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え?!それって軍事英語ですか?

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日本語の中にも,たくさんの軍事英語が使われているのをご存じでしょうか。カタカナ英語の形で日本語の文章にちりばめられています。主にビジネスの分野でよく使われています。

例えば,ターゲット(target)「目標」とかストラトジー(strategy)「戦略」などです。最近は,タスクフォース(Task Force)も良く使われていますね。政府のHPには多くのタスクフォースがのっています。

皆さまが,「インパクト(impact)がある」と聞いたときに,印象が強いという意味のように感じると思います。これも軍事英語で,敵が攻撃してくる「衝撃」を意味しています。つまり衝撃が強い,あるいは衝撃力があるという意味になります。

わかりやすいですね。イメージが浮かびますね。軍事英語は,相手に意味を的確に伝える工夫がされています。それを意識的に使用すれば,まさにインパクトのある英会話ができますね。

ラジャー!

皆様は,外国映画の戦争映画などで「ラジャー!」と聞いたことはないでしょうか。パイロットが出てくるドラマで,「ラジャー!」と答えているのを見たことがあるかもしれません。

または,無線通信で使っているのを知っているかもしれません。それでは,ラジャーってどういう意味なのでしょうか。そうです。「了解!」という意味で使われています。

無線通信で,Received「受信した」の頭文字のRを最後に打電したことに由来します。軍隊において,無線通信で命令を発信した時,「命令を受信しました」という確認を相手に送ったということです。

Received「受信した」からその頭文字のRを使ったことまでは分かりました。それではRとラジャーの関係はどうなっているのでしょうか。チェックしてみましょう。

軍隊において,通信は非常に重要な情報伝達の手段です。その情報とは,攻撃をしろ!という行動の命令であったり,予定の時間を確認したりするものでした。これは正確に伝わらなければなりません。

そこで,軍隊ではアルファベットを間違わないように,アルファベットを聞きやすい単語に読み替えすることを発明しました。以下がその例です。ABCと送りたいときは,「アルファ―・ブラヴォ・チャーリー」と発音しました。

A ALFA   アルファ
B BRAVO  ブラヴォ
C CHARLIE チャーリー
D DELTA   デルタ
E ECHO   エコー
F FOXTROT フォックストロット
G GOLF   ゴルフ
R ROMEO  ロメオ

RはROMEO(ロメオ)ですね。実はこの表は新しい表なのです。これ以前の表には,Rは,ROGER(ロジャー)と記載されていました。古い表は,Joint Army/Navy Phonetic Alphabetと呼ばれ,1941年から1952年まで使われていました。

当時の通信用語で,Rは「ロジャー」だったのです。Rogerは,英会話でよく聞きますね。そうです。男性の名ですね。ロジャーは,イギリス読みですね。アメリカ人なら「ラジャー」と発音します。

RとRogerがつながり,Rogerと「ラジャー」がやっとつながりました。「ラジャー!」とは「了解!」という意味で,軍事用語として定着しました。アメリカの軍事用語だったのです。

最初に,軍事英語は,意味を相手に的確に伝える工夫がされていますと書きました。その違いを少し説明させてください。以下に,軍事用語を5つリストアップしました。使い方に工夫があります。

Roger 受信したことを確認したことを意味することから,「完全に了解した」ということ
Copy 無線などで音声が聞こえているかを表します。発音は,コピーではなく,カピーですね。
Say again 「再送せよ」つまり繰り返して言ってくださいという意味です。
Over こちらの言うことはこれだけです。そちらの返事をしてください。
発音は「オウヴァ⤴」と言葉尻を上げ,相手の反応を待ちます。
Out 「これで通信をおわります」と終了を通告できます。相手の反応は「ラジャー」になります。
   つまり,「終了」を受信したということです。

タスクフォース

最近よく聞かれるのが,タスクフォースです。バリバリの軍事英語ですが,task(任務)✙force(部隊)と分解して翻訳しても訳の分からないところもあり,説明に困りますね。

taskとは,特殊任務を付与されたという意味になります。そして,forceは,それを実行するための機動部隊を指しています。特別に命令された任務を,状況に応じて素早く行動(機動)する部隊を指します。

タスクフォースは,緊急事態に臨時に編成され,その戦闘力をいかんなく発揮して,迅速に目標を達成する機動部隊であり,目標を達成したならば,直ちに解散して,人員や装備品は元の部隊へともどります。

これらの元の意味をしっかりと押さえておくと,ビジネスの面でのタスクフォースの意味がはっきりと説明できます。

1 会社・企業・政府などの組織で,緊急性がある重要課題が発生した
2 それらの重要課題を「早期に」解決するために,「臨時で」タスクフォースを立ち上げます
3 タスクフォースは,課題をどのように解決するかを考えるだけではなく,計画し実行します
4 会社の最重要事項なので,会社全体の代表として取り組む「責任と権限」があります
5 すべての部門から代表がでて,専門性を発揮して,動き回る(機動する)ことができます
6 短期集中で課題の解決を図り,課題解決後は「解散」します

ざっとこんな感じの働きをすることになります。

似たようなものに,プロジェクトチームとワーキングチームがあります。プロジェクトチームは,長期的な課題や目標に取り組みます。ワーキングチームは,タスクフォースとほぼ同義に使われています。

政府においては,ワーキングチームを立ち上げたあと,専門的な事項を重点的に検討するために,タスクフォースを設置するという関係にあります。つまり専門的な実働部隊です。

軍事英語を使ってインパクトのある会話を!

軍事用語は,誤解を与えないように,使い方や,意味を限定して,情報伝達する工夫をしています。 軍事用語を使うことによって,正確な意味や的確なニュアンスを伝えることができます。

その工夫された部分が,日本語のカタカナになると,少しぼやけてしまいます。せっかく的確に情報を伝達するために工夫された専門用語なのですから,その原意を利用しない手はありません。

新しい外来語やカタカナ英語を見つけた時には,ちょっと調べてみて,本来の意味を頭に入れておくだけで,英語の会話が数段レベルアップします。つまり,内容が分かれば,英会話も弾みます。

会話の中に軍事英語を入れ込むことによって,ぼんやりとしていたものが,きっちりと型取りできるようになり,焦点が定まってきます。これは,強みです。英語が伝わります。

インパクトのある軍事用語を使って,会話をきゅっ!と引き締めて,内容自体に「衝撃力」のある
「影響力」のある発言を楽しむことができると思います。

 

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