳のクロールの意味で、元々は「這う」とか水面を「引っ掻く」動きから来ています。
○ DNA GERB(引掻く)⇒ crawl / クロール(這う)
🦀カニ座が癌になったワケ
さてカニ座の方は英語でCancerですが、Cancerと言えば「癌」ですよね。
これもDNAから説明できそう。
Cancerの DNAは CAR / キャル で意味は「力強い」
ここから、力強い ⇒ 丈夫な甲羅 ⇒ カニや蟹座、の意味につながるよう。
ただカニの意味が英語では次第に消滅。また癌の意味は、甲羅の固さや全体の恰好からの連想かも。
ただここでDNAにちょっと妙なことが。それは CAR が直接、can-cerになったのではなく、中間の形があったようなんです。言わば「変異形」
それはギリシャ語等に現れたCARCROのような形。
CARCROからさらに時代が進んで、英語ではcancerになった様子。
DNA CAR ⇒ CARCRO(力強い)⇒ 頑丈な甲羅 ⇒ Cancer(カニ・カニ座) ⇒(甲羅から)癌 cancer
🦀カニ座を crab と言わないワケ
結局カニは、元々二つのDNAからきており、
Crab は、動きの DNA GERB から生まれた言葉
cancer は、力強い硬さの DNA CAR から生まれた言葉
そして、cancer からカニが消えた、というわけだったのです。
今回もDNAで思いがけない発見。
言葉の背景を知りながら英語を学べると楽しいですね。
See you soon!
Jiro
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員


