おはようございます。
Cozyです!
この季節になると頭に浮かぶことってありますか。
入試,卒業,入学,入社,そして異動…
春が感じられる頃になると,日本では当たり前の行事ですよね。
そしてもう一つ,
この季節になると,気になることがあるのです。
それは
「転勤」。
同じ企業内で,勤務地が変わること。
英語で「転勤」ってどう言うのでしょうか。
ちょっとだけどう言うのか考えてみてくださいね。
―「転勤」は英語でどう言うの?―

先日,馴染みの居酒屋さんに行ったときのこと。
(また居酒屋か,なんて言わないでくださいね(笑))
隣にすわった常連さんと話していると,転勤の話になりました。
その方は,どうやら4月から別の支店に異動するとのこと。
いわゆる転勤ですよね。
私は転勤をしたことがないので,なんとなく
「新しい環境で仕事をするのは大変だろうな」
と思うのと同時に,そう言えば
「アメリカの友人たちの話を聞いていても,転勤ってあまり話題にしたことないなぁ。」
と思ったのです。
転勤は英語で,
“relocation”
“transfer”
と訳されます。
“relocation”の,
“re”は「再び」,「もう一度」を表す『接頭辞』。
そして,
“location”=場所,位置,配置という意味を表します。
テレビ番組などでよく「ロケ」って言いますよね。
ロケは,この “location(場所)”から来てるんですね。
ですので,“relocation”は,「再」と「場所・配置」から
つまり「場所をもう一度配置し直す」――そこから転居を伴う異動という意味で使われるんですね。
また, “transfer”は
「転校,転入」
「乗り換え」
「移動,異動」
などの意味があります。
“I transferred to a new school last year.”
(私は昨年,新しい学校へ転校した)
“You need to transfer to another train at Shinjuku.”
(新宿で別の電車に乗り換える必要があります)
“He was transferred to another store in April.”
(彼は4月に,別の店舗へ異動となった)
“transfer”は,このような意味として使われます。
こう見てみると, “relocation”も “transfer”も日本語の「転勤」のように
「職場を移動する」という特定の意味だけで使われるわけではなく,
部署が変わるだけの「異動」としても使われるんですね。
“internal transfer”(社内異動)
“relocation”(転居を伴う異動)
という感じです。
また,
“reassignment”(配置換え)という表現も一緒に覚えておきましょう。
こうした異動は,
“job transfer”(職務の異動)
と表現されることもあります。
―アメリカには転勤はない!?―
「アメリカには転勤はない」
という話も聞きますが,このように,英語にも「転勤」や「異動」に当たる表現があるとおり,アメリカでも勤務地や部署が変わることはあります。
しかし,日本で知られる「転勤」とはちょっとイメージが異なるかもしれません。
日本の企業によくある転勤って,多くは
・春や秋など,定期人事異動
・主に会社が決定
・数年ごとのローテーション
・ジェネラリスト育成
・家族帯同または単身赴任
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
もちろん,企業によって違いはありますが,主にこのような感じではないでしょうか。
本人の意志や希望も考慮されると思いますが,会社側の辞令というのが多いという印象です。
一方アメリカでは,日本のような
「定期的な人事異動」
という形は,それほど一般的ではありません。
必要に応じて部署や勤務地が変わることはありますが,
「数年ごとにローテーションで異動する制度」は,
日本ほど一般的ではありません。
むしろアメリカでは,
「自分の専門分野を軸にキャリアを積み重ねていく」
そんな考え方が強いんですね。
つまり,
「同じ職種・同じ分野で経験を深めていく」
ことが重視されます。
そのため,会社の都合で配置を大きく変えるよりも,自分で新しいポジションに応募したり,特に IT や金融,医療などの専門職では,別の会社へ転職してキャリアを積む人も多いようです。
日本では,
「次はどこに異動になるのだろう」
と毎年のように話題になりますが,
アメリカでは,
「次はどんな仕事に挑戦しようか」
と,自分自身の選択としてキャリアを考える場面が多いように感じます。
もちろん,企業の拠点が移転したり,新しいプロジェクトのために別の州へ移るよう求められたりすることもあります。
でも会社の「辞令」というよりも,まずは本人の意思確認をした上で進められることが多いようです。
そうした場合は relocation として,引っ越し費用の補助や住宅探しのサポートなど,会社が支援を行うこともあります。
この点は日本の企業の転勤と大きくは変わりませんが,日本のように全国転勤を前提とした制度としてではなく,必要に応じた個別の対応として行われることが多いようです。
実は,私の身近なところでも似たような出来事がありました。
以前お話しに登場した近所のドラッグストアの店長さん,覚えていらっしゃいますでしょうか。
その方も,3ヶ月ちょっと前に別の部署へ異動されたんです。
「実は…」
と切り出された瞬間,
(あ,これは異動だな)
とピンときました。
残念な気持ちをグッと押し殺して,
「転勤ですか?」と聞くと,
「ええ,別部署に異動になるんです」
と,一言。
ですので,この店舗担当ではなく全く別の場所への転勤。
同じ会社内の異動ということですね…
店長さんの言葉を英訳すると,
“They’re transferring me to another department.”
(会社は自分を別部署に異動させようとしている=自分は異動する予定)
となります。
“transfer”(転勤/異動する,させる)
です。
日本語で「転勤」と聞くと,引っ越しや生活環境まで大きく変わるイメージを思い浮かべませんか。
一方で,「異動」と聞くと,同じ社屋内での配置換えを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
英語の “transfer” は,日本語の「転勤」も,日常的な「異動」も両方を含む幅広いニュアンスを持つ言葉なんですね。
春になると話題にのぼる人事異動。
その背景には,
「それぞれの社会が大切にしている働き方の価値観」
が,静かに映し出されているように思えるんです。
しかし,店長さんがいなくなったのは私にとっては一大事でした(^_^;)
ということで,
See you next week〜♫
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。









