おはようございます。
木曜日のCozyです!
私,今欲しいものがあるんです。
それは「ジャージ」。
ジャージといっても,ベロア生地のジャージです。
最近,若い人たちがおしゃれなベロアジャージを着ていますよね。
とっても肌触りがよくて,欲しいんですよね。
そこで思ったんです。
そもそも「ジャージ」って何なのでしょう?
どうしてジャージって言うんでしょう?って。
実は,英語と日本語のジャージでは
ちょっとだけイメージが違うんです。
あなたも知ると,きっと誰かに話したくなりますよ!
―どうして「ジャージ」って言うの?―
そんなイメージがありますよね。
私の中学高校生時代,
必ず学校指定のジャージがありました。
体育の時間だけではなく,教室で授業を受けたり,登下校のときも着ていたり。
そんなイメージが強かったジャージですが,
今はとってもおしゃれなものの多く,
普段着としても着ている人も多いですよね。
でも,この「ジャージ」という言葉,ちょっと不思議だと思いませんか。
だって,ジャージって何なのだろう?
って思うんです。
そもそも何語?…と。
実はこの言葉のもともとの出発点は 服でもスポーツでもなく,イギリス海峡にある小さな島,
「ジャージー島」
だったんです。
この島では昔から,漁師たちが着る丈夫なニットシャツが作られていたのだそう。
海の上で働く人たちの服なので,暖かくて,丈夫で,そして動きやすい。
そのニットシャツは,いつしか島の名前
“jersey”(ジャーズィー)
と呼ばれるようになります。
つまり最初は,
「ジャージー島で作られたニットシャツ」
という意味で呼ばれていたんですね。
その後,このシャツに使われていた 「ニット生地」 が知られるようになります。
この生地はよく伸び,体にフィットして動きの邪魔をしない。
こうした編み生地は,のちに
“jersey fabric”(ジャージー編みの生地)
と呼ばれるようになったんですって。
つまり,
島名 → 島で作られたシャツ → その編み生地
と意味が広がっていったのですね。
そしてこの生地,ある用途にとても向いていたのです。
そう,スポーツです。
体を動かしても突っ張らないし,走っても動きやすい。
さらに,汗をかいても扱いやすい。
そのため,スポーツ選手のユニフォームに使われるようになっていきます。
たとえば,
“I bought a Dodgers jersey.”
(ドジャースのユニフォームを買った)
“Fans were wearing team jerseys.”
(ファンたちはチームのユニフォームを着ていた)
こうして “jersey” は,
「スポーツ選手のシャツ」
という意味で使われるようになったのだそうです。
―日本での「ジャージ」―
英語では “jersey” はスポーツ選手のシャツを指すことが多い言葉ですが,日本では上下セットのトレーニングウェアを意味する言葉として定着していますよね。
どうしてそんな違いが生まれたのでしょうか。
その背景には,日本でのスポーツウェアの広まり方が関係しているようなんです。
日本で「ジャージ」という言葉が広まったのは,1964年の東京オリンピックの頃なのだそう。
選手たちが着ていたスポーツウェアに注目が集まり,伸縮性があって動きやすいニット素材の運動着が日本でも作られるようになったのだとか。
そして1960年代後半になると,その運動着が学校の体操服として使われ始め,多くの学校で上下セットの運動着が採用されるようになったのです。
この頃から,
「体育の日はジャージ」
「ジャージ登校」
という言い方が一般的になっていったんですね。
もう一つ,英語では
“jersey”(ジャーズィー)
と発音しますが,日本語では
「ジャージ」
といいますよね。
英語の語尾 /zi/(ズィ) の音は日本語では表しにくく,「ズィ」が「ジ」に近づくことが多いんですね。
そのため “jersey” も,日本語に入るときに
「ジャーズィー」 → 「ジャージー」→ 「ジャージ」
という形に落ち着いたと考えられます。
もともと “jersey” は,ジャージー島のニットシャツを指す言葉でしたよね。
つまり,本来は編み生地の服。
ところが,日本の学校で使われているジャージは,必ずしもニットとは限りません。
ポリエステルなどの化学繊維のトレーニングウェアが多く,素材としてはもともとの “jersey fabric” とは少し違うものになっています。
それでも,日本では
「運動するときに着る服」
という意味で「ジャージ」という言葉が残りました。
ジャージー島の漁師たちが着ていたシャツが学校の体操服になり,
そして今では素材も変えた,おしゃれなベロアジャージまで登場し,街のファッションになっています。
そう考えると,「ジャージ」という言葉も,ずいぶん面白い変化をしてきたんですね。
やっぱり欲しいなぁ。
でも若くはないので,ただのおじさんジャージになっちゃうかなあ。
と悩んでいる私です。
それでは,今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。









